GM:で、翌朝でーす。学校ある人は学校行ってください。で、小学校は 保護者会なんで……。 音彦:(苦笑)。 GM:今週、火・水・木・金、と保護者会です。まず、音彦くんは、火曜 日の一番最後……16:30から。 公立の小学校だけでなく、笙や恋の通う私立北河学園でも、保護者会 である。 恋は木曜日の、笙は火曜日の、16:30からとなった。 銀河:ま、俺は関係ないね。ラッキィ〜♪ GM:もっちろん、銀河くんも関係ありますよ。 銀河:いや、うちの母さん、今、修羅場に入ってて……(汗)。もうすぐ 締め切りなんですよ、うちの母親(大汗)。 GM:金曜日の16:30。これ以上遅れても、どうにでもなれっていう 時間ですね(笑)。 銀河:母さん、ちょっと、締め切り近いしなぁ……。 銀河のお母さんは、ファンタジー小説家。 「百鬼夜行」という小説を書いてるそうだ(笑)。 GM:今日は火曜日です。お昼まで時間進めますよ。では、お昼です。 大獅くん、紋乃さん、いますよ。 大獅:「あー。矢賀原。昨日のいとこがどうのこうのっての、どうなった んだ?」 GM/紋乃:「ごっめぇ〜ん。見つかったわぁ〜。」 大獅:「あぁ、そうか。よかったなあ。」 GM/紋乃:「ちょっと気になることがあったんだけどね。」 大獅:「気になること?」 GM/紋乃:「……傷ついて帰ってきたわ。左の肩の辺りに切り傷が。」 大獅:「え〜っと。いとこっていうと男か女か。」 GM/紋乃:「男。パックリ切れたような切り傷がついていたのよ。」 銀河:それひどいんじゃない?(笑) GM/紋乃:「あとね……火傷もしたみたいなのよね。」 大獅:「一体、そいつどこに行ってきたんだ?」 紋乃さんのいとこは、どこに行って何があったのか全く覚えていない という。家族によれば、夜、外出したのだが、それさえ覚えてない。 大獅:「そりゃ、どういうことだ? 夢遊病の気でもあるのか?」 GM/紋乃:「そんなこと、今までなかったわ。……大獅くん、わたし、 お腹空いちゃった。」 雷顕:(笑)。いきなり話が変わる。 大獅:「あー、そうだな。ちょうどいい時間だし、食いに行くか。」 GM/紋乃:「おごり?」 大獅:「ばーか。」 一同:(笑)。 銀河:ひどい言われようだ(笑)。 GM:じゃあ、昼。笙くん。 笙 :いつも通り、笛吹いて、鳩たちを集めます。 笙が社交辞令を交えながら(笑)、鳥たちに聞いてみたところ、大き な鳥が1羽、南へ飛んでいったのを見たとの情報を得た。 が、鳥だ。その鳥の色までは分からない(笑)。 GM:では、時間を進めまして、授業後16:30になりました。 音彦:抜き足、差し足、忍び足で……(笑)。 雷顕:まず、逃げられんだろうが。先生いるんだから。(苦笑) あの手この手で逃げようとする音彦。 しかし、先生の方が数段上だったようだ。 GM:がしっ! かかえて、教室に連れていくよ。 音彦:(力なく)「オ、オーケー、ベイベー。」 GM:で、16:30です。 雷顕:そうなの。じゃ、現れましょう。 笙 :服装は? 雷顕:そんな大した……。 笙 :いや、普通のというか何というか、いわゆる墨染めの衣という感じ なんですか、それとも普通のスーツとか? 雷顕:(頭を抱えて)あぁぁぁぁぁぁぁーーーーっ!! GM:そんな、叫ばないでも(笑)。 一同:(笑)。 雷顕:……スーツで行くよ。 音彦の成績に関して、漢字の書き取りができないとか、音楽、体育は とても良いなどと告げられる雷顕。 しかし、彼を最も驚かせたのは…… GM/先生:通知表が出てくるよ。「印鑑が押してないんですよ。」 一同:………。(爆笑)。 笙 :なるほどな、なるほどな(笑)。 音彦:「オヤジ、いけねぇよ。保護者として失格だよ。」 雷顕:「そんな話は私は聞いておりませんがぁ!?」 GM/先生:「響くんがお渡ししてない、と言うことでしょうか。」 雷顕:どうなの?(全体のGMである銀河を見る。) 銀河:見せていない(きっぱり)。それに、あの〜、雷顕さんも学校に 通ってないし、普段から学校とは無縁の生活を送っているから、 通知表があることは知っていても実感がわかないから、こいつ (と、音彦を指す)が渡さなかったら知らない。 雷顕:「私、初めて見ましたよ、これ……。はぁ。」 GM/先生:「ひ、び、き、くん!」 音彦:「オヤジ最近、ボケ入ってきて、忘れてるんっすよ、先生」 雷顕:「何、言ってるんだ。」 ガーン。(拳で音彦の頭を叩く真似をする) 音彦:(両手で頭を押さえて) 「痛いよぉ〜。……。ちっ、バレたか……。」 GM/先生: 「これから、響くんの通知表は保護者会で、お父様に手渡すことに なりましたので、必ず新学期にははんこを押して持たせて下さる ようにできませんでしょうか。」 雷顕:「はぁ〜、こちらも、ほんと……」 音彦:(遮るように) 「先生、オヤジ、忙しいから、オイラがきちんと渡して……」 雷顕:「お前は黙っていろ。」 音彦:「え〜ん。」 