校門の方を見やり、紗里を見つけた笙は鳥達を集めた。どうやら、紗
  里に鳥を近づけ、恋が声をかけるきっかけとしようとしてるらしい。
  笙が9羽ほど鳥を呼び、帰ろうとしている紗里の周りに集め、紗里の
  足をつついたりしている。

GM:紗里ちゃん、「何、何!?」っていう感じでキョロキョロしてる。
笙 :混乱するでしょうね、普通なら。
恋 :ええーっ!! じゃ、もう荷物を持ってダーーーッと。校門の方に
   走っていって……。
笙 :GM、それを見ながら私は、
   「さて……清水の舞台から飛び降りるという気分ですか……。頑
    張っていただきましょう。」
雷顕:(笑)。

GM:わたわたわたわたわた……
恋 :あ、えぇーっと……。
   「こ、こんにちはっ!
一同:(爆笑)。
笙 :(笑いながら)もうちょっと声のかけようというものが……。
   「大丈夫?」とか。
GM:「こ、こんにちはぁ〜〜〜。」(惑)
一同:(笑)
笙 :[指向性聴力]を使ってその会話を聞いています。
GM:どうぞ。
恋 :「あ、そうだ! お昼の残りのパンあげてみよっか?」
GM:「私、お昼持ってない……。」
恋 :「あ、私が持ってるから。」
笙 :午前中授業だって、今日は。
一同:(爆笑)。
銀河:ま、いつものボケで持ってきてる、と……。
GM:「葦原さんって、楽しい人なんですね。」
恋 :「私のこと、知ってるの?」
GM:「高等部美少女No.1だって、呼び声高いですし。」
恋 :「あんまり、そう言って騒がれるのは好きじゃないんだけど。」
GM:「私なんかに話しかけていいんですか。」
恋 :「な、何でいけないの?」
GM:そのまま、ずーっと、下向いて行っちゃうよ。
恋 :「え!? あ、ちょ、ちょっと……。」
GM:「私に関わるとあなたにs迷惑になります。」
恋 :「どうして?」
GM:ずーっと行ってしまうよ。
恋 :追いかけるっ! 追いかける、追いかけて前に立ちます。
GM:じゃあ、止まりますよ。
   「あなたの迷惑になります。」
恋 :「私が迷惑にならないって言ってるんだから、絶対迷惑にならない
    んだから!」
GM:「いえ、あなたの迷惑になります。そして、それは私に還ってきま
    す。ですから。お願いです。」

  恋の心からの言葉も届かず、紗里はそのまま帰路に着くようだ。
  それを一生懸命に追いかける恋。
  さらには、二人からかなり離れて、笙が(笑)。

GM:そうするとですね……途中で公園、通りますけど(笑)。
一同:(笑)
GM:果たして銀河くんはいるでしょうか?

  この場に居合わせたくない銀河。
  しかし、このシチュエーションを面白がる他のプレイヤーとGMに
  押され、3D振って13以下で公園にいることになった。

銀河:こういう時にファンブルファンブル♪
   (←彼は「ファンブルマスター」の異名をとっている。)
   ……(ころころ)12じゃないかーー!
GM:いましたねぇ。じゃあ、二人とも銀河くんを見つけるよ。
恋 :「銀河くーん。」
銀河:(暗い声で)キィーコォー、キィーコォー……
GM:「葦原さん、お知り合いなんですか。」
恋 :「うん、そうなの。あれ? 田嶋さんは、銀河くんのこと知ってる
    の?」
GM:「ええ、この間、ぼーっとしててぶつかったんです。ここのジャン
    グルジムに、わたし。」
恋 :その話聞いて顔には出さないけどちょっと親近感
一同:(笑)
GM:(ころころ)親近感抱いたのが分かったらしい。
恋 :「私もよくそういうことやっちゃうから……。何だか似てるかもし
    れない。」
笙 :「お二人とも、もう少し気をつけてはいかがですか。」
   と現れましょう。
雷顕:現れたらしいぞ。
恋 :「笙くん、もしかして着いてきてたの?」
笙 :「いえ、わたしは銀河くんに用事があって……。」(←白々しい)
GM:「宮志摩くんも銀河くんの事をご存じなんですか?」
笙 :「昔に色々ありましてね。現在では腐れ縁といったところです。」
GM:「そうなんですか。……大丈夫ですか、銀河くん。」
銀河:「え? あれ?って……うん?」(辺りを見回す仕草)
一同:(爆笑)
銀河:「な、なんで、ふ、二人まで!!」
笙 :「いえ、別に。偶然ですけど。……なんか昨日も沈んでいるように
    見えましたし……。」
銀河:「気のせい、気のせい。」
GM:「銀河くんは、私が保護者……」
銀河:いやあーーーーー!!

  という感じでいつものように進む、この3人の会話を聞いて思わず笑
  みがこぼれる紗里。
  友達っていいなあと呟くと、すかさず……。

恋 :「もう私たちと紗里ちゃんは友達よ。」
GM:ちょっと嬉しそうにしますね。すると、そこに後ろから、
   「お前、ふざけてんじゃねーぞ。何、道草食ってやがる。お前は俺
    に恥かかせたいっていうのか!!」
   銀河くんはわかるね、昨日と同じおっちゃんだよ。
恋 :びくっとして「田嶋さん、あの人は……」
銀河:「怪獣。」
笙 :(笑)。「何です、その怪獣って言うのは。」
銀河:「いい人を襲うのは、やっぱ怪獣でしょう。」
GM:「だったらいいんですけど……」
銀河:おいおい。
GM:「紗里。またこんなところで、油売ってやがって! 今日、
   保護者会だろう!! 俺に恥かかせたいのか!!」
銀河:こうやって公園で大声出してる方が恥だと思うけど。
笙 :紗里さんの成績は?
GM:悪そうではないな。見た目からして、恋ちゃんっぽいから
   (←まじめそう、という意味で使用)。
一同:(笑)。
笙 :それで分かってしまうのが……。
銀河:つまり、ボッケボケーとか。
恋 :(怒)
一同:(銀河を怒る恋を見て、笑)
雷顕:抑えて、抑えて。
GM:「紗里、行くぞ!」って、行ってしまいますね。
   しばらくすると、向こうの方から、
   「紗里、お前何やってんだ!! こんなところで遊んでる場合じゃ
    ねぇだろー!!」
   と聞こえます。
恋 :「あの人って、田嶋さんの……」
銀河:「あの人は、田嶋さんを、なんか……養ってるみたいだけどな。」

   今日も「酔夢」には佐光さんが来ている。
   超美人の彼女に、宴楽斎は正常な判断が出来ないらしい(苦笑)。
   彼女が頼みもしないつきだしが「おごり」と出てきたり、上等な酒
   を奥から出してきたりと、微笑ましい限りである。(苦笑)

宴楽:「今日は、おごり。」
一同:(笑)
GM:「え? いいんですか? ……じゃ、お銚子一本!」
   で、また帰っていきますよ。
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