5.激戦の始まり
GMそろそろ約束の時間になります。大地の脈動はまだ止まりません。 麗子「……じゃあ、行きましょうか。」 GMでは諏訪湖まで行き、ボートへ勝手に乗り込んで。 勝手に……。 GMそして初島に到着します。小さい島だから人がいるかいないかくらいはすぐ分かる。祭壇のような場所の近くに阿部那月が立っていて、その祭壇には拓矢くんが寝ている。 GM。僕はここで他の人とは離れます。逆方向から回り込む。 GM(どうしてこの時点に言うかな)そうすると那月が微笑んで、「……来たのね。」 麗子「……ええ。」 GM「本当なら全員にもてなしをしてあげたいところだけど、そんな暇はないの。こちらで選ばせてもらうわ。」そう言って複雑な印を組んで呪文を唱えた瞬間――。」 麗子(興奮して、瀬川を指し)ここだろ! 絶ーっ対、ここだろ!(笑) GMはいはい、うるさいよ。とにかくその場に残ったのは麗子と瀬川だけです。 一同やっぱりなぁ。 クロああっ、拓矢ぁ〜(泣)。 気づかれていたのか。がーん(驚)。 GM「さあ、これでゆっくりあなたの相手ができるわ、麗子。」 麗子「みんなの命は無事なの?」 GM「彼らは私が<龍>の力を借りて創った結界の中にいるわ。それぞれ別の所で、それぞれ別の敵と戦っているはずよ。」 経若ひえ〜っ。 GM「その点を除けば、無事。まあ、あなたが信じている者たちなんでしょ? 大丈夫よ、きっと。」
GM一番手は風斗。君の前に現れたのは、いびつな形をした空飛ぶ氷山だ。 風斗はあ……(いまいち分からない様子)。 GMま、氷の固まりがゴテゴテくっついてできてると考えて。そしてどこからか那月の声がする。「さあ、行きなさい。<垂氷>。」(ダイスを振って)風斗からどうぞ。
風斗の妖術[颶風]はかなりのダメージを与える。
そして<垂氷>の反撃は――
GM(ころころ)……しくしくしく(涙)。 麗子あ、外したみたい。 GMファンブルだよぅ。 一同わーいっ!(拍手&大爆笑) 麗子GMってダイス目悪いもんねぇ。那月をやってるときはいいけど。 GM(ファンブル表を見て)はうっっ! 術者に術がかかるってぇぇぇっ! 一同やったー!(笑) GMなぜか氷柱が自分に向かって、ぐささささっと。 傍から見てるとすごい間抜けだな。 GMしかもこれって刺しの攻撃だろ〜。 経若向こうが勝手に死んでる(笑)。 GMああ、そうですよ。ほとんど燃え尽きてますよっ!(やけくそ) 風斗……何かよく分からないけど、よかったぁ〜(ほのぼの)」 GM次は茜。君の前に現れたのは、ぐちょん、ぐちょ〜んと姿を変える汚れた液体だ。 麗子怖〜い。 ウンディーネか。 GMこれは式神。そんな高級な呼び方は似合わないからやめてくれ。「さあ、お行きなさい、<水面>。」 麗子&薫<水面>……(絶句)。 GM那月の命令に従い、式神<水面>は茜に汚水の弾丸をぶっ放す。「ファイヤー!」 一同水だよ(笑)。 GMえ? 何?(聞いていない) 瀬川いや、何でもない。 一同(爆笑) GM――あっ、そういうことか。 麗子頼むから「そうじゃなーい!」くらいのツッコミ入れてよ。「何だって?」って言われたら……(笑)。
<水面>の妖術は、茜にそこそこのダメージを与える。一方の茜は[烈火弾]の集中に入った。すぐに撃てないのが欠点である。
GMさて、次は薫くんだ。 ひゅーん、どんっ(落下の擬音らしい)。「いてっ! ……ったく、なんだよぉ。」 GMそんな君に、つぶてがひゅんひゅんと飛んでくるぞ。 うわっと言いつつ避ける! 「誰だ!」 GMその声に応じるように現れたのは、岩に短い蟹のような手足のついた、一つ目の式神だ。「行きなさい、<石礫>」という那月の声が響くと、その一つ目岩が向かってくるぞ 。 んじゃあ早速、[憑依]でもやってみるかな……でも式神だから意味ないな。[風撃]いきまーす。 GM(ころころ)……ダメージください。 (ころころ)28点の切り! GMぬぬぬ。ならば<石礫>の反撃。今、必殺の岩アタック! (ころころ)よ〜し、クリティカルぅ〜。 くっ。 GMふっふっふ、スペシャルクリティカル表は……げっ、通常ダメージかよぉ(泣)。とりあえず27点の叩きダメージだ。 (ダメージを計算し)「10年早いんだよ!」
つづく…………
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