GM生徒会室に移動するって言ったメンバー…… 龍之介すみません。その前に、遠野先生の方にちょっと。 ついてこー、っと♪
龍之介と叶は遠野先生に会うために社会科準備室に行く。
GMちょっとおぼつかない手つきでパソコンをやってる。 龍之介「先生、大丈夫ですか?」 GM/遠野「あぁ、大丈夫だよ。」
かちゃっと電源を切って、「で、どうかしたのかね?」
龍之介「……せんせ、何か打ってたんですか?」 GM/遠野「あぁ、書類……かな」 龍之介……日本史で分かんないところがあって 佑苑いつも寝ている人が何を言ってる! 怪しいぞ。 龍之介怪しいか…… GM/遠野「で、どこが分からないのかな?」 龍之介「全部……」 一同(大爆笑)
日本史の勉強の仕方を聞く龍之介。
だが、試験に出るポイントは? と聞いてもはぐらかされてしまう。
龍之介「そういや、李先生受け持ったって言ってましたね〜」 GM/遠野「あぁ、彼女はいい生徒だったよ。もちろん、いい先生でもあるがね。」
ここで、叶が[思考感知]を試みるが、失敗。
龍之介「でも、なんだか、今、悩んでいるみたいですね。さっきも聞くのが辛いような雰囲気で……」 GM/遠野「チェンホワは、少し責任感の強い子だからな……。」 「責任感の強いのはいい事じゃないんですか?」 GM/遠野「だが、あんまり自分を縛り付けてはいけないと思う……だから、時々それを解放してあげたくなる。」 龍之介「1Eで何かあったんですかねぇ?」 GM/遠野「私にもよく分からんのだが……」 龍之介「李先生も今度のクリスマスパーティーで踊って元気になってくれると良いんですけどね……先生は出るんですか?」 GM/遠野「いや、わたしはもう出ないよ。そんな年でもないしな。」 龍之介「でも、もしかしたら李先生、踊りたがるかもしれませんよ……李先生って男いるんですかね? 先生って結婚率悪いって聞きますけど……。」 GM/遠野「(苦笑)確かに私も独身だが、ね。」 ゆかりそうだったのか!! 龍之介はぁっ!? 宗祇孫もちじゃなかったのか!! 龍之介「李先生って彼氏いるんですか?」 GM何となく……。黙っちゃうよ。
コロン……。
万年筆が足元に落ちた。

「おや? 何か落ちたかな……?」
「!? 万年筆ですけど……」
「あぁ、そうか……」

――床を『手探り』ぃぃぃぃ!!

「先生、目ぇ、悪いんですか?」
GM/遠野「さすがにこの年になるとね……」 佑苑すさまじいまでに怪しいですね。このじいさん。 龍之介[感情奪取]行きます。 GM奪取ぅぅぅ!? ま、いいですけど。 龍之介[魅了]しろって!? そう言うわけにもいかないでしょ。 ゆかりで、完全に同一化するわけだね…… 龍之介[魅了]♪ 一同(笑) GM方向転換だね……威力レベルは2だから、最高2日間だね。 宗祇それまで教えていた日本史の先生がなぜか突然お休みになって、 佑苑熱っぽい目でみつめる…… 龍之介や〜ん。いぃーやぁー。
[感情奪取]にするようだ。(笑)
だが、結果は、失敗。
叶が再び[思考感知]を試みる。
……『4』はクリティカルかい? GMそう、クリティカ…… 龍之介わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜いっ!!
叶の脳裏を駆け巡ったのは、李先生への父性愛。

