2.
GM愛美さんからいきましょう。
愛美はいはい。
GM授業始まって、滝之水高雄もいます。彼は真面目ですね。
愛美じゃあそれとなく観察しながら……真面目と見せかけて、寝てるって事はないよね?
有子(笑)
GMそれはないです(断言)。で、授業が終わりました。
愛美そうしたら、近づいていって「滝之水くん。」
GM/滝之水「あ。何? 江島さん。」
愛美「ちょっと聞いたんだけど、蒼明祭に出品の絵、大変なことになってるんだって?」
GM/滝之水「あぁ、そっか。江島さん、生徒会だったね……ちょっと。妙なヤツにやられちゃったみたい。」
愛美「もし、心当たりがあったら言って。力になれるんだったらなりたいから。」
GM/滝之水「ん……。でも、心当たりはないんだ。」
GMえっと、技能で何か持ってない?
愛美[嘘発見]とかないですぅ。(泣)
GMじゃ、知力で……あ、もう一つ面白いのがあったんだけどな、君の場合。
愛美え? ……[超嗅覚]??
GM2レベルあるから、感情も分かるよ。
愛美あぁ!! そうなんだ!! どっちがいいかな?
GMとりあえず、両方振ってみて。
愛美(ころころ)−5と、−3。
GMそうすると何か隠している事がありそう。
愛美「もし、何かあったら言って欲しいんだけど。蒼明祭に関しては、克巳会長からも言われてるから……上手くいかないと私たちも大変なことになってしまうし……。」
GM/滝之水「あの……。ちょっと、待っててくれないかな?」
愛美「え?」
GM/滝之水周りを気にして小声で「実は脅迫状が送られてきているんだ」
愛美「……そうなの……。」
GM/滝之水「寮の方まで取りに行かないとないから。」
愛美「わかったわ。……私も、寮まで着いていくわ。その後、生徒会室に来てくれるかしら?」
GM/滝之水(うなずいて)「じゃ、放課後にまた。」
愛美二人にこのことを伝えに行きます。
「鬼堂くん、ちょっと。」って言って、扇子で口元を隠して「どうやら、滝之水に脅迫状が来ているらしいから、放課後に生徒会室で見せてもらうわ」
鬼堂「頼んだ。」
愛美「それじゃ」
GM……扇子持って、グラサン!?
愛美すっごい、怖い。(笑)
有子きゃぁぁ〜。(笑)
鬼堂もう少し清楚な格好はできんのかと思って見ている。
愛美で。「有ちゃん〜。」
有子「あ。こんにちは〜。」
愛美「どうやら、滝之水に脅迫状が来ているらしいから、放課後に生徒会室で見せてもらうわ。」
有子「はい、お願いします。」
愛美六限どうしようかな……。
六限は情報収集と言う名の下に部室(=コンピュータ室)にいることにした。(苦笑)
GM放課後、まずは鬼堂くんからいきましょうか。
鬼堂剣道部で練習して、それとなく"黒仮面"について聞く。
GM具体的にどうやって聞くのかな〜。(にこにこ)
愛美ロールプレイしましょうねってことらしいよ。(笑)うちのGMのいつものことではないか(笑)。
有子(笑)
鬼堂「あ〜。では、話は変わるが。"黒仮面"って言うのを聞いたことはあるか?」
GM「え? さあ……全然。」
鬼堂心底知らないって感じ?
GMう〜ん。知りませんね〜。
鬼堂さっぱりか……。そんな感じで全部まわっていくけれど。主将はなるべく後回し。
GMそれほど嫌か。(笑)
鬼堂いやあ、ちょっと嫌いなもんで。
GMどういう感じの人?
鬼堂んと……長身で、それなりに身長とバランスの取れた肉付きをしている野牟田くん。
愛美(笑)
野牟田くんとは「大社堂」メンバーの一人で[来歴感知]をする時、必ず「百年前から見てみましょう」と言ってみんなに怒られます。(苦笑)
GMつまりのんびりやさんなわけね。
鬼堂そう。
GMスタイルのいい野牟田くん。(牟田兵次と名付けられた)
鬼堂何時ものんびりしてて、話し方もすごいのんびりしてるのに、剣道となれば、その動きは俊速。
GM/牟田じゃ、そうすると
「あれ〜、鬼堂く〜ん。僕と相手してくれないのぉ〜。」
鬼堂「い、今は休憩時間ですから。」
GM/牟田「残念だなあ〜。ひょっとして、僕、避けてないぃ〜?」
愛美(一人ウケてる)
鬼堂「い、いえ。そんなことは……。あぁ、そうだ、主将。」
GM/牟田「何かなぁ〜。」
鬼堂「"黒仮面"という名についてご存知ありませんか。」
GM/牟田「"黒仮面"? どっかで聞いたことあるなあ〜。あれはどこだったっけなあ〜? え〜っとぉ〜。」
鬼堂「ご、ご存知なんですね。」
GM/牟田「う〜んっとぉ〜。」
愛美野牟田くんだよぉ〜。これで「百年前から思い出してみましょう」なんて言ってくれたら最高!(笑)
一同(笑)
GM人間だよ、この人はっ! そうだなあ……。
GM/牟田「じゃあ、僕と勝負しないぃ〜? 久しぶりにさあ〜。」
鬼堂「いいでしょう。」
と言うわけで、3本勝負と相成った。
一本目は、鬼堂が鮮やかに決めた。
二本目。お返しとばかりに主将の抜き胴が決まる。
GMラスト!
鬼堂「負けるわけにはいかんのだ!!」
有子二人とも燃えてる、燃えてる。
GMあぁ。負けた……。
鬼堂ぃよっしゃぁっ!!
有子(拍手)
GM/牟田「いやあ、強くなったねぇ〜。」
鬼堂「私とて努力は続けてきましたからね。ふんっ!」
GMそうするとマネージャーの女の子が来て、「主将、そう言えば足をケガしていたんじゃ……」
GM/牟田「あぁ、大丈夫だよ。このくらいだったら。」
愛美/マネ
「そんな、湿布を取り替えませんと……」
GM/牟田「いや、大丈夫、大丈夫」と言いながらちょっと足をひきずっています。
鬼堂うわあぁぁ……あはは。くっ……
GM/牟田で、後ろ振り返って君の方を見ながら「早くおいでよ。教えてあげるからさ〜。」
鬼堂「は、はい。……まだ勝負はついていませんからね。あなたが最高の状態の時、必ず討ち果たしてやります。」
GM/牟田「う〜ん。すごいね〜。鬼堂くんって。頑張ってね。」
鬼堂あぁぁぁぁぁぁぁ。全然受け止めてもらえないぃ〜。
GM本人は受け入れてるんだけど。
鬼堂でも、誰もそうは見ていない。馬鹿にされてるようで……とにかく着いていきましょう。
GM/牟田「鬼堂くんの一撃で思い出したよ〜。」
鬼堂叩かれにゃ思い出せんのかい(苦笑)。
去年の蒼明祭の時に文芸部が作った会誌に書いてあったと聞き、鬼堂はバックナンバーを調べに生徒会室へ行く。
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