GMクロ、拓矢くんをやって。
クロ→拓矢げげっ、拓矢くんかあ。
GM君は魂を取り出され、相変わらず水晶球に封じ込まれたままだ。近くには君の身体が寝ているんだけど。で、君をさらった女の人も近くで何やら言っている。
拓矢何を言っているか分からない?
GMうん、分からないね。しばらくすると彼女の全身が一瞬弱い光に包まれる。その直後、彼女の左手がぼろっと地面に落ちる。女の人はすばやくお札を取り出して腕にかざす。札はすぐに手に変わっていくね。で、女の人は君の視線に気づいたらしく、近くに来て水晶球を手に取る。これで、精神接触による会話ができるよ。「見ていたのね。」
拓矢「うん……大丈夫なの?」
GM「……心配するようなことじゃないわ。」
麗子すごい心配するようなことだよ(笑)。
GM「だいたい私はあなたの敵。心配なんて不要だわ。」
拓矢「……これからクロたちと戦うの?」
GM「そうよ。」
拓矢「やめてよ、そんなこと!」
GM「なぜ?」
拓矢「戦うなんて良くないことだよ。」
GM「戦いが良くないかどうかは私が決めることよ。私は戦わなければならないの。」
拓矢「どうして……どうしてみんな仲良くできないんだ!」
一同(笑)
麗子ナイス〜(拍手)。
風斗熱血だ(笑)。
GM「仲良くしたいと願っているの……でもできない。私は変わってしまったから。」
拓矢「できるよ!」
GM「あなたはとても優しい子なのね。心の歪みを知らないくらい……麗に、似ているわ。」そして、そっと微笑むよ。「あなたはただ見ているだけでいい。私の最期を……。」
拓矢「最期だなんて……そんな悲しいこと、言わないでよ!」
一同(笑)
麗子拓矢く〜ん(笑)。
GMしかし、阿部那月は答えることなく、水晶球を地面に置きます。そして、呪文を再び唱えだすね。「見ていてね、私の最期の戦いを。」
GM麗子さん。しばらくすると、氷高と風斗が帰ってくるよ。「真樹麗子、乗れ。大社堂まで送ってやる。」
麗子「ありがとう。」
GMで、車は進むわけですが……氷高は何も言いませんね。
麗子あえて何も聞きません。ただ風斗に、「風斗くん、大丈夫なの?」
風斗ずっと考えてる。
GMようやく氷高が口を開く。「……真樹麗子。お前は阿部那月を倒せるのか?」
麗子「さあ……どうかしら?」
GM「そんなことでは困るな。お前が死ぬのは構わんが、壬生風斗だけは殺すな……俺が困ることになる(笑)。」
麗子「相変わらず自分の思いに忠実ね。」
GM「……何とでも言え。」と言うところで大社堂に到着するよ。
経若カッコいいなあ。
薫兄貴と呼ばせて下さい(笑)。
GMこらこら。
麗子「それじゃあ、氷室。せいぜい頑張ってくるわね。」
GM「榊由美は預かる。」
薫返してほしくばってやつか。
麗子「……私が風斗くんを殺すような失敗をすると思って?」
GM「一応信頼しておこう。」そう言って車で去っていくね。
薫大社堂から出てきて「誰だい、あの兄ちゃんは?」
麗子(風斗に向かって)「さあ、大社堂へ入りましょう。」
薫(もう一度)「誰だい、あの兄ちゃん?」
麗子すたすたすたすた。
GM……無視してるよ(笑)。
薫「姉ちゃ〜〜〜ん!」ずるずるずるずる。
麗子「何だか重い気がするけど……気のせいね、やっぱり。」
経若れ、麗子さん……。
つづく…………
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