3.
GMじゃ、先に演劇部の方に行きましょうか。再びオペラハウス。 龍之介「ちわぁ〜っす。」 GM/英「遅いぞ、天草!」 龍之介「俺だって、仕事があるんだよ。」 GM/英「何の……あっ、そう言えば、委員長だっけ?!」 龍之介ひどぉ〜い!(泣)
「俺、一応、委員長なのにぃ……。」
一同一応……。 GM自分で言うな。(笑) 龍之介「みんな、元気でやってる?……楓ちゃん、来てるの?」 GM/英「あぁ……。」
だが、滝川楓の演技に精彩はない。
龍之介は香具坂守里や、滝川楓に色々話を聞くが埒があかない。
守里は何も知らないと言うし、楓は無感情である。
龍之介「君、コンピューター室とかに近寄らなかったかなぁ?」 GM/楓「はい、授業で使いましたけど。それが何か……」 龍之介「いや、最近画面見てると頭疲れてきてさぁ。んなことない?」 GM/楓「私は、画面を見ていると心が安らぎますけど。」
と、夢見る瞳になっていくけど(笑)。
龍之介「じゃ、今度君のお薦めのホームページ、一緒に見に行かない? っていうか、教えてくれない?」 GM/楓「……いいですよ。」 龍之介「じゃあ!」 GMと言って、振り向くと後ろに守里くんがいるね。
「何か、今の滝川さん、滝川さんじゃないみたい。」
龍之介「お前も風邪引かないように注意しろよ……あぁ、あと、最近映像の状態があまり良くないらしいから、そういうとこ、近づかない方がいいぞ。」 GM/守里「そうなんですか……。」 GMんっと、次は……じゃ、美幸さんに聞きに行くって言ってた方に行きましょう。とりあえず、陸上部。走ってますけど……確かに、何か以前と違うような感じがします。輝きが足りないような気がするよ。(笑)
そこら辺の文学的表現を鬼堂くんができるかどうかはともかく。
愛美やっぱり、得意科目は日本史なのかな? GM古典が得意?? 鬼堂さぁ……。 GM何ってったって大和朝廷から生きてるもんね。 一同(笑) 鬼堂練習しているのは男女合同かな? GMそうだね。 鬼堂じゃ、そこら辺の男子生徒を捕まえて、
「練習中すまないが、紫典美幸さんを呼んできてもらえないか。少し話がある。」
GMで、来るけど。
「お久しぶり。どうも。」
いつもは快活な笑みを浮かべてるんだけど、今日は笑ってないね。
鬼堂「お呼び立てして済まない。実は、妹さんの美咲さんがあなたに会いたがっておられる。」 GM/美幸「見舞いには行ってるけど。」 鬼堂「この頃、風邪がはやっていますからね。あなたの身を案じていました。」 GM/美幸「そう。お話はそれだけですか?」 鬼堂「……今日、ともに見舞いに行きませんか。」 GM(ぼそぼそっと)「家族を交えてかぁ……。 一同(爆笑) GMそうすると、「まぁいいけど。」 鬼堂では、自分の部活の終わりそうな時間を指定して、これこれこの場所にと言う。……面倒くさそうな顔してた? GMいや、面倒くさそう何て言う顔すらない。
鬼堂は帰り際に、陸上部の男子生徒を捕まえて紫典美幸について質問してみる。
すると、4日前くらいからタイムの伸びが悪くなり、淡々と話すようになったという。
鬼堂後は練習に出ます。 GM次は……。叶くんが1Eに顔を出してみると、李先生がいます。 龍之介あぁ〜んっっ。抜け駆けはひどいよ、叶くぅ〜ん。 一同(笑) GM窓の所に立って、外の風景を見てるね。 どうしようかな〜。(龍之介に)連絡入れておこう……でも、入れるだけ。 龍之介あ、入った♪ 「今、1Eだけど李先生いるよ。」 龍之介「あ、そう♪ じゃ、行くわ♪」 「じゃ、できるだけ早く。」 GM龍之介くんが来るまでは何もしない? そうだなぁ〜。どれくらいかかる?
8分ほどで龍之介が到着。
……李先生の元に急ぐため、コウモリに変身したのかとの疑いが(笑)。
(龍之介:「え〜、でも、裸になっちゃうから♪」)
龍之介が来るまで窓でたそがれている叶。
GM(龍之介くんが到着するまで)別に李先生は何も動かなかったので、荒い息をつきながら龍之介くん登場。 「早かったね。」 龍之介「いやぁ〜、女性がいると聞いたら……。」 「じゃぁ、行こう。」 龍之介「行くか。」 一同(笑)
かくして蒼明学園高等部生徒会のうち、プレイボーイの二人が揃って李先生に会うこととなった。(笑)
二人が教室に入ると李先生が振り返る。
GM/李「確か、高等部生徒会の……。」 龍之介「こんにちは。天草ですぅ〜。」 「叶です。」 龍之介「先生のあまりの美しさに惹かれてしまって……。」 「つい、足を止めてしまいました。」 龍之介「先生、今、何やってるんですか?」 GM/李「ちょっと外を、ね。」 「先生は、早くお帰りにならなくて、いいのですか? 最近は風邪がはやっているようですけれど。」 GM/李「……そう……。」 龍之介「先生も何か体調が優れないとの噂を聞いたのですが。」 GM/李「そんなことないわよ。ちょっと……色々あってね。」
この言葉を聞いた叶は、いきなり李先生の額に手を当てる(笑)。
ふっ。 GMいきなりかぁ!! ……まさか、接触しつつテレパシー!? 基本でしょう。 GM副反応に気を付けてねーー。[思考感知]は……失敗。 失敗しても副作用はでるよね。……よぉーしっ。
「あっ……。あなたの熱がうつってしまった……。」
一同(苦笑) GM熱ないんだけど……。 ちょっと下がって、「ちっっ!」
(←[思考感知]が失敗に終わったことを龍之介に伝える。)
GMちょっと、それ見て李先生困惑してますけど(笑) 妖術を使わない[困惑](笑)!! 愛美いやぁ〜ん。私の[困惑]よりも精度がたかぁ〜い。 一同(笑) 龍之介「先生、この間1Eで何かあったそうですね。」 GMというとちょっと、顔を曇らせます。
「私が悪いのよ。私が教師として至らないから……。」
「自分を責めるのも何だと思うけど。何かあったんですか?」

