エピローグ
―― 私は、夢を見ていたかったのかもしれない。
あの時、守ることができなかった自分を責め続けていたのかもしれない。

だが……もう、妻も娘もこの世にはいないのだ……。

心の限り望んでも再びこの手には戻らない……私の幸せなとき。
GM後日、刈野は術の私的使用の罪で身柄を拘束され、裁かれることになります。 安西私的に使っちゃいけない、って法律がたぶんあるんだろうね。 GMうん。今回の事件は、彼が術を使ったことによる逆凪で、鬼を生み出し、彼自身を苦しめることになったんでしょう。一方、蔵山さんは、病院に入院しましたが、えり子さんと奥さんが、実家からちょくちょく通い、みるみるうちに回復します。 鳴神っていうことは、改めて、また結婚? 慈海再婚……。 GMそのうち、話は出るでしょうね。少なくともその子さんは刈野さんとは再婚してませんから。 一同ほぅ。 鳴神っていうことで今回のシナリオは終わり。よしっ。さぁ、名古屋に帰ろう……。 慈海まだ、こんなものが(ディズニーランドのチケット) 鳴神たははっ(苦笑) ここでキレイに終わらせるのが家族の絆を…… 慈海そのために、ちょっとやりたいことがあるんだ。 鳴神え? 慈海「北沢さーん、ちょっと、チケットを。」 北沢はい。(と渡す) 慈海「ほら、俊。」と、俊のポケットにチケットを2枚入れる。で、「お前のがもう1枚あったな。」 鳴神「へっ?」 一同うん。なるほどね。 慈海「持ってってやれ。」 鳴神「あっ、なるほどね! あっ、そういうことなら任せといてよっ! うん。積極的に渡してくるから。」 慈海まぁ、いいや、もう。それ以上は何ものぞまん。俺は。 GM数日後、めでたく退院した蔵山仁志さんと奥さんのその子さん、それから娘さんのえり子さんが東京ディズニーランドで楽しく遊ぶ姿が見られました。 GM以上、幸せなとき、おわりました。ありがとうございました。 一同お疲れ様でしたーー。
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