- 初めての御柱祭 -
《下諏訪駅付近》

電話しまくる。

建て御柱を見ようと春宮に向かったもののすでに建て終わったと…
この間に秋の三・四が春宮を出発。ということで、この臨場感をお届け!
と、メンバーに電話して回ったのですが、なかなかつかまらない(笑)

瀬川さんのプレイヤーさんと話してると曳行がはじまってしまい、綱を引きながら会話をしてみました。

「で、何、曳いてんの?」

周りの方にお聞きすると、

「秋一!」

「らしいわ〜」

爆笑されたのは言うまでもなく。

麗子さんなら電話なんてしてる場合じゃないっすね。
がんばって思いっきり曳きましたよ!(笑)
綱をそのまま持って曳いたら、さすがに手が…
20分くらいして引き綱に持ち替えて曳いてました。

このお祭りのどこがいいかっていうと、一生懸命に引っ張っても、一人ひとりがどれだけ引っ張っても動かないところです。

御柱につけられた左右二本の縄。
左右片方だけ引っ張ったら柱がそちらへ寄ってしまい、バランスが取れなくなる。
300mある綱の前方・後方で合わないとそれもまた動かない。
そのために、木遣りの声でみんなの力を合わせる。
少し曳いてると、今回は動く、動かない、っていうのがわかるんだよね。不思議と。

15時になってしまったので、名残惜しかったけれど切り上げて駅に向かいます。
電柱5本ぶんくらい歩いて、やっと本体の柱が見えてきましたよ。

柱の上に乗った人が
「おめぇら頼むぞ!」
「おぅっ!」

と言って、みんなの意識をあわせてるんですね。

どうやら、今年の秋一は大きいみたいでなかなか進まず。
もうすぐそこに秋二が迫ってきていました(笑)

夕方には諏訪に別れを告げ、電車に乗り込みます。

なんか両手、どっちも痛いなぁと、みると

右手は真っ赤、左手は人差し指に水ぶくれ!

身体のあちこちは痛いし……なのに、気分爽快でした。

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