1.

GM:じゃあ、最初。トップバッター、銀河くんです。
宴楽:(笑)。
銀河:うはあーーーーっ!
GM:えっと、今、月曜日の夕方ですね。授業後です。
銀河:(笑いながら)そりゃあ、俺に行けというのは……もう、コマの一
   つでしかないじゃないかあ(笑)。で、もう当然公園行きますよ。
GM/子供:「銀河お兄ちゃん、あそぼ、あそぼぉ〜!」
銀河:「はいはい、何かもう……。」
笙/子供:
   「銀河お兄ちゃん、今日は怪獣の役やってくれよぉー。いつも俺た
    ちにやらせてばっかじゃねぇかよぉーー。」
銀河:ぴしーーっ。
   「俺が怪獣!? 俺に悪をやれと言うのか!」
笙/子供:「戦闘員でもいいからよぉーー。
一同:(爆笑)
銀河:ぴしーーっ。ぶはああーーっ。
GM:(笑)
GM/子供:
   「お兄ちゃん、お兄ちゃん、ジャングルジム、登ろうよ。」
   「登って、登ってぇ〜。」
銀河:「はいはいはいはい。」
GM:と言って、ジャングルジムに登るとですねぇ。まあ、すぐ分かるで
   しょう。女の子がずーっと、歩いてきます。
銀河:ずーっと歩いて来るって、公園の外を?
GM:公園の中を。どうも、自分がいる方に向かって歩いてくるよ。
   下向いてうつむいて。
銀河:えーっと。どれくらい、歳?
GM:高校生っぽい。ちょっと視力で振ってくれる?
銀河:(ころころ)……いやぁ〜ん(笑)。
GM:失敗した?(笑) ちょっと分かんないな。……とりあえず、下向
   いてうつむいて、ずーっと歩いてくるよ。
   「わあー、わあー! お兄ちゃん、かっこいいー!!」
   とか、子供たちが言ってるんだけど、そこへ突っ込んでくるよ。
銀河:はっ!?(笑)
GM:下向いてうつむいてそこへ突っ込んでくる。
銀河:つ、突っ込んでくるうぅ!?(笑) ジャングルジムに? それと
   も子供たちに向かって?

  ジャングルジムの周りを囲む子供たちの元に、突っ込んでくる少女。
  どうも、まったく周囲が見えていないようだ。

雷顕:どうやらぼーっとしてるらしいな。
宴楽:ほっときゃ、頭ゴーンって状態か。
銀河:とりあえず、失敗してるんで
   「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ」
   とか、あさっての方を見ながら言ってるんでしょう。
GM:すたすたすたすた……
雷顕:それについて気にならないんだろうか?
GM/子供:「お兄ちゃん! 誰か歩いてくるよー。」
      「こっち、突っ込んでくるよぉー。(怯)」
      「こわいよぉぉ〜!!」
銀河:「ん?」
   とか言ってチラッと見てみるけど。
GM:そんなこと言ってるのに、なぁーーんにも気づいてないみたい。
笙/子供:「おねーちゃん、危ないよ。」
銀河:それは、俺の方に近づくから危ないのか? それとも、ジャングル
   ジムにぶつかるから危ないのか?
雷顕:両方だろう。
GM:子供たちは走って逃げていきますね。怖いから。
銀河:[オーラ感知]。
GM:別に。普通の人間っぽいけど(笑)。感情まで見る?
銀河:まあ、見てみましょう。あまり良くないことだけど。
GM:ぼーーーっ。何にも考えてないですね。
銀河:何も考えていない。宴楽斎と同じだな。
宴楽:ぴしーーーっ。
銀河:はああ……。やべぇーーー。
GM:あえて言うなら
   「どうしよう、どうしよう……どうせ、また、また、また……。」

