鬼堂が保健室に到着し、ようやく全員集合。
鬼堂「待たせたな。」……ころころ。 一同(爆笑) 龍之介あっちゃー。(いい目が)出てるよ…… GMそんなところに[加速]を使うのか……。 一同(笑)
鬼堂を交えて再度情報交換がされる。
鬼堂「そうか…そっちも出たのか。」 ゆかり「ということは信吾くんの方でも…。けが、ない?」 鬼堂「まぁ、ちょいと腹が。」 ゆかり「あ、…クリティカル」 GM「疲労しないね」
ということで、ゆかりに[小治癒]をかけてもらい、完全回復。
その間に鬼堂にお茶を出す有子。
有子「私も噛みつかれたんですよ〜」 愛美「……ってことは、(狙いは)女の子だけじゃないのね。」 佑苑「まぁ、そうですね。」 ゆかり「見えたのはなんでだろ……他には何か見えた人は?」 鬼堂「君島がおぼろげながら見えたようだ。」 佑苑「"裏生徒会"と関わったからですかね……。」 ゆかり「能力か…。」 鬼堂「主将が何か感づいたようなことを言っていたが、俺たちの様子を見て推測しただけなのかもしれん。」 ゆかり「あの人はわからないからね〜。」 愛美「つかみ所無いし……」 GM(ピースしている) 愛美「胡散臭いし……。」 一同(笑) 鬼堂10年後にピースする高校生はいるのか!? 一同(笑) GMいるんだよ、きっと。ピースの伝統は永遠に受け継がれる! 龍之介すごいや。 有子指使いが変わってたりして。
ベッドに寝ていた女の子が起き上がったようだ。
ゆかり「じゃ、みんな静かにして」って言って、隣に来て。 龍之介隣に来て。 ゆかり「こなくていいわ。(苦笑)」 宗祇「天草、お前に話がある。」 くっ。くぃっ、ずずずずずずずずず……。 龍之介「何を言っているぅ〜。彼女が目覚めるのはやっぱり王子様のキッス〜♪ 鬼堂ガスガスガスガスガスガスガスガスガスガス…。 佑苑おらおら〜。 一同(笑) ゆかり「あら、気が付いたかしら。」 GM/少女「何か騒がしいみたいですけど……。」 ゆかり「はい、そっち。静かにするの〜!」 宗祇「鬼堂、天草を廊下へ出すか?」 愛美ぱしっ!(扇子の音) 龍之介いてててぇー。
とりあえず、少し静かになったようだ。
ゆかり「気分はどう?」 GM/少女「気分は何とか。」 ゆかり「まぁ、何とか……龍之介くんと霞くんが連れてきてくれたみたいだけど。」 GM/少女(龍之介を見て)「どうも…。」紀家くんを見て「こんにちは。」 ゆかり「倒れてたって話だけど何があったのかしら。」
少女の話をまとめると、
「裏庭を散策中、おぼろげな犬のような狼のようなものを見つけ、不思議に思い近づいたが、一点を見つめたまま動かなかった。少し怖かったが触ろうと手を出したら、急にほえられた。後は覚えていない。」
という。
ゆかり「犬はどこを見ていたの?」 GM(指で指し示しながら)「あっちの方です」龍之介くんはわかるけど、その方角は、龍之介が駆け出してきた方角だね。 愛美「何年何組のどなた?」 GM/少女「2年E組の藤家狭霧(とうけ・さぎり)です。」 GM紀家くんが「藤家って…?」と訝しげな顔をします。 ゆかり「何?」 GM/紀家「ん? うぅん、別に…。」 ゆかり「藤家さん、もうしばらくいてもいいわよ。」 GM/藤家「いえ、ちょっと用事もあるし…。」 ゆかり「そう。じゃ、気をつけて。また、何かあったら連絡お願い。」 GM/藤家「わかりました。どうもありがとうございます。」 ゆかり「お大事に。」 GM/紀家「ちょっと僕も…。」 ゆかり「ちょっと待って。さっき、何か言ってたでしょ。」 GM/紀家「何を?」 ゆかり「藤家さんに関して何か知ってるでしょ。」 GM/紀家「知らないよ」 龍之介えーーーーーーーーーーー。紀家くぅ〜ん♪ 一同(笑) 龍之介「ったくも〜ぅ。」 GM/紀家「何も知らないってば。ちょっと気にかかることがあって。何だかよくわからないけれど報道委員長の勘かな、勘。」 愛美「報道委員長の勘なの? それとも紀家霞の勘なの?」 GM/紀家「報道委員長の、ってことにしといてよ。」(笑)
ということで、紀家も外へ。
宗祇あ、忘れてた。プレイヤーとして連絡。叶くんのプレイヤーから電話があって(今回は都合で参加できないので)罠にかかってしまったか、考えがあって単独行動していることにしてくれ、って。 佑苑なんだ、今頃は、入院して点滴でも打っているかと(笑) 一同(笑) 龍之介それ、一番、なんか、らしい。 一同(笑)
今回の事件の検討に入る。
愛美「私、気になるんだけど、どうして藤家さんはあの犬が見えたのかしら。」 ゆかり「あと見えたのっていうと…。」 愛美「君島くん……でしょ。」 佑苑「あいつは"裏生徒会"と関わったから何らかの力がついたのでしょう。」 愛美「ということは、一般生徒には見えないはずじゃない? 基本的には。料理部だって、誰も見えなかったって話だし。」 佑苑「まれにいる、人じゃないですか?」 宗祇「資質がある、ってやつか。」 愛美「なんだか気になるのよね。この『家』っていう字が。」 有子「あっ!! そうか!! おぅ!!」 愛美「そして、『霧』」 有子おぅ! おぅ!! 愛美なぜか似ている、気になる。 有子(藤家狭霧の名前を書いた)下に紀家霞って書いてみよう。 一同…(笑) 宗祇あえて書かんでも… 有子ここが似ている、ここが似ている……。 ゆかりそれは、気づいてたよ。 愛美やっぱり、そうだよね。 佑苑今までの話から考えると狙われているのは全員委員長ですか。 宗祇だろうな。 佑苑被害者は、なし、っと。 宗祇ただ漠然と委員長を狙っているのか、それとも…。 佑苑あと憎しみを抱いているとか。えーっと、私たちに憎しみを持つものは。 愛美多すぎるんじゃないか。 宗祇"裏生徒会"関連を調べたら本当にきりがないな。 愛美探ろうにも手立てがない。 龍之介情報を集めるしか、今はないよな。 ゆかりどんな? 龍之介それは、良く言うじゃないか。「殺人がないと犯人は見えない」ってね。 GMつまり新たな犠牲者を待つってこと? 龍之介yes 宗祇ここにいる人間は全員おとりになりうるのだから…。
――緊急連絡、緊急連絡。
非常事態を告げる"ノア"の声が全員の腕時計から響いた。
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