龍之介の追及に、李先生の重い口が開かれた。

「……あなたは、誰かをひいきにした事ってある?」

沈黙が流れる。

「……それは、人間だったら。」
「我々が人間である証拠。」

重なり合う二人の声を遮るように呟く。

「でもね。私は、教師だから。」
「可愛くないガキは、いるしぃ〜。」
「……あなたがクラスの生徒を?」

――教師である前に人間なんだから、仕方ないじゃん。

龍之介は喉まで出かかった言葉を飲み下した。
部外者だから言える言葉――それくらいは分かる。

「君たち何をしておるのかね??」
「……遠野先生。」
「あ、先生。今、僕たち楽しい黄昏の語らいを……。」
「ていうか、簡単に言うと口説いてるんだけど。」

二人の言葉に遠野先生は目を細めながら言った。

「チェンホワくん。君は色々仕事があるから、もう、帰ったらどうだい?」
GM/李「私、いつまでも先生の生徒じゃないんですから。」 龍之介「先生、どこ出身なんですか?」 GMどっちに聞いてるの? 龍之介李先生。 佑苑うっわぁーー、『OUT OF 眼中!!』 龍之介当然じゃん、何でそんな奴(遠野先生)を見なくちゃいけないんだよ! 一同(笑)
李先生の口から、国籍はアメリカで、日本に来て15歳の頃に遠野先生に教わったことが話される。
GM/李「遠野先生は、私のあこがれの先生なのよ。」 龍之介ガァーーン……。 GM/遠野「いやいや、私もあなたのお父さんに教わったんだからねぇ。」
龍之介の心の中を暴きたくなるような発言が多発しているが(笑)、放送コードと(爆)龍之介くんのイメージに引っかかるのでカット♪
龍之介「先生、色々悩みあるんですね。教師だからかなぁ」 GM/李「あなたも教師になってみれば分かるわ。」 龍之介俺がなれるとしたら保健の先生だけだね。 一同(笑) GM体育じゃなくて保健の先生ね。 一同(爆笑) GMセクハラまがいの事件起こしてアッという間に辞めさせられそう。 宗祇懲戒免職(笑) 龍之介あぁ〜ん。 愛美教職追放やな。 宗祇なぜか、その学校の教頭には鬼堂信吾がついていて(笑) 一同(爆笑) GM/遠野「早く帰るんだよ、君たちも。」 「分かりました。」 龍之介こけないようにね。 佑苑あ! ようやく、心配してもらえましたね、遠野先生も! GM/李「じゃ、私も行かなくっちゃ。」 龍之介「……先生とお茶のみたかったなぁ〜♪」 GM/李「また今度ね。」 龍之介「何か悩んでることがあったら、教えて……。」 「いつでも僕たちが相談に乗りますから、なぁ、天草くん!」 龍之介「そうだよね、叶くん。」 叶&龍之介きらきらきら〜。 GM/李「でもね。相談できない事ってあるでしょ? 誰にだって。」 龍之介「でも、ためとくのはいけないよ、やっぱり。……先生の悲しんでる顔よりも微笑んでる顔の方が見たいな。」 GMそういうと、ちょっと苦笑するね。 「僕は先生の力になりたいのです。」 GM/李「ありがとう。」
で、先生は去っていきます。
「それじゃ、しっかり勉強するのよ。」
龍之介「先生がプライベートレッスンしてくれたら頑張れるんだけどなぁ〜。」 宗祇ガッ!! (どこからともなくツッコミ) 「さよなら、先生。じゃぁ、今度待ってます。」 一同(爆笑) GMいつ約束したんだ、お前は!! ゆかりこいつら……。 愛美私選挙管理委員長、辞めますぅぅぅ!! この委員長を選んだ私が悪いんですぅ〜。
愛美が選挙管理委員長を辞任したいと言うのは、この時からである。(笑)
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