  [オーラ感知]で、言葉が浮かんできてはおかしいが……(苦笑)。
  今回初めてのGMということで許して下さい。これから先も、多発
  してます。ごめんなさい。

銀河:くっ、くらいぃぃぃ(笑)。
笙 :落ち込んでるってヤツかな。
銀河:つまり、ドツボにはまってる状態なわけね。
GM:すたすたすた……。ジャングルジムまであと数秒って感じです。
銀河:「おーい。ぶつかるぞー。」
雷顕:(小声で)ゴンッ。
GM:ゴンッ。
一同:(笑)。
雷顕:やっぱし。
GM:パタッ。
銀河:あー。しょうがないなあ。まあ、飛び降りて、「もしもーし。」
GM:ふっ。(顔を上げる動作をして)
   「あっ! あ、あぁぁぁー。」
銀河:「大丈夫?」
GM/少女:「うっ。」
銀河:記憶喪失になったとか? パターンとして。
GM:いや、別にそんなことはなさそうだよ。
銀河:ちっ。つまらん……とか言ったりして(笑)。
   「大丈夫ですかあ?」
GM:「えぇ。」
   とか言ってる。彼女、着ている制服、恋ちゃんと同じだよ。
銀河:北河かー!(笑) 変人多いよなー、あそこの学校。
恋 :(机に手をついて立ち上がり、銀河をじぃーーっと見る。)
GM:怒ってるよ。恋ちゃん、怒ってる!(笑)
一同:(笑)
GM:しかも何か、パシッとかいって机に手をついてるし。
銀河:しまった。赤く燃える怒りのオーラが!

  話を思いっきり元に戻し、恋の怒りを抑えようとする銀河。(笑)

銀河:「別に怪しい者じゃないんだけど、全然。」
雷顕:その言い方自体怪しいよなぁ。
銀河:何かみんな突っ込むよね、いちいち(笑)。
GM:「あ、あ。ん。はぁ……。」とか言ってる。
銀河:「大丈夫? 本当に? ハンカチでも冷やしてこようか?」
GM:黙って、ずーっとうつむいてる。
銀河:うわあぁぁぁ……。この何か自分までドツボにはまりそうな暗い
   オーラは何なんだろう……。
GM:ものすごく暗いオーラを感じるよ(笑)。
銀河:う〜ん。苦手だな……。
GM:見てみると分かるけど、さっきので肩をぶつけたらしくて。右肩か
   な? かなり押さえているけど。
雷顕:思いっ切りぶつけたらしい。
GM/少女:「わたし何してたんだろう……?」
銀河:「いや、あの……ぼーっとして歩いてきて、で、ジャングルジムに
    ぶつかったんだけど……。本当に大丈夫?」
   立たせてあげる。
GM/少女:「ありがとうございます。」
銀河:どうしようかな……。
GM/少女:「高校生です?」
銀河:「まあ。一応そうだけど。」
GM/少女:「でも……うちの学校じゃないんですね。」
銀河:「まぁ……そうだけど。」
GM/少女:「そうなんですか……。」
銀河:「そっちは北河みたいだけど。」
GM/少女:「分かるんですか?」
銀河:「うん、まぁ〜。友達……じゃぁなくて、知り合いがいるから。」
GM/少女:「そうなんですか……。」
銀河:「向こうが友達と思ってくれないというか……ぶつぶつ。」
GM:じゃ、ちょーっと顔が明るくなった感じがする。
銀河:う〜ん。
GM:そうすると
   「ったく、お前はこんな事ばっかりやってるから、ウダウダ言われ
    るんだよ!」
   と人が呼びに来た。
銀河:ふーん。やっぱ、高校生?
GM:そうだね。
銀河:まあ、じゃあ、すぐに離れて、その人に任せよう。
GM:胡散臭そうにそっち見てるよ。その男の子が。
銀河:「あぁ〜。怪しい者じゃないです。」(笑)。
   「いや、あのジャングルジムにその子がぶつかったから。起こして
    あげただけです。」
GM:「ったく、またこいつボケてんな! ほら、紗里! 行くぞ!」
   で、連れていきますね。
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