雷顕:「もう、本当に申し訳ありません。もう、本当に躾がなってなく て、家でもしっかりと厳しく言いつけますので、学校の方でもよ ろしくお願いします。」 GM:という感じで、音彦くんは終わりました。 雷顕:「あ……まったく、恥かかされた。困った奴じゃ。ビシビシ、やら んといかん。」 笙は何事もなく15分が過ぎていった。 銀河&音彦:いいなぁ。 宴楽:う〜ん、大変だなぁ(笑)。 銀河:(母親に)知らせるべきか……。どうしよう……。 GM:今、16:30ですね。この辺りの小・中・高校は、全部保護者会 で、公園では14:00頃から子供たちが遊んでいるよ。 銀河:また、ブランコモード。 キィ〜コ〜。キィ〜コ〜。 GM:そうすると、昨日ジャングルジムに右肩をぶつけた女の子がまた、 同じように歩いて来ます。 銀河:おぉ……ドジ子ちゃんか……。 GM:(ムカッ。) 銀河:「お〜い、またぶつかるぞ〜。」 GM:何とか、今度は止まりました。辺りを見て、ブランコの所の銀河く んを見つけます。 「昨日は、すみません。ぼーっとしてて。」 銀河:「はぁ。(ため息)」まだ、元気が……。 GM:「どうしたんですか?」 銀河:「いや、あ〜、別に。何でも……。」 GM:「うちの学校、今日から保護者か……」 銀河:「いやあああ〜〜!! ぬぉぉーー!!」 (←「NO」と言ってるらしい) 一同:(笑)。 GM:「どうしたんですか?」 銀河:「いや、別になんでもないよ。」(笑) 雷顕:(笑)。 GM:「私、明日なんですよね。」 銀河:「ぬぉぉーーー!!(←同じく「NO」と言ってるらしい) ……その話はやめようよ。俺たちは、やっぱり青春を生きている若 者なんだからさ。そういうせせこましい事に関わってないで、やっ ぱ、明るくジャングルジムで熱血しなくっちゃ、うん。 GM:それを聞くと、クスッて笑って、「そうですね。」 宴楽:あぁー、同じタイプだ。 GM:「保護者会なんて、保護者がいれば別にいいですけどね。」 銀河:えっ? GM:聞こえたかどうかは、知力で判断。 銀河:ひぃぃぃ〜(ころころ)ぴったり成功。 GM:聞こえたよ。 「保護者会なんて、保護者がいれば別にいいですけどね。」 銀河:そ、そこでやっぱり、おばかな銀河くんとしては、 「親、いないの?」 GM:もう一回知力判定してみて下さい。 銀河:ひゃぁ〜。(ころころ)あ、ぴったり、また成功。 GM:じゃあ、この顔見たことある。別に昨日見たって訳じゃなくて、ど こかで見たことあるよ。 銀河:誰だろう……? GM:ぴったりじゃ、どこでかまでは分からないな。 ……「親、いないの?」という言葉に反応して、ぴくっとして、そ のまま固まってるよ。 銀河:自分から言っただけに「墓穴を掘ったな〜。」とか思いながらら ……。「でも、親代わりの人はいるんでしょ?」 GM:(予想通りの答え、ありがとう。) ぴしーーーっ。固まってるよ。 銀河:あ、ますます墓穴を!! 笙 :ほーれほーれ、ざっくりざっくりざっくりざっくり! 一同:(笑) 銀河:どうしよう……困ったなぁ……。 「あぁ、ごめん。ごめん。ごめん。」 GM:「あ、気にしないで下さい。ごめんなさい。」 銀河:「いや、俺の方こそ、ごめん。」 GM:「本当に気にしないで下さい、ごめんなさい。」 そうすると、また後ろから、男の人が呼びに来る。 昨日とは違う人だね。 銀河:「あの〜、名前は? ……俺は天堂銀河って言うんだけど。」 GM:「面白い名前ですね。」 銀河:「あぁ、よく言われる。」(笑) GM:微笑みながら「私は田嶋紗里。」 ……この名前を聞いて知力判定を。 宴楽:こういうときこそ失敗だ。 銀河:(ころころ)。 笙 :(笑)失敗だね。 GM:分かりませんねぇ(苦笑)。そうすると、 「おい、ふざけんな! そんな所で何やってんだ!」 銀河:何かえらく、ガラ悪いな。 GM:おっちゃんですね。 銀河:お、おっちゃん!? GM:うん。 「紗里。行くぞ! おらぁ! 早く来い!!」 銀河:「ひょっとして……あれ?」 GM:「んなとこで、話してんじゃねぇーよ!! ほら、とっとと来 い!! お前、まだ家に片づけもの、全部残ってるだろ!!」 銀河:ひょっとして、この子はシンデレラ!? 恋 :(笑)。 音彦:灰かぶり……。 GM:紗里ちゃんは下向いて、 「そう……。早く行かないと銀河くんが怒られるから。」 と言って後ろ向いて走り去っていきます。そうすると向こうで、 紗里ちゃんとそのおっちゃんが、 「お前、あんなヤツと何話してたんだ!」という声が聞こえる。 銀河:ぴしーーーっ。 GM:で、行ってしまいますね。 GM:皆さんに、緊急で影宮に集合の連絡が入ります。 今は、夜7時です。 何と刀悟から連絡があった時「酔夢」には、美紀さんが来ていた (笑)。 GM:と言うわけで、影宮に集合です。後ろ髪を引かれる思いで宴楽斎さ んも(笑)。 |
←prev | 目次へ | next→ |