6.
GM妙に、霧が出ているような感じがする。 一同霧ねぇ… GM龍之介くん、<恋人たち>、連れて行くの? 龍之介う、うーーん。一応… 愛美一応持っていったほうがいいよ。 GM今は、女の子モードだけど。 龍之介(ぼそっと)連れて行く。 一同(笑) 宗祇なんだか決断が早いねぇ。 愛美早かったなぁ。 GM/恋人たち「どうして、もう片方のわたしは嫌いなの?」 龍之介「どうして好きになれましょう。」 一同(笑) GM/恋人たち「いいじゃない、男だって。男の友情ってものはあなたにはないわけ?」 龍之介「友情とは程遠いぞ、あの態度は。」 佑苑(苦笑) GM/恋人たち「そんなものかしらねぇ」
というわけで、剣道場の中に入っていく。
中には、道着を着ている君島とその横には真剣が一本。
GM他には誰もいません。 鬼堂「少し待っていろ。」と言って、着替えて出てくる。 GM面はつけていないようだね。 鬼堂じゃ、俺もそれに応じる。
道場の扉が音を立てて閉まると、場内に霧が広がった。
あたりを見まわしても自分たちを見るのが精一杯。
道場の壁すら見えない……いや、何もない。
その霧の中から、二人の人影が見えた。
GM鬼堂くんは、朝見かけたから良く知っていると思うんだけど、橘哲也と八波桜ですね。 鬼堂「そういうことか。」 GM/橘「初めまして。生徒会の皆さん。僕は“右近”の橘哲也。」 GM/桜「わたしは“左近”の八波桜。……今回の決闘はこちら側で用意した“聖戦士”、いえ、“弾正台”と鬼堂信吾との戦いです。他の者が一切の手出しができないように、ここに、決闘の場の結界を張らせていただきます。……異存はありませんか?」 ゆかり「決闘なんて……。」 GM/右近「異論があるのですか?」 ゆかり「なぜ、傷つけあうの。」 GM/右近「二人はそう望んでいるから、ではないでしょうか。」 ゆかり何も言えない……。
そのとき、どこからともなく、声が響く。

――でも、それだけじゃ、つまらないね。

人影が一つ、宙に浮かんだ。

――僕は、“帝”。御門秀一。
GM/帝「よろしく。生徒会の皆さん。ここに来たんだ、覚悟はしてたんだろ? 僕と遊んでみないかい?」 愛美「御前試合を汚すような無礼な真似はできませんけれど。」 GM/帝「大丈夫だよ。鬼堂くんと“弾正台”の戦いには一切危害は及ぼさないしね。 ま、僕らは僕らで楽しもうじゃないか。江島愛美くん。」 愛美「観覧なさらないのですか。“弾正台”と鬼堂くんの試合を。」 GM/帝「必要ないよ。どちらが勝つかは目に見えている。」 佑苑鬼堂が勝つんですか。 鬼堂逆だろう。こっちのパワーアップした点といったら、木刀が壊れなくなったことくらいだから。 佑苑武器の威力的なものは? GM硬度は……。 佑苑硬度が上がっただけなんですか!? 鬼堂そう。切られなくなったっていうだけ。 GM威力的なものをあげたい場合は……頑張れ、鬼堂くん。あ、受動防御に2点加えといて。<正義>の加護ってことで。 鬼堂受けが13とはなぁ。 宗祇うわぁぁぁぁぁぁぁ!
鬼堂対“弾正台”という組み合わせと他の生徒会メンバー対“帝”で、戦いは始まった。 《第1ターン》
愛美今回、久しぶりにダイス振ってるね。
蒼明では基本的にイニシアティブは、移動力順だったのだ。
GM「あ!! はっはっはっはっは。ま、いっかぁ!」 龍之介忘れてた!
