銀河の家に行く途中、兄を助けて欲しいと言い続ける紗里に銀河は手 を焼いている。 かなり続いているので、ちょっとカットね♪ GM:「……兄の彼女――鳥羽朱美(とば・あけみ)さんっていう人なん です。同じ学校の三年で、長い髪のかわいい方です。あの公園に よくいらっしゃるから、公園によくいる、銀河くんなら話しかけ られるかも、と思って……。」 銀河:「そう言うことか……。でも、『個人の恋愛感情には踏み込むな』 って、笙もよく言ってるしなぁ……その割には踏み込んでるけ ど。」 GM:「でも、このままでは彼女が何かしてしまいそうで怖いんです ……鳥羽さんからただならぬものを感じるんです。なんか、感じ るんです。でも、こんな事普通の人に言っても信じて……。」 銀河:「あの、それって……俺……。」 宴楽:(笑)。 音彦:普通じゃない 銀河:「俺って、普通じゃないかなぁ?」 GM:(汗)「純粋だから……」 笙 :信用できる人って言われてると思いなさいな。(苦笑) 大獅:または騙されやすいとも。 一同:(笑)。 銀河:ちくしょーー。何か言いたい放題だなぁ……。 「まあ、何とかしてみるよ。北河には笙や恋もいることだし、何と かしてくれるかな……。」 GM:「よかった……たぶん、今度は葦原さんが……。」 銀河:「え!?」 GM:「いえ。これはただ私の勘ですから……。」 銀河:「大丈夫大丈夫。恋って、実を言うと無茶苦茶、強くって。…… あれはキレると怖いから。」 GM:「あ、そ、そ、そうなんですか?」 銀河:「とにかく並の男じゃかなわないからさ、恋は。」 (←妖怪だもんね) GM:「そ、それなら……」 銀河:で、あとは家に連れてって。 「母さ〜ん。ちょっと女の子泊めといてーー。じゃぁーねー。」 一同:(笑)。 GM/母親:「何!? 銀河! いきなり!?」 銀河:「……ちょっと事情があって、彼女困ってるみたいだから……」 GM/紗里:「お願いします。」 銀河:「空いてる部屋、貸してあげて。」って、自分の部屋に行く。 GM:後ろで、「と、とりあえず……お名前は?」何て言ってるのが聞こ える。 一同:(笑)。 GM:恋ちゃん、今、10時くらいですけど何やってますか? 恋 :じゃ、まだ寝てます。 GM:……朝寝坊だね(苦笑)。 恋 :休日の朝くらいやっぱり、ゆっくりしていたいじゃないですか。 GM:そうすると「恋〜、恋〜」 恋 :「んー。」 GM:「電話よ〜。」 恋 :「でんわぁ〜? だれからぁ〜?」 GM:「○○事務所とか、言ってるけど……?」 恋 :「じむしょぉ……んーー。」 (しばし沈黙) よく分かんないけど「は〜〜い。」って言って。 「はい、もしもしぃ〜」って出る。 GM:「あ、私、立原と申しますが。」 恋 :「あぁぁ〜。」 GM:「あ、すみません。お休みでしたか。申し訳ありません。」 恋 :「んーーー。」 GM:(苦笑)「……白川のマネージャーの立原と申します!」 恋 :「しらかわの、まねぇーーじゃぁーの、たてはらさんーー。」 笙 :(苦笑)。 恋 :「あっ。はいっ!!」 一同:(笑) 笙 :覚醒したようですね。 GM:「この間は申し訳ありませんでした。」 恋 :「いえいえ、そんな……そんな……。」 GM:「今度、お時間のご都合のつく日にご自宅にお伺いしたいと思いま すが、いつ頃が……」 恋 :「えっ!」 GM:「空いていらしゃるでしょうか。」 恋 :「えっ! そこまで、そんなぁ……あのぉ……ぃやぁっ……いいで す。本当に。」 GM:「いえ、お世話になりましたから……今日のお昼頃は、よろしいで しょうか?」 恋 :「え? お昼ですか? ど、どうしよう。……お、お母さん、お母 さん〜。どうしよう、お昼に誰かくるみたいなんだけど……」 音彦:誰か(苦笑)。 恋 :「この間、白川和広っていう人を助けて、で、そんで、事務所の人 がお礼にって……」 GM:“普通そうするわね”っていう顔をしているよ。 (笙のプレイヤーの疑問の視線に答えるように) 常識に外れてないから。 笙 :あぁ〜。確かに。 恋 :「……じゃあ、いいかな? お昼に来たいって言ってるけど。」 