GM:重〜い雰囲気が漂ってしまいましたが(苦笑)。学校組ぃ〜。
笙&恋:はーい。
宴楽:(銀河を見ながら)もっと重ーい。(笑)
GM:4限まで終わりました。
銀河:ひぃぃぃぃぃぃ〜。
音彦:帰りたい帰れない。
一同:(笑)
雷顕:(GMを見ながら)“とりあえず、北河から”だろ?
GM:うん。とりあえず、北河から行きます。

恋 :4限終わって、荷物とかもって隣のクラスに行って……
GM:それがですね。紗里ちゃんは4限目で早退しました。
恋 :紗里ちゃんいないので……。
GM:帰るよね? もうすぐ家だなーってところで、血まみれの男の人が
   倒れてくるよ。
恋 :えぇっ!? か、駆け寄って、「大丈夫ですか!?
雷顕:(小声で)大丈夫そうじゃない気が……。
音彦:大丈夫じゃねぇーよ。
一同:(笑)
恋 :こういうときは、大丈夫ですかって声をかけるものなんだもん。
   (←ムキになってる)
GM:高校生っぽく見えるよ。顔、見ると知ってるよ。
音彦:銀河くん(笑)
GM&笙:(笑)
GM:そうじゃない、そうじゃない。銀河じゃない(笑)。
一同:(笑)
雷顕:そうか。ここで、銀河が血まみれになって倒れてるのか(笑)
恋 :じゃ、顔を見て(指をさして)「白川和広」って叫んじゃう。
GM/白川:「なんで……、お、れ、の名前…知って、る、んだ。」
      (←息も絶え絶えで苦しそう)
恋 :「だって、TV出てたし。新聞にも載ってたし。」(と頷く)
GM:……と言いながらとても苦しそうなんですけど。(苦笑)
恋 :あぁ。そうか。
雷顕:(笑)
恋 :えぇーっと、えぇーっと。とりあえず、こう……う〜ん。
   「立てますか? 立てますか?」
GM:倒れてきてるんだよ!
一同:(笑)
笙 :一番近い電話探して、救急車を呼びましょうね〜。
恋 :「今、救急車呼んできますから」って言って、電話かけて、
   「来て下さい」って言って、今かけてきましたから……。
   ……何か出来ること無いかな? う〜ん。日陰に移動させようと
   します。

  恋がここに行き着くまでに、実際には、雷顕のプレイヤーが、
  実際にこういうことがあった場合にどうすればよいかと言うことを
  話してくれています。
  すごくためになる話なんだけど、スペースの都合上、カットね♪

GM/白川:
   「足、やら、れ、て、動、けねぇー、んだ。」
   恋ちゃんが足を見るとやけどを負って皮膚がただれてます。
   「名前、なんて、の?」
恋 :「葦原恋って言います。」

  ここまでずっと、白川和広は息も絶え絶えになりながら、苦しそうに
  話している。

恋 :「あ! そういえば、白川くんはもと北河だったんだよね!」
音彦:(笑)。ケガしてるのに。
笙 :全くです。
宴楽:(笑)。これも意識を保つためです。……そうなんです!
GM/白川:「……そう、だ、が……」
音彦:律儀に答えてるよ。
恋 :「しゃべるの辛かったら、いいです、いいです、いいです!」
   (←おぉ、やっと気づいてくれたか!)