この日を境に、イニシアティブはダイスで決めるようになった(笑)

宗祇の[先読み]は成功。
イニシアティブを取ったのは、GM。
“弾正台”の攻撃は、鬼堂に受けられる。
“帝”の手に渦巻く闇の塊がゆかりを襲った。さすがにゆかりは避けられない。
GMじゃ、5点の叩きを。 ゆかりは〜い、じゃあとりあえず。(ころころ)あ、転倒した。で、痛覚過多の……。
意志判定には成功するものの、次のターンには-10の修正が……。
“右近”“左近”は見ているだけ。
有子は[倍速]に集中。
愛美は……。
愛美やることがパターン化してるんだけど…絶対に効かないと想うんだけど…頑張ります。[困惑] GMこれで、“帝”がへあっ!! とか言ったらどうするんだ!? 一同(笑) GMとか言いつつ、かかったらぜってぇー言ってそうなんだけど、俺。 愛美一応、成功したは、成功したんだけど… GM(ころころ)よし。大丈夫!
鬼堂はとりあえず光るらしい(笑)。
まずは、[戦闘予知]の発動に成功。
そのあとは…
鬼堂いつもの戦術、フェイントから部位狙い。 GMどうぞ。
フェイントが−9もついたのに失敗…。
佑苑は“帝”を殴りに行くがかわされる。
アップ、回転〜♪ 光る、くるるぅ〜ん♪ 一同(笑)
これは、叶が精神剣を出すときの映像である(笑)
剣がくるくると回転しながら胸元から徐々に上がってくる(らしい)
宗祇は投げようとしたが避けられた。
龍之介の[生命力奪取]は抵抗される。
《第2ターン》
GMがイニシアティブ。“帝”の闇の弾丸は宗祇へ向かう……
GM(ころころ)…あ、クリティカル。 一同GM小口の癖に生意気なっ!
説明しよう。
「GM小口の癖に生意気な!」とは、
大社堂用語で「あり得ないことが起こること」を意味するのです(笑)
……これも辞書の中に入れるかな(笑)
通常ダメージだったものの、6点はきつい。
“弾正台”の攻撃はフェイント速攻だが…
GM/弾正台「先輩直伝のこの動き!!」…−9 鬼堂「その程度で!!」…−12 GMうおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!! 佑苑(鬼堂が)受け16(笑) GM一応、成功 鬼堂カン! 「踏みこみが甘いっっっっ!! 俺を超えてみろっっっ」……−7 GM4が出てるから、−14くらい。 鬼堂超えられた…(笑) 一同(笑) GM/弾正台「疲れてるんですか、それとも僕を馬鹿にしてるんですか。」 鬼堂「くっ…」
有子は集中2秒目。愛美の[困惑]は効かない。
佑苑は相変わらず殴りかかるが、効き目なし。
叶の[精神剣]もかすりもしない。
宗祇何も考えずに殴りに行こう…回った!! GMいかに“帝”といえども…。 宗祇13…防護点無視。 ゆかり初ダメージぃ〜♪ 宗祇(ころころ)1点!! 一同(笑) でも、無視だから… GM/帝「ほぅ。僕の防護壁を破るとはやるね。」
(傷口を指でなぞり、手についた血をなめる)
一同(笑) 愛美絶対、そのリアクションやると思った! GM/帝「僕の顔を傷つけた罪は重いよ。」
ゆかりは立ちあがりながら[大治癒]に集中。
龍之介の[生命力奪取]は、効かない。
《第3ターン》 イニシアティブは、叶。
華麗なフェイントから決まる[精神剣]は通らない(笑)。
宗祇の蹴りは…
GM「あたってるぅぅぅ!」 宗祇(ころころ)6点! GMこれはいかなる御簾でも…。軽く吹っ飛ばされましたね。“右近”と“左近”が「帝様!!」と驚きます。 GM/帝「大丈夫、この程度なら傷にもならないさ。でも、これは万死に値するね。」 佑苑どんどんうらみ買ってるよ、この人。 一同(笑) 龍之介わ〜い♪ 宗祇みんな、僕の犠牲を忘れちゃいけないよ! 愛美宗祇、ありがとう……ばいばい(手を振る) 一同(笑) ゆかり「大丈夫。誰も殺させはしないわ。」と言うわけで次。 GMロールプレイだけで終わらせた!!