GM/恋の母:「私にお礼を言いに来るわけではないでしょう?」 (←さり気なく自分で決めなさいと言っている) 恋 :う〜ん。断ってもあの調子だと来そうだからな……。 「はい。空いておりますが……。」 GM:「わかりました。それでは、今日のお昼に必ず伺いますので。」 恋 :「そんなに……」 GM:「では、失礼します。」 恋 :「そんなに……」 GM:ガチャン。 恋 :……とりあえず、……顔洗おうかな。 一同:(苦笑) 宴楽:マイペースよのぅ〜。(苦笑) GM:銀河くん、どうするの? 銀河:ん? 何が? GM:家にいてどうするのかなって。 銀河:とりあえず、自分の部屋にいます。 GM:誰にも連絡しなくていいの? 銀河:あ! そっか……。一応、連絡しておかないとまずいよなぁ……。 今回の事件を引き受けている幹部役っていうと、宴楽斎さんと雷顕 さんだから、雷顕さんだな。 宴楽:OK!!(←自分で言うなよぉ〜) 一同:(爆笑) というわけで、銀河は雷顕に紗里を一時預かることと、そこに到るま での理由を連絡した。 雷顕:「出過ぎた真似と言えば出過ぎた真似のような気もするな。ま、お 前も考えてやったんだろう?」 銀河:「ぎくっ!」 雷顕:「考えてやった以上、しっかりと責任もってやる事じゃ。」 銀河:「……わかりました。」 雷顕:「で、その鳥羽朱美って子の特徴は分かるのか?」 銀河:「えっと。ロングヘアのかわいい女の子で北河学園高等部の三年だ そうです。だから、後で笙に連絡して噂とかを調べてもらおうと 思います。」 雷顕:「なるほどな。こっちも気づいたことがある。」 GM:今日も影宮に召集がかかっています。 笙 :かかりますか? GM:来歴してもらったからね。 笙 :なるほどね。 雷顕:「晶に調べてもらったことがあってな。……後で影宮で話すことに しよう。」 銀河:「分かりました。」そういうことで、電話切ります。 GM:では、場面変わって公園です。また、鳥が集まっていますよ。 笙 :彼女はいる? GM:集まっている鳥たちの中心には、彼女がいます。 笙 :たぶん、ベンチかなんかに座っているんでしょう。 「隣、よろしいですか?」 GM:「えぇ。」 笙 :鳥たちに餌でも与えながら……何を話したものか……マジでこれは 困るぞ……う〜ん…… GM:「鳥っていいですよね、嘘つかないですものね……」 笙 :「人間は嘘つくから面白って言ってる人もいますけれどね。……そ ういえば、まだ名前も伺っていませんでしたね。」 GM:「私の名前なんか聞いてどうするんです?」 笙 :「こうやって話していて、“あなた”と呼ぶのもなんですし。大し た意味はありませんよ。」 GM:「人に名前を聞くときは、自分から先に名乗るものですよ。」 笙 :(腕を胸の前に動かし、軽く頭を下げながら) 「これは失礼いたしました。」 雷顕:やめろ、その手は(笑)。 笙 :「申し遅れました。高等部の二年の宮志摩 笙と言います。よろし くお願いいたします。」 GM:「あ、あなたがあの有名な……。」 笙 :「有名ですか、私は?」 GM:「えぇ。白川に取って代わったって……。」 笙 :「そういう噂をいちいち気にしていても仕方ありませんし。」 GM:「ですから、有名だと言ったんです。……私は鳥羽朱美。」 笙 :鳥羽朱美さん個人に関しては、噂は聞いたことがありますか? GM:振ってみて。……−3、か。白川さんの彼女だって事が分かりま す。白川さんっていうのは、自分が来る前までの高等部No.1だっ た子ですね。 笙 :「……なるほど、お悩みというのは、白川さんのことですか。」 GM:固まった。 一同:(笑)。 雷顕:固めやがったな(笑)。 GM:ちょっと睨み、入ってますね。(笑) 「人には触れられたくない部分があるものです。」 笙 :「そうですね。失礼しました。」 GM:「ま、私みたいに裏切られてしまうのはしょうがないかも知れませ んね。」 一生懸命慰めに回る、笙であった。(苦笑) |
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