4.狂気は少しずつ
GM風斗。君は何とか間に合って、教室で授業を待っているんだが……。いきなり廊下の方からガシャーンというガラスの割れる音が聞こえる。 風斗何だろう? GMかなり大騒ぎになっている。君のクラスの大谷くんという生徒が椅子を使ってガラスを叩き割っているよ。ついでに言っておくと、彼は柔道部に入っていて体も大きい。 風斗走っていって、止めようとする。 GMそうすると君をぎろっと睨んで椅子を使って殴りかかるけど……。(ころころ)この状態じゃ当たらないな。「うわああああ」と狂ったように叫びながら、暴れている。 氷高その騒ぎに気づいていい? GMうん。遠くの方から騒ぎ声が聞こえます。 氷高行ってみます。 GM風斗、気付いていいよ。氷高先生には妙な威圧感みたいなのがあるから。 風斗ああ。(納得している) 氷高止めに入ろう。腕をつかむ。 GM彼は柔道家だし、そこそこ能力は高そうだな。 氷高しまった。投げられたりして(笑)。
そう言っていたものの、氷高はあっさり大谷くんを捕まえてしまう。しかし、人間時には力の大半を使えない氷高にもこれ以上どうすることもできない。
GM「うあああああ、悪魔だ、悪魔がくるんだああああ」 氷高「周りに迷惑を掛けるんじゃない。」 GMその程度の言葉ではどうにもなりませんね。(突然)「スクープよ!」と叫びつつ、由美ちゃん登場。カメラでその様子を撮っているよ。カシャカシャ。 風斗「由美、こんなところで……」 由美ちゃん、止めていいですか? GMああ、いいよ。「あ、地浦さん……」 「ちょっと、そういうのはいけないと思うんだけど。」 GM「それはまあ、そうだけど……」 「やっぱりやめようよ、ね?」 GM「そう言われると……もう、風斗、どうにかしなさいよ!(八つ当たり)」 氷高そこで周りの生徒に向かって 「他の者は教室へ戻るんだ!(ちょっとカッコよく)」 GM「えぇ〜。でも、先生。大谷くんはどうするの?」 氷高「いいから教室に戻っていろ」 GM「つまんないの。」とか呟きつつ、由美は教室へ戻ろうとします。「行こう、風斗。」 風斗「うん……(何やら歯切れが悪い)」 GM純はどうする? 大谷くんの方を見てるけど……教室に戻ります。 GM氷高先生、大谷くんは他の先生が代わりに押さえててくれます。 氷高その先生に任せて……教室の周りでうろついてるのも何だし、数学研究室へ戻ります。
その日。地浦純は女子生徒三人を家へ招待することにした。
GM家の前にお父さんがいるよ。 げっ。 氷高何だ? その反応は? 「早く来て」と友達に言って。 GM「純」 無視。 GM「純! 早くこんな家から出るんだ!」 「うるさいわね。誰よ、あんた!」友達には「早く家に入って」 GM「純!」 無視。扉をがちゃっと閉める。 GM家の中に入った女の子たちは、「すごーい、お屋敷みたーい。」と驚いている。 「ただの借家なんだけどね(笑)」とりあえず部屋に案内したらお茶を出します。 GM女の子たちはそれを飲むと「あれ……何だか眠く……」と言って、ばたっ。 じゃあ、地下室へ運んでいきます。「お母さん、連れてきたわよ。」 GMでは、ソファーに寝そべってる者が笑っています。 「今日は女の子だけど……」 GM「おいしそうな魂の女の子ね……。私は傷ついてしまったから、女の子の魂はもっと欲しいわ……。さあ、一人渡して。」 なんか嫌だけど、渡す。 GMその後のことはちょっと描写を避けたいんで(笑)。で、しばらくすると三人ともいらない人形のように投げ捨てられます。君の足元に転がってるよ。 う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。(悩) GM「どうしたの? 純。」 「私、こんなこと続けられない! いつまでもこんなことをして生きていくの?」 GM「そうよ。人の魂が私たちの命の源ですもの。」 「……さっき、お父さんが来ていたわ。」 GMぴくっ。「……そう。でも、あの男が何を考えているか分かるでしょう?」 「確かにそうだけど……。」 GM「さあ、早くその娘たちの魂を吸い取ってやりなさい。」 う〜。嫌だけど、そうしないと生きていけないんだよな〜。吸います。 GMじゃあ、君は少女たちの首筋に……。
つづく…………
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