龍之介は“左近”に対して[超能力奪取]を試みる。
龍之介あぁ、なぜぇぇぇ!? −5 GM(ころころ) 佑苑あぁ! かかってるかかってる。チュィーーーン。
能力を吸い取られたので、“左近”も攻撃に参加。
もちろん、対象は龍之介。
避けられるわけもなく、4点の叩きダメージ!
佑苑下手なところにちょっかい出すから 龍之介だぁ〜って……彼女の瞳が俺を魅了したんだよ。 一同(苦笑) ゆかり逆に魅了されてどうするぅ!
“帝”の攻撃は、「当然不埒な愚か者に」向けられる。
攻撃を受けて宗祇は気絶判定に。成功するものの続く転倒判定には
失敗。すっ転んでいる。
決闘のほうは依然として決着がつかず、五分の戦いである。
GM/正義「親方様。このままでは決着がつきません。」 鬼堂「だが、状況を打開する策はあるのか?」 GM/正義「親方様の中に眠る力を目覚めさせれば……」 一同(爆笑) 愛美……がんばれ。 GM/正義「この者を倒したいのですか、それとも……」 鬼堂「倒すこと自体が目的ではない。この馬鹿の目をきっちり覚めさせてやらないとな。だが、そのためにはまず……。」 GM鬼堂くん、知力判定を。
判定は、−5で成功。
以前、牟田主将と戦ったことを思い出す。
(第1部第5話 “電脳教授”参照)
GM確実に一本とれると思った時、目にも止まらぬ動きを見せたよね。 鬼堂見せたね。 一同(笑) 鬼堂そんなことがあったね。 一同(笑) 鬼堂どちくしょーーーーーーー!! 一同(激笑) GMその勝負が終わった数日後に、あの足さばきと言うかなんと言うかを聞いたわけですよ。 鬼堂うん。 GM/牟田主将「鬼堂くんにもきっとできるよ。」 一同(笑) 鬼堂何の答えにもなってねぇーー。 GM/牟田主将「君は力を持っているんだからさぁ〜。それをちゃんと使おうとする意志があれば、ちゃんと使えるんだよぉ〜」 ゆかりよくわからない………。 鬼堂良くわからないけれど…。
場面は変わって、決闘以外の面々。
有子は、集中。
(有子:集中3秒目、めー、めー、めー。)
愛美は、使い魔である白狐の雪華(せっか)を呼ぶ。
この狐、京都出身のようで関西弁をしゃべる(笑)
さて、決闘の場の鬼堂は…。
鬼堂「あの動き、しゅ、主将のあの俊敏な動きを俺が、俺ができるのか? いや、やらなくてはいけない……」 GM君の脳裏に浮かぶのはやっぱり仲間の顔とか。 一同(笑) GM執行部メンバーの顔とか。 GM&宗祇そして最後には……。 佑苑最初のほう、あまりいい感情が浮かんでこないんでは……? 一同(激笑) GMだめーーーーーーっっ!! そんなこと言っちゃ!! 一同(笑) GMそして最後には当然。
「鬼堂さん、私は信じてるんです。」みたいな言葉と共に……。
鬼堂「ここで死ぬわけにはいかない。俺の命は、彼女を守るためにある!! 一同うわぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっ。
(文字にならない感情の嵐が巻き起こる)
鬼堂の渾身のフェイントは互角。
まさしくつばぜり合いが続いている。
続く攻撃もあたって……
GMごほっごほっ。なにーーーーーーーーーーっ!? 佑苑ファンブったらしい。 GM16!? 鬼堂しゃぁーーーーーーーーーーーーっ!! GM気迫で負けてる!! 鬼堂ならばダメージを反映!…(ころころ)…してない 一同(笑)
倒したくないと言う思いが鬼堂自身をセーブさせてしまうのか、ダメージは6点と振るわない。が、聖戦士は少しふらついた。
GMその瞬間、君の中で「どくん」と何かが。で、周りの空気がゆっくり流れはじめたよ。 鬼堂「あぁーーっ!? な、何だ!?」
佑苑の蹴りは、完全に避けられている。
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