――麗しき愛だ……ん。

うっすらと感じる、自分たちへの驚き。

――これは、まずいかもしれないな。
龍之介驚きってどういう? GM今何かされたような気がする……心が揺らいだようなっていう。ある程度心が読めるから。 これってまさか……。 龍之介まさか俺は若者に!? GMお前ら何考えてんだよーーーー!! 愛美もう、問題児一括りにして川の中に捨てちめーー!! 龍之介きゃぁ〜、捨てないでぇ〜! 佑苑いいですよ。表裏一体って感じで。 愛美表裏一体だからこそ、くっつけて。 一同(笑) 龍之介いやぁ〜ん♪ そうしたら、完全体になっちゃうよね。 佑苑完全体プレイボーイって、裏も表も使い分けるってことですか? 龍之介そういうことです。(きっぱり) 佑苑いやぁーーーーーーーー!! ゆかりとりあえず、ロープ、切れないようにしておくから。 龍之介うん。 鬼堂だが、この二人では両面が自己主張をし始めるような気がする。 一同(笑) GM/遠野「さて、ちょっとわたしは職員室に行かなくてはな……」 龍之介「分かんなくなったら、また、教えてくださーーい。」 GM/遠野「ちゃんと勉強してきてからな。」 龍之介「勉強の仕方が分からないから、しょーがないじゃんか……。」 GM/遠野「……君みたいな生徒にあの理論があったらなぁ……」 「何か、新しい理論でも?」 GM/遠野「いや、古い理論さ。」 龍之介「何か、勉強法で理論を打ち立てたんですか?」 GM「私じゃないよ……20年前にね……」
遠野先生に上手く誤魔化され、それ以上は何も聞けなかった。
GMじゃ、改めて生徒会室の方に場面を移しましょうか。 愛美「どう? 佑苑くん。何かあった?」 佑苑「……何か、ありました。」 愛美「どうしたの? 顔色悪いよ?」 佑苑「……頭がくらくらして……」
で、李先生を襲うという声明が届いたことを知る。

――まさか……。

「それ、何時くらい!?」
「確か、……17:30くらいだったと。」

――やっぱり……。

ウィィィーーン。

扉の開く音に二人が顔を向けると、ゆかりと宗祇が入ってきた。
愛美「どうだった?」 ゆかり「まぁ……」 宗祇「白」 ゆかり「と、いうことね。そっちは?」
愛美は、今までの事を告げる。
GMそうすると、今度は龍之介くんと、叶くんのコンビが到着するね。
そして、鬼堂も地下生徒会本部に集結し、情報交換がなされた。
愛美「で。李先生と化学の中崎が一緒に歩いてるのを見たって……。」 龍之介ひゅるるるるる〜〜 一同(笑) 愛美「で、それを法本がかばって。みんなが法本に『何でかばうんだよ〜』っていったら、李先生が法本をかばった、と。それを称して『えこひいき』らしいわ。」 龍之介「えこひいきなのか、それ〜??」 「そう思った。」 愛美「たぶん、これだけじゃないと思うのね。」 龍之介「今までに何かあったってことか。」 愛美「そう。おそらく、今までに法本から李先生への想いが見えてて、そこに、李先生が何らかの関わりを持ったんじゃないかと思う。これだけで『えこひいき』だなんて言うような人たちじゃないからね。紀家くん、いる?」 GM/紀家「何?」 愛美「李先生と中崎って何か聞いてる??」 GM/紀家「えっと。ちょっと待ってね……裏情報のリスト75に入ってるけど。」 なんじゃそりゃ。 佑苑「報告者は??」 GM/紀家「どうも、本当みたいだけど。」 龍之介「うっそ。本当なのぉぉ〜〜?」
二人は校外のちょっとムーディーな(笑)場所を一緒に歩いていたのを、生徒に見られたという。
佑苑「生徒もムーディーな場所に行ってたんですか!?」 一同(笑) GM/紀家「……少なくとも、この時に一緒にいたっていうことは、確かだね。それが、どれほど深い付き合いだったかは、僕は興味がない。」 愛美「ありがとう。紀家くんの情報は信憑性が高い。当然だけど。」 GM/紀家「なんでこんな所だけ、従姉の血を引いたんだろう……」
「ノア、うちの部室の映像をお願い。」
「承知いたしました。」

