リニアの駅前。道は、登校する学生で混雑し始めた。
GM/?「見つけたぞ、佑苑!!」という野太い声が。
龍之介「はい、先に行くよ〜」
有子「何、何?」
愛美「佑苑くん、後で。じゃっ。」
佑苑「さようならぁ〜」
木の上に登っている人の身体は大柄。乗っている枝がみしみし言っている。怖いのか、ちょっと幹にしがみついてる(笑)。
ゆかりかっこわりぃ。
叶なら、登るなよ。
龍之介こいつを見ると誰かを思い出す。
佑苑「おはようございまーす。」
GM/?「ようやく、今日こそ勝負を!」みしっ!「あぁぁっ。」
一同(笑)
GM/?「……つけてやる!!」
佑苑「大丈夫ですか? 落ちそうですよー。」
GM/?「俺に憐みをかける……」 ぴしっ!「あーーーーっ!」
一同(笑)
佑苑「それじゃ、また学校で。」
GM/?「待てぇ! 佑苑!!」 ばきっ!!
「あぁーーーーーーーーーーっ!!」
一同(笑)
GMどさっ。
ということで、自称、佑苑の永遠のライバル、庫門蒼馬(こもん・そうま)の登場です。
佑苑「おはよう。」
GM/庫門しばらくすると起き上がってきて。
佑苑「タフだね〜」
GM/庫門「この程度でこの俺がやられるものか。勝負だ、佑苑!」
佑苑「どこで?」
GM/庫門「ここでに決まっているだろう!!」
一同(笑)
佑苑「ほんとにやるんですか?」
GM/庫門「当たり前だ、貴様ときたらいつもいつも俺との勝負をすっぽかしやがって。」
愛美「ほら、佑苑行くよ〜。リニア、出発しちゃうよ」
一同(笑)
佑苑「それじゃ。」
一同(笑)
GM/庫門「こら、待て!!」
佑苑「とりあえずリニアに頑張って追いついて下さい。」
GM/庫門「ちょっと、待てぇー!!」
一同(爆笑)
愛美プーーーーー(リニアの発車ベル)
GM追いつけるか、そんなの!!
愛美しゅっぱーつ。プシューー(リニアのドアが閉まった)
龍之介ガタンガタン、ガタンガタン (リニアが走り出した)
GM/庫門「ゆーえーーーーーーーーーん!!」
一同(爆笑)
当然、あっという間に豆粒みたいに小さくなる(笑。
佑苑「あー、しつこいしつこい。」
有子「お友達ですか?」
一同(笑)
龍之介「難儀だよな……。」
佑苑「いやぁ、まー、友達になるのかな……。」
愛美「あれが佑苑くんが体育館を押さえようとした人?」
佑苑「そうそうそう。」
龍之介「う〜ん……。」
佑苑「ったく、いっつもいっつも何考えてんだか。」
べるないつもいつも、君の事を考えている。
一同(笑)
宗祇確かにそうなんだろうけど、何か表現にすごい語弊が。
ゆかり想われてるんだぁ〜。
鬼堂「そろそろ相手をしてやったらどうだ?」
佑苑「そういう気持ちの悪いことを言わないでください!」
鬼堂「一度付き合ってやれば、気も晴れるだろう」
宗祇彼の立場がよくわかるんだね、鬼堂くんは。
一同(笑)
佑苑どういう意味で分かってるんですか。
宗祇いや、挑戦される立場だし。
GMいや、想われる立場だよ。
一同(爆笑)
GMま、そんなことが、そんな平凡な日常風景……
一同平凡なんかぁっ!(笑)
場面は変わって少し時間が過ぎた頃。遅めに登校する、べるな。
べるな時間を見て、ぎりぎり間に合う時間になるまで待つ。事前に食パンを(テーブルに)置いといて……。
一同(爆笑)
ゆかりわざわざ、わざわざか……。
べるな(腕時計を見ながら)3・2・1「遅刻、遅刻!!」
一同(爆笑)
GMシチュエーション、好きね(笑)
べるな走って行きます(笑)
龍之介パン、くわえてるよ……。
べるな第1チェックポイント通過。
一同(爆笑)
GM3秒遅れてるよ〜(笑)
べるな角は必ず曲がって転校生の男の子とぶつかる。
一同(笑)
ゆかりぶつからなきゃいけないんだ(笑)
一同(爆笑)
さて、ここで話を戻して……。
べるながリニアの駅に到着する辺りまで走ったところを男の声が呼び止めた。
