4.
GMということで、翌日になりまーす。まず、1限目。遠野先生の日本史。 GM/遠野「おや? 天草くん……君は……」 龍之介「こんにちはぁ〜♪ 1年で〜す♪ 一同(笑) GM/遠野「ま、君の知識は1年のようなものだからね。」 がびーーーん(笑)。 GMでも、それに笑っているのは数人くらいだね。あとは、ちょっとぼーっとしてる。 GM/遠野(叶を見て)「君もかい?」 「いやぁ。ちょっと、彼のサポートに。」 龍之介一年にサポートされる二年って一体……!! 一同(笑) ゆかりま、いいじゃないか。レベルは同じだ。 一同(爆笑)
授業を受けるが特に異常はない。
GMその頃の鬼堂くん。(化学の)中崎先生の所だね。化学実験室の外で張っている鬼堂に聞こえるのは…… GM時折、「はぁ〜ん? こんな物もわからないのかね、君はぁ〜。」とか聞こえたり「その実験、この間、鬼堂くんも失敗したよ〜。」 一同(爆笑) 龍之介有名有名♪ 鬼堂なんったることかぁっっ!!
襲われても“知りませんでした”で済ませてやろうか……
佑苑襲う犯人になってみたらどうです?? 鬼堂(竹刀を振りかざす真似をして)危ない、先生!! 一同(笑)
英語科準備室で仕事をしている李先生に付いているゆかり。
ゆかりハーブティーとか出しながら、お話ししてみる。 GM/李「ありがとう……でも、授業、大丈夫?」 ゆかり「大丈夫です。たまには私も気分転換しなくちゃいけませんから。」 一同(笑) GM/李「生徒会のメンバーは、優秀な頭脳を持った生徒だって、有名ですものね。」 ゆかり「……優秀かどうかは分かりませんけどね。」
何事もなく2限に移る。
李先生の視聴覚室の授業も何事もなく終わった。
1Eの国語でも、変わったことと言えば、無反応な生徒が多いおかげで先生が戸惑っているくらいだった。
(愛美:反応が少なすぎて先生が授業しづらいんだろうね。)
2限の中崎先生に付いている宗祇に、聞こえるのは……
GM「君、こんな事もわからないのかね? 困るよ〜!!」
 とか、
「また、その実験で失敗したのかね? はぁ〜、これで、鬼堂くんに続いて3人目だよ……」
一同(爆笑) 鬼堂何故俺を引き合いにだすぅ〜っ!! 龍之介リーダー格!
愛美はコンピュータ同好会の部室で、法本が接続した先を探そうとしていた。
GM確かに外部に接触していたことは分かるけど、そこまでだね。ってとこで、カラカラ……って、扉が開いたよ。 愛美「誰〜?」(←結構、のんき??) GM「やっぱりここにいた。」といって、東先生が。 愛美「せぇんせえーっ!? どうなさったんですか?」 GM/東「いやぁ、ちょっと。今、暇だから」 愛美「はぁ……コンピューターにでも興味があるんですか??」 GM/東「ここら辺で江島さんにご教授願おうと思って。」 愛美「第3項発令すると、いつもここにいるのばれちゃいました??」(←第1話参照) GM/東「ここにいるんだね……めもめも」 愛美ああああああああ!! 「しまった……」 GM/東「第3項が発令されると、生徒会メンバーはこぞっていなくなるからね。先生たちも困ってたよ。」 佑苑(龍之介を指して)いなくなる!! GM/東「今、何をやってたんだい?」と、愛美さんのパソコンの前に行く。 愛美「調べものですよ。」 GM/東「何が何だか全然分かんないな……」 愛美「分かってそうですけどね……」 GMで、愛美さんがちょっと教えてると、すべてのパソコンに電源が入ります。
画面が明滅を繰り返している。
白、黒、白、黒、と、交互に。

