これからの対応を決めようと話し合うメンバーに、有子が飛び込んでくる。
GM/有子「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。一人眠らせられませんでしたー」
龍之介あれ?
GM/真治「宗祇くん、だめだよ、そんなことばかりしてちゃ。宗祇くんのいう戦いって、こういうこと!?」
GM/有子「この人、すごく強かったみたいで…すみません、すみません、すみません」
宗祇「佐々木、お前が首を突っ込む問題ではない。」
GM/真治「なんでさ!!」
宗祇は、顔を動かさずに、目だけで真治を見た。
「俺たちが戦う理由を理解していないまま、だめだと言うのはなぜだ。」
「傷つけあっちゃダメだよっ!!」
「今、お前が見たものが、誰かを傷つけるための戦いにでも見えたか。」
少し、間をあけ、宗祇は続けた。
「自分の目で見たのであれば、少しは自分で考えろ。」
会話中に、鬼堂がへさきに立つ少女に気づいた。
鬼堂「待ちたまえ!! 君!!」
GM/真治「矢野!!」
宗祇「なぜ、矢野があんなところに……」って自分も動き出す。
GM/雅そうすると、へさきの辺りで、「来ないで、来ないでよ!!」
宗祇「どうした、矢野?」
佑苑「どうかしたんですか、矢野さん?」
GM/雅「なんで、なんで、あの力では足りない、っていうの…?」
宗祇「まさか、さっきのはお前か……。」
GM/雅「そうよ、私よ。」
佑苑あんな性格だったとは……(苦笑)
宗祇「なぜだ……。なぜ、お前がこんなまねをする。」
GM/雅「宗祇くんになんて、わかんないわよっ!! だって、だって、ずっと真治ってば、真治って、ずっと、宗祇くんのことばっかり……。真治だけは、わたしのことを普通に扱ってくれる……。」
佑苑「私は、そんなヘンな風に扱っていたでしょうか……。」
GM/雅「本当の友達は真治だけだったのに……。」
宗祇ちらりと真治の方を見る。
GM戸惑ったような顔をしてます。
GM/雅「それなのに、それなのに真治は最近ずっと、わかるよ、だって、確かに、宗祇は強いから……わかる、わかるけど……でも、あたしだって……。」
宗祇(真顔で)「あほらしい……。」
佑苑うおぉぉぉ!!
GMぴくっとかいって。
宗祇「自己主張をしたいんなら、おまえ自身でやれ。他の者たちを巻き込む理由があるのか?」
GM/雅「だから、だから、あなたなんかにわからないって言うのよ!!」
宗祇「確かにな。こんなまねをする人間のことはわかりたくない。」
鬼堂「宝生院っ!!」少したしなめます。
佑苑「そんなところにいたら、危険ですから、こっちにきませんか。」
「何よっ、あなたたちだって、結局は"裏生徒会"と同じじゃない!! 力を持ってて。あたしは、その力を使っただけ。」
「その使い方に問題がある。」
宗祇は、頭をめぐらせながら、横目で真治を見た。
戸惑いつつも、目は矢野を真剣に見ていた。
―― もう少し、思われていることに気付く目を持った方がいいな。
「確かに俺たちは力を持っている。だが、全員がそれを望んだわけではない。」
「じゃぁ、宗祇はその力、持ちたくなかったの?」
「あぁ、望んだ覚えなどない。」
雅は、鼻で笑った。
「じゃ、何で真治の頼みを断り続けたの?」
「お前には関わりのないことだ。」
「その力があるからでしょ? 普通の人とはかけ離れた力を持っているから、 だから、真治と離れようとした、そうじゃないの?」
「それも、理由の1つだ。」
「それなら、自分を特別視してる、ってことじゃん。イヤだとか言いながら、結局、自分は特別な人間だって思ってるのよ、それで――。」
―― ……。
宗祇は、これから雅が言いたいことが理解できていた。
「他の人たちの心をひきつけといて、自分は何の自覚もなくて、それが普通だと思ってるんだもん。ずるいよ、そんなの!!」
自覚がない、はずがない。
『力を持ったがために周囲に与える影響』。
それは、自分が生きている限り、悩み続ける問題。
だが、力を持たぬものには、その悩みや苦しみは永遠にわからない。
「 あたし……"裏生徒会"の力でも借りなきゃ、どうしようもないじゃない!!」
宗祇「お前は、以前からそんな力を持っていたわけではあるまい。だから、その力について知らなさすぎる。こんな力を持っているものたちが、どういう生まれ方をして、どういう気持ちになるのか。」
GM彼女の頭上に、すーっと、女性が浮上します。着物をまとった美しい女性ですね。"左近"の桜さんです。
佑苑「また、あんたか……。」
GM/左近「今回は、私が出させてもらいました。彼女は"雅楽神"。少しレベルが低いのが難点かしら」
一同(忍び笑い)
GM/左近「"改新"のその望みも、その力も、ひどく頼りないものだけど、それでも十分よ」と言って、うすく笑います。
宗祇「以前にも言ったことだが、もう一度言わせてもらう。貴様を許さん。」
GM/左近「許さなければ、どうする、というの? 許さなければ、どうする、と。」 (凄みのあるいい方)
宗祇「叩き潰す。」
GM/左近「できない事は言うものじゃないわ。坊や。」と大人の女性みたいな口調になります。
宗祇「やってみればわかることだっ!!」 マスター、この戦闘の間だけ、[冷静]をはずします。
GMはい。
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