- 山出し編:1日目 その2 -
《大社通り》

緩やかな上り坂を、下社秋宮へと向かう。
ここは、大社通り。秋宮の参道だ。
里引きで、この坂を上るところは、見所の1つだと個人的に思ってる。

さて、ガイドブック。
事前に「セブン・イレブンに売ってた」と聞いていたが……。
不安に思いつつ、坂を登り始めたあたりにあるセブンに入った。
入り口を入ると、一番近くの棚に御柱コーナーが。

おまんじゅうなどのおみやげ物だけじゃなくて、ご当地キティも。
柱に乗るキティ、かわいいぞ(笑)

だが、ガイドブックはない。

困ったなぁ、と外へでると向かいにかなり大きな明かりが見えた。
明かりの方から、なにやらにぎやかな音声。

「食祭館、何かやってるぞ。」

すでにほろ酔いのおじいちゃんたちが口にしながら目の前を通り過ぎる。

食祭館。
いわゆる当地のおみやげ物屋さんだ。

入り口で、何かの映像を流している。
多くの人がそれを見ているが、あまりの混雑に、さくっと店内へ。

おぉぉぉぉぉ!?

御柱Tシャツが山積み。
目を移すと、ひょうたん型のリュック。
中に飲み物をいれて、ひょうたんから飲んでるように見せるためですね。
祭りで、酒を飲むように。

こちらのご当地キャラは、スティッチ。キティ同様、柱に乗ってます。

お祭りソング、今年は、その名の通り「御柱」。歌うのは、美咲さんらしい。

さて、ガイドガイド。
あった!!
。。。おっ、諏訪の「ことら」もある!
御柱祭りグラフ(薄い写真を中心にした薄い雑誌)もある!!

お金、足りなくなるぅ〜(笑)。
ということで、当初の予定通りのガイドブックと、ことらをゲット。

それ以外にも何かないかと、一通り回ってみる。
奥の方にありましたよ、日本酒が。

諏訪では造り酒屋が多く、日本酒は土産物の1つになっているんです。
大きなところで5つくらいはあるんですよ。
その中から、宮坂醸造の「真澄」御柱祭版ペーパーカップを選択。

『真澄』、私、名古屋でものすごく見かけるんですよ。
きっと私を呼んでいるに違いない……

そういうわけで、手に取ってみることにしました。
日本酒すごい弱いのに。
あんまりのんだことないのに。

まぁ、ほら…………、祭りですから。

レジで「詳しいことは、こちらにかいてありますので」とパンフレットを入れてもらった。

タイムスケジュールと地図が載っている必携のものだ。
来月の里引きも行く予定なので、この辺りは揃えておかねば。

ほんのり笑顔で店を出ると、先ほどまで賑やかだった店先から音声が消えて静まり返っていた。
もちろん、人もいない。人垣が消えて、やっと、見えた。

足湯。

さすが、温泉の街。下諏訪。
御柱祭の映像を見ながらの足湯。
ちょっと寒くても、この組み合わせなら、じっくり入ってしまいそうだ!

時計は19時を回っていた。
おなかも空いてきたし、せっかくだから、下諏訪で何か食べようかなと、駅の裏手へ。

町役場前にラーメン屋さんがあるのですよ。
人気のお店みたいだし、食べロガー(笑)としては、押さえとかないと。

久しぶりの下諏訪に少し街を歩きたくなって、ちょっと遠回りをして歩き、たどりつきましたよ。

「ハルピンラーメン 下諏訪町役場前店」

混んでましたけど、思ったより回転が早くて、すぐに席につけたし、何より、おいしかった〜♪
こんなボリュームの多いもの食べられるかなって思ったけど、箸が進むってこういうことなのね、ってくらい、食べ進め、スープもほとんどのんでしまいました。うん。おすすめですよ。

詳しいレビューは、リンク先の食べログで、ご確認ください。
私もレビューしてますが、いろんな方の意見も見れると思います。

さて、歩いて下諏訪駅へ戻ります。
もう、外は真っ暗。街灯も多くないので、ほんと真っ暗。
空には、きれいな星が輝いています。

星に見守られるように駅へと戻り、明日また来れることを喜びながら松本へ。

宿について、真澄を一口。
豊かな香りに、ちょっぴり辛口なこの子。
飲み干したらそのまま夢の中へ……。

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