  救急車が来て白川が運ばれる。
  発見時の状況を知るために、恋も一緒に病院へ行く。
  白川の傷は、箇所が多いものの浅く、命に別状はないようだ。

GM:医者と話をしていると、向こうの方から男の人が来るよ。
   「白川の容態はどうですか!!」
恋 :「まだ、ちょっと分かんないんですけど……。」
GM:(笑いながら)ごめん。お医者さんに……目の前の……。
一同:(爆笑)
銀河:普通学生服着てる女の子には、ねぇ。
一同:(笑)
GM:(一同の笑いが落ち着くまでしばらく待って)
   「白川には仕事が……せっかくつかんだドラマの主役。おろさせる
    わけにはいかないんです!!」
   どうやら、マネージャーさんらしいな。
恋 :何だかドラマで見たような展開だ。
GM:ふと、恋ちゃんに気づいて、
   「あなたは……」って、胡散くさそうに見てるよ。
恋 :「えっと。道歩いてたら、倒れかかってきたんで、救急車呼んだん
    です。」
一同:(苦笑)
GM:そうすると、お医者さんが
   「発見してくれたんですよ。」
   と言葉を添えてくれる。(苦笑)そうすると、そのマネージャーと
   思われる人が、
   「そうですか。ありがとうございます! 私こういう者です。」
   と、名刺を差し出して、
   「すみません。後でお礼に伺いますのでご連絡先と名前の方を。」
恋 :「い、いいですよ。そ、そんな。」
GM:うーん。断り切れなさそうだよ。平身低頭してる。
笙 :プラスの意味ばかりとは限りませんけど。(←鋭い!)
恋 :「そんなことしないで下さい。」って言いながら、
   ちゃっちゃっちゃーと書いて、「一応、これなんですけど。」
GM:「はい、ありがとうございます。必ず、お礼に伺いますので……」
   と平身低頭して、後は、医者にくってかかってる。
   で、恋ちゃん。もう帰っていいですよと言われるよ。
恋 :「では、わたしは、これで。」

  笙は紗里に会おうと公園に行くが、紗里はいない。
  暇つぶしに子供たちと遊んでいると、自分の後ろに鳥と戯れる、北河
  学園高校の女の子がいることに気づく。

笙 :「鳥が好きなんですか?」
GM:「えぇ。」
笙 :「いいですよね……」
GM:「あなたも、鳥、好きなんですか?」
笙 :「とっても。だって、鳥は嘘つかないじゃないですか。」
GM:「そうですよね。……嘘つかないですよね……。」
   鳥を撫でながら
   「羽があるっていいですよね。私の思いも乗せてくれたら……。」

笙 :「人は望めば、心に翼を持つことができるものですよ。」 銀河:うわぁ……クサすぎるぅ(笑)
一同:(笑)
銀河:何なんだ、こいつぅ〜……何者!?(笑)
笙 :GMまでウケてどうする!
GM:ごめんごめん(笑)。
笙 :「色々悩むこともあるでしょうけど、鳥にばかり心をとらわれてい
    ても仕方ありませんし。どんなことにも希望はありますよ。あま
    り気になさらないことですね。」

  校章に気づいた笙は、彼女が3年生であることがわかった。

笙 :「どうしたんです? 三者面談で何か言われましたか? ……いえ、
    そのことで悩んでる知り合いがいましてね。」
GM:「いつもこの公園にいる子かしら?」
笙 :「えぇ。」
GM:「あの子、純粋よね……あんな風に私もなれたら……」
銀河:いいのか? 本当になりたいのか!?
一同:(笑)
笙 :内心、“あ、ああいう風に!?”と思いながら
   「確かに、裏表なく生きられるというのは羨ましいことではあるで
    しょうね。しかし、それも望めばなれるものではないでしょう
    か……多くの勇気を必要とすることでしょうけれども。何に
    せよ、本当に望めば叶うことだと思いますよ。」
GM:っていうと……
笙 :どうしよう……え〜ぃっ!
   「片想い……」
GM:固まるね。
笙 :……(自己嫌悪に陥っているらしい(苦笑))。
   あとは、笛でも吹いていましょう。で、夕方くらいまで、銀河くん
   を待っています。