「ちょっと待て、倉橋べるな!!」
べるな食べかけの食パンを手に持って、立ち止まる。
GMそうすると、がっちりした体格の男がそこにいるよ。
べるななんじゃらほい、と思って、立ち止まって上から下までとくと 眺めます。
GM/男「お前、生徒会メンバーの倉橋べるなだろう!」
べるな「そーでーっす。」
GM/男「じゃぁなぁ、これを佑苑若杜に渡しておけ!」
べるな「えー!! ラブレターですかっ!?」
一同(大爆笑)
GM/男「ちゃんと、よく読め!! 果たし状だぁっ!」
べるな(果たし状の文字を一字ずつ追いかけながら)」「ら・ぶ・れ・た・ー」
一同(笑)
GM/男「ちがーーーうっ!」
べるな「(らぶれたーという)ルビを私がっ!!」
GM/男「振るなぁっ!!」
一同(笑)
べるな「君へ挑戦、って言う意味じゃないんですか?」
一同(笑)
GM/男「何を勘違いしているんだ、お前は!」
べるな「だって……。照れてる、照れてる〜。」
一同(笑いが収まらない)
べるなとりあえず、手に持った食パンは食べてしまいます。 「で、これを誰に渡すんですか?」
GM/男「だから、佑苑、若杜だっ!!」
べるな「なんていって、渡せば?」
GM/男「渡せばわかるっ! ヤツに果たし状を渡すのは、世界にただ 一人、この俺しかいないんだからな!」
べるな「それで、何くれるんですか?」
一同(笑)
べるな「最近ほしいのは……」
一同(笑)
べるな「ちょうどいい大きさのバッグがなくて困ってたんだけどー。いいや、別にそのことはまぁいいとして……」
GM/男「あ、あの、そ、その……え、え、あ、あ……。」
一同(笑)
べるな「そういえば、ピンクレディーのコスチュームもほしかったし……」
一同(爆笑)
GM買えるか、んなのーーーーーーーー!!
べるなべるのとUFOを踊るための(笑)
叶(ピンクレディーの振りつきで)UFO!
あまりにも笑いが収まらないため、ちょっと割愛いたしました(笑)。
GM/男「と、とにかく、それを渡せばいいんだ!」
べるな「やだ。」
佑苑がーん。(笑)
一同(笑)
べるな「何かくんなきゃやだ。じゃなきゃ、これをラブレターに書き換える。」
一同(笑)
GM/男「……報酬は、佑苑が払ってくれるそうだ!」
べるな「それは、どういう形で払ってくれるのかなぁ〜。」
GM/男「それは、秘密だ、秘密。謎めいていていいだろう。」
べるな「わかった、じゃ、このラブレターを。」
GM/男「ラブレターじゃなくて、果たし状だ。」
べるな(聞く耳持たず)「あ、リニアが来ちゃった。それじゃぁ!」
GM/男「頼む、ルビ振らないでくれよー!」
べるな「振っといて? あ、ルビ振っておけばいいのね!!」 ぷしゅーーーーーーー(リニアのドアが閉まる音)
一同(笑)
べるな「さようならーーー。」
GM/男「人選を誤ったような……。」
べるな「わーい、わーい。佑苑くんにラブレターだって〜♪」 と、リニアの中で叫ぶ。
一同(爆笑)
べるな「あ、名前聞くの忘れちゃった。」 と、封筒の裏を見る。(差出人の)名前はなんですか?
GM庫門倉馬。
べるな「庫門倉馬くんから、佑苑くんにラブレターだ〜♪」
一同(爆笑)
宗祇遅刻寸前のリニア。結構うわさ好きの人間が……。
一同(笑)
ゆかり多いだろうね〜。
龍之介佑苑被害大だな。
GM佑苑委員長に恋人……という声は九重千鶴。
一同(笑)
GMあ。季節を言うのを忘れた! もう4月になっています。
愛美学年は上がってる?
GMあがってます。
有子クラス替えは?
GMないんじゃないかな……。あったとしても、知り合いにはクラスの変化がなかった。
龍之介3年か……。
ゆかり3年だ……。
べるなとりあえず、その果たし状をバッグの中に入れて、学校に 向かいます。
© 1997 Member of Taisyado.