ウィィーン。

「法本を、拡大して。」

ウィーン。

「さすがに、画面は無理、か……。」
「角度的に難しいです。辛うじて、人物のような影が見えますね。」
「この間の、と比較してはもらえないか。」
「承知いたしました、佑苑委員長。」

ウィーーン。

「同一である可能性がないとは言い切れません。」
佑苑「……狙った所だけに流すことができるのか……。」 宗祇「なぜ、あいつが李先生が襲われるなどという、脅迫状を書く必要がある。」 佑苑「被害者に見立てて、って、ところでしょうか。」 龍之介「とりあえず、明日李先生が襲われるっていうのがきたんだね。で、それは、サブリミナルを意識していないんだね。」 愛美「そうでしょうね。」 龍之介「っていうことは、みんなに対する……」 佑苑「警告ではないでしょうか。」 宗祇ここへ向けて送られてきたもの?? 愛美明らかに催事実行委員会室に向けられて送られたもの。 宗祇「生徒会の委員長たちに向けて、と考えるのが筋だな。」 愛美「さすがに、"ノア"の存在は知らない、と考えて良いわね。」 GM普通知らんなぁ……。 GM/ノア「そのことから、生徒会特務規約第3項は発令可能と思われます。」 宗祇やっと、半ばを過ぎたのかな、どうにか(笑)
これからどうするのか、さんざん対策を練ることになる。
相手の目的が分からないことと、脅迫状に時間が明記されていないことがネックになり、なかなかよい対策が思い浮かばない。
GMあ、第3項発令するんなら、東先生に連絡頂戴ね。 愛美わかった。でも、東先生にまた「今度は何が起こったのかい?」って言われるのは嫌なんだよなぁ……どうやって誤魔化そう……。 宗祇それは、対顧問対策委員長の江島愛美の仕事…… GMなんか……押しつけてるよ!! 一同(笑) 龍之介だんだん役職が増えて行くぞ! 愛美てめぇら、覚えとけ……(笑)
東先生に生徒会特務規約第3項の発令をお願いします。
GM/東「う〜ん、なるほど。特務規約第3項遂に発令か。で、どんな事件なんだい? ひょっとして、例のコンピューター関係?」 愛美「生徒会役員に向けて挑戦状と言うべき物が送られてきました。」 GM/東「ほぉっ。それはまた酔狂な。」 愛美「努力は、する……つもりで、すが……」
愛美にしては、歯切れ悪いです。
GM/東「しかし、都合が悪いな……。」 愛美「都合が悪い?」 GM/東「いや、何でもないよ。そんな、僕はコンピュータ関係、疎いから。」 愛美「いや、東先生は、やらないと見せかけてやっていると思いますけど。それでは失礼いたしまーす。」 GM/東「がんばってくれ。」
録音した法本の音声を聴き、今回の脅迫状は法本の犯行という意見で一致。
対応策をまとめた結果、授業ごとに、李先生・1Eに張り込むこととなった。
(ゆかり:「怪しいと思ったら当たってみるしかないわよね。」)

時間わけは以下の通り。
李先生のスケジュールは、
1.3限が空き、2限が視聴覚室、4限が1Eである。

1Eは1限が遠野先生の日本史、2限が現代文、
3限が情報センターでコンピューターの授業、4限が李先生の英語、5限は音楽である。
  1Eのメンバー 李先生
1限 天草・叶 ゆかり
2限 ゆかり・鬼堂(外)
3限 愛美・叶・宗祇(外) ゆかり
4限 愛美・叶・ゆかり・宗祇・佑苑・鬼堂
(叶以外全員外)
5限 なし なし

ここに載っていないとき、
愛美はコンピュータ研究会の部室、
龍之介は遠野先生の見張り、
鬼堂は化学の中崎の見張り、
佑苑は地下生徒会本部に、
宗祇は、1限が地下生徒会本部、2限が中崎の見張りに
それぞれいることとなった。
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