――来たわね、“電脳教授”。

明滅の感覚は短くなる。

――おそらく狙いは……私一人。東先生を、外に……。

愛美がそこに至るまで、ほんの数秒。
だが、時すでに遅し。
すでに、画面からは一人の老人が抜け出ていた。

「え、江島さん。これは……!?」
愛美先生を後ろにかばいながら下がる。と同時に腕時計からSOS! GM押した、と。その老人の顔がどんどん近づいてきたよ。 愛美とりあえず、かばいながら後ろに下がる。 GM東先生、後ろで躓いたのか知らないけれど「うわっ、とととと……」 愛美「どうしたんですか?」 GM/東「何でもないよ何でもない」 愛美「どーしたんですか! いきなり入ってくるし、今日は!?」
そう言いつつ、後ろへ後ろへ下がる。
GM/東「今日はツイてないな……」
周りのパソコンからは火花が出ている。
東先生が何事か呟くが、その放電のせいで愛美には聞き取れなかったようだ。
GM「我が名は“電脳教授”……」
合成音声のように、2重になったような声で(抜け出てきた)老人が言うよ。
愛美「一体あなた、何しに来たの。」 GM/電脳教授「我が愛する者を守るために、お前を消滅させる。」 愛美「私を!?」 GM/電「お前は邪魔だ。」 愛美「ほう……」
その頃、愛美のSOSを受け取った佑苑だが……。
GM/ノア「佑苑委員長。強力なジャビングが掛かっており、映像の受信ができません。」 佑苑「……」 宗祇テレポートは使えない、か。
佑苑が受け取ったSOSの回線は、緊急回線を通じてノアに届いただけのため、地下生徒会本部にいる佑苑が連絡を取らない限り、他の委員長達が知ることはない。
佑苑「何も、できないのか……?」
一方、映像が出ないことになってるとはかけらほども思っていない愛美。
愛美もうすぐ来ると思って粘ってる。 GMようやく態勢を整えた東先生が
「僕が奴を引き付けるから、君は速く逃げろ。」
愛美「東先生、何を言ってるんですか!!」 GMって、言った瞬間に東先生はもう駆けだしている。
「うわーーーー」って言って。あっさり、ぱしーーっ。
一同(笑) GM教室の反対側まですっ飛ばされてる。
愛美は[超能力阻止]をしようと試みるが効かない。
GM/電脳「我には通用しない。覚悟を決めろ。」 愛美「……この役職に就いてから、いつも覚悟は決めているわ。」
“電脳教授”が[電光]を飛ばす。
愛美5以下なんか、でねぇーよ。
(ころころ)はい、どーぞ。くらいましたよ。
GMで、君がくらうと思った瞬間!! 龍之介きたっっ!! 宗祇きたっ!! ゆかりきた!! 愛美きたきたっ!! 一同(GMを除く)きたーーっっ!! 一同(爆笑) 佑苑やーっぱり、きたよぉ。
まだ、誰が来るとも言ってないんですが、みんな分かったようです
GM一瞬、君の視界が真っ白に染まるんだけど、
「この程度の相手に手こずっているとは……。江島愛美、お前もまだまだだな。」
愛美もぉーーーーーーっ!!(←悔しいらしい) GMと言う声が聞こえます。で、魔術師のマントが、パチパチと放電をまとわりつかせてる。それでも、さり気なく、君を守っているけど。 愛美「ありがとう……魔術師……」 GM/魔術師「今度は“明法博士”か。相変わらず、レベルの低い。」 愛美「でも、私じゃ無理ね……」って、どーすればいいのよ、これ。 GMいきなり現れた魔術師に“電脳教授”は驚いてる。といっても、眉をぴくりと動かしただけだけど。
「……“明法博士”は、どうした。」

魔術師の声に“電脳教授”は一歩ずつ、下がっていく。

――"裏生徒会"は、魔術師の存在に気づいていないの?
  それとも、ここに現れると思っていなかったの?
GM/魔術師「江島愛美。連絡はとれないのか。」 愛美「さっきからやってるけど、来ないって事は、だめみたいね。」 GM/魔術師「……ジャビングか……ここは、私に任せろ。お前は早く他のメンバーの所に逃げるがいい。」 愛美「……お願いします。でも、東先生、どうしましょう?」 GM/魔術師「あれは、私が預かる。安全な所に帰しておく。安心しろ。」 愛美「お願いします。」って、外に出て、佑苑くんに連絡します。 佑苑「はいはい。さっきまで、ジャビングあったようですけど、どうかしましたかぁ〜??」 愛美……ばか者。
かちゃーんっ、って思いっきり蓋を閉めて、地下生徒会本部に向かいます。
地下生徒会本部で、今まであったことを佑苑に話す。
愛美とりあえず、龍之介くんは戻した方がいいかもしれない……
腕時計で、みんなに連絡を入れます。襲われたことと、明法博士ってのだってことと、法本っぽい事と……。
平安時代の官職で“明法博士”というのは、法律のことを教える先生のことだという、註がGMから入りました。
今回、魔術師編初参加になる、叶くんのために、"裏生徒会"の怪人のことや、命名規則(笑)、魔術師に関してなどがおさらいされていきます。
分からない人は、前までのリプレイを読んでね♪ というわけで、ここでは、カットです。

プレイヤー達は、張り込みをどうするかで悩んでいる。
愛美も法本が主犯だ、といいつつ突っ走れないらしい。
(ゆかり:この校風が嫌いな中崎ってことも……)
その長さに、GMが席を外している(笑)
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