4.

GM:はい。次の日です。何事もなく、16:30を迎えます。

  別に恋も成績に何ら問題はない。

GM:「まじめな子ですので……いえ、まじめなだけにちょっとミスする
    こともありますけれど、そこは本人が気を付ければ何とかなりま
    すし……。」と言う感じで何事もなく、終わるよ。
宴楽:(銀河を見て)あと24時間だぁ〜!!

GM:また「酔夢」には佐光さんが来てます。
宴楽:「いらっしゃい。」
GM:宴楽斎さんの顔をじっと見てるよ。……あ。これは今日だけじゃな
   くって、初めて会ったときからずーっとなんだけど。
宴楽:「どうしましたかな。」
GM:「顔を見つめるなんて、私、また、失礼なことを……」
宴楽:「いえいえ、見られるのは慣れてますからね。」
銀河/バイト:「ま、飽きない顔ですからね。」
宴楽:「バイトォ〜、何か言ったか?」
銀河/バイト:「いえ、別に。」
GM:その会話を聞いて、くすっと笑って、
   「お銚子、一本!」
   と、声をかけますね。
   また、こうして時間が過ぎて、帰っていってしまいました。

GM:じゃ、次の日の朝になります。
銀河:どうしよー!! まだ渡してない!!!
一同:(笑)
銀河:母さんの仕事の修羅場はどうなってますか、GM。
GM:(ころころ)普通くらいだって。
雷顕:とりあえず、問題ないらしい。
GM:夜まで時間戻してあげるから。(苦笑)
銀河:やっぱり言うしかないか……。
   「母さん。」
GM:「何、銀河?」
銀河:素早く飛行機型に折ってあったのをひゅ〜ん。
一同:(笑)
銀河:ダダダダダダダダ。バタン。ガチャッ。
GM:「何この紙飛行機は。……ぎ・ん・が!」
銀河:一応、布団に潜りこむ。
GM:「何で、明日なの?」
   カツカツカツカツ……・。
   「銀河、入るわよ!!」
   ガンガンガン!! ガチャ!!(←ドアが開いた擬音らしい。)
一同:(笑)
銀河:げっ! 開いたの!? 鍵かけたつもりだったのに。
笙 :マスターキーですよ、やっぱり。(←いただこう)
GM:マスターキー。(にこにこ)

  と、いうわけで。
  銀河は修羅場を迎えることにしたようだ。

GM:「明日の16:30を楽しみにしているわね。おやすみなさい。」
   ガチャッ。
雷顕:だめだよ、そこで紙飛行機、飛ばさなきゃ。(←しまったな。)
銀河:「ひぃぃぃぃぃぃ〜。今日は眠れないわ。」
   ベランダに出て、
   「お願いです。同族の方々。僕に幸運を下さい。」
一同:(笑)

GM:金曜日になります。大獅くん、紋乃さん、顔、真っ青だよ。
大獅:「どうした? 矢賀原?」
GM:「また、いないのよ。」
笙 :よくいなくなる従弟だな〜。

  一日経っても、出てこないと言う、矢賀原の口振りから大獅は、
  マスターが家族関係の調査をしてくれなくて困っていることを
  読みとった(笑。

大獅:どんな関係が出てくるかな〜。
GM:”子 紗里”って書き加えられてますよ。さて、どうしますか?
   今、10:30位ですけど。
大獅:そうさなぁ……・。矢賀原に
   「こういうこと、知ってたのか?」
GM:首を縦に振るよ。
   「どうしても、私の口からは言い出せなくって。」
大獅:「でも、調べにゃならんこともある。」
   うわぁ……どうして頭の悪い俺にこんな……。
   (←そんなこと言われても……)
GM:「そういえば、あの子……デビュー前は、北河の学生だったわ。」
雷顕:いつもいつも……。何だか……、いろんな事が起きる……
雷顕&笙&GM:学校だな。
一同:(笑)
音彦:七不思議。
大獅:「デビューつったけど、何でデビューしたんだ?」
GM:「街でスカウトされたらしいわよ。東京に遊びに行ったときに。」
大獅:「で、東京で働くって事に家族は……」
GM:「手放しで、」
   パン。パン。パン。(←まばらな拍手らしい)
   「行ってらっしゃーい。高校生のうちにお金を稼ぐことはいい
    ことだって。……だから心配してるのよ。」
大獅:「田嶋紗里が戸籍に加えられたのはいつごろだ?」
GM:「出ていくのよりは早かったと思うけど……。」
大獅:まさか、追い出したかったって事はねぇーよな。
   「どういう縁で入ってきたのか、調べなければならないな。」

  矢賀原は口ごもった。

  “私に言えるわけ無いじゃないのよ! 大獅くんそんなことくらい、
   この表情から分かってよ!!”

  それが無理だというのは、誰よりも彼女自身がよく分かっていた。
  自分が想いを寄せていることさえ、気づいてくれないのだ。

  「……話してくれないか。」

  いつもに増して、暖かみのある声。
  私を安心させるための声。

  “言うしかないのよ……私が、言うしか。”

  自分に言い聞かせて、彼女は重い口を開いた。

GM:「遠縁の遠縁の遠縁。親戚中たらい回し。最終的に他の親戚から、
    並じゃないほどの養育費を積まれて、ここに来たのよ。」
大獅:う〜ん。
   「言っちゃ悪いが、育ててくれる手間賃と養育費を含めて、どっと
    入ってきてるって事か……。」
GM:「ひどい話よね……」
大獅:「そろそろ出ようか。」
   ……空気が重いなぁ〜……。
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