GM:授業後まで時間は戻って、銀河くん。「天堂くん。」
銀河:「はい。」
GM:「あなたは、一旦家に帰ることは許しません。ここにいなさい。」
銀河:ひぃぃぃぃっ!! やっぱり!!
笙 :先生だったら、もっと婉曲的な言い方があるでしょう。
GM:いえ。もうすでに……手遅れらしい……
一同:(笑)
雷顕:それでいいのか!? 銀河!! 反論しないのか!!
宴楽:一応、知力11もあるんだぞ! 普通の人よりいいんだぞ!!
銀河:ガガガ、ガガガ、……。
宴楽:こわれてるぅ〜!!
笙 :虚ろになってます(笑)
GM:16:30になり、お母様がいらっしゃいますよ。
銀河:現実逃避、現実逃避……。

   なんと、銀河の面談は45分もつづいた(笑)。

GM:「もう少し続けたいんですけど、17:00過ぎてしまいましたこ
    とですし……この辺で……。」
笙 :その後、彼はどうするんでしょうね。
銀河:俺? 当然、母さんに「ちょっと、来なさい!!」って耳引っ張られ
   て、家まで直行!
一同:(笑)
銀河:で、その後。
   「はい、銀河。妖怪の姿に戻って。」
   で、戻ると物置の隅に置かれて、
   「狭いよぉ〜〜、怖いよぉ〜〜
一同:(笑)

  彼は、妖怪時は閉所恐怖症なのだ。

GM:う〜ん。じゃ、段ボールに入れられて、ガムテープ張られておしま
   いじゃないかな。
銀河:ひぃっ! ドタバタドタバタ……。
笙 :[流星弾]ですぐ壊されるでしょう。
GM:で、じーーっと目の前で見ててやるの。
宴楽:破ろうものなら(笑)
笙 :5分くらいして、「これからちゃんと勉強する?」
銀河:「は、は、は、はい……」
GM:「仕方ないわね。」と言って、ガムテープをはがして、「やっぱり
    やめた」と……
一同:(笑)
銀河:「ひぃっ! 狭いよぉ〜〜、怖いよぉ〜〜」
音彦:忘れられてなくて良かったね。
一同:(爆笑)

GM:で、影宮に召集がかかります。
銀河:俺は、影宮の境内で寝てるから。
GM:しばらくすると
   キキーーッ! ガガガガッ!!
笙 :「この音は乙女さんですね。晶さんなら……。」
雷顕:「何かにぶつかるもんなぁ〜」
一同:(笑)
GM:乙女は、入ってくるなり、
   「みんなに聞きたいことがあるんだけど。白川和広って……」
恋 :「今日、私、道ばたで助けたんですけど……」
一同:(笑)
笙 :「相変わらず、唐突ですね。詳しく話していただけませんか?」
恋 :「うん。道に倒れてきたんで、救急車呼んで病院まで着いていっ
    て……その後は、命に別状無いっていうんで……。」
笙 :「それはケガだったんですか? 病気だったんですか?」
恋 :「分かんないんです。全身血だらけで……
GM:全身血だらけなら、ケガやろ!!
一同:(笑いがしばらく収まらない)
銀河:1シナリオ1回は出てくる恋ちゃんの天然ボケ講座〜。
笙 :はいはい。

  この後も、銀河のプレイヤーは、恋ちゃんについて、ぼそぼそ言って
  いる。
  「お前は、寝てるんだろ!」というGMの言葉でも、収まらない。
  その間に大獅から、白川和広は矢賀原の従弟であることと、二度行方
  不明になったことが詳しく伝えられている。

大獅:「水曜日から行方不明になっていたんだが、そんな所にいたんだ
    な〜。」
笙 :「ま、その一日に何があったかは、不明ですが。」
大獅:「で、白川和広の実家に、今、田嶋紗里が引き取られている。」
銀河:「白川家にか……」
GM:銀河くんには、分かりますよ。1番最初に公園に呼びに来たのが、
   白川和広だったって。
銀河:「あの男が白川云々だったんだなぁ〜。だいぶ、ガラ悪いように
    思えたんだけどなあ。」
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