場面は変わって、万能科学部。
愛美さぁ、行くかぁぁぁぁ(ため息)
GM(鬼堂を見て)ごめん、俺にはあれはできない……お願い。
鬼堂→八雲え?
GM「大変です部長、アンドロイドが暴走しましたっ!!」
八雲「なにーっ!! ならば、試作型パワードスーツやすらぎ2号で撃破するのだ!」
GM「しかし、あれはまだっ! まだ、駆動系に問題がっ!!」(笑)
八雲「構わん! 失敗すれば君が死ぬだけだ。」
一同(笑)
GMという声が響き渡ってます。
愛美(大きい音をわざと立てて)「邪魔するよ。」
八雲「なんだね、君は。」
愛美「あたしの顔を知らない……無理もないわね。あんたが万能科学部の部長……」八雲だっけ?
GM八雲和郎です。
龍之介まだ、会ったことないんだ……。
宗祇まだね。
GMでも、名前は知ってますよ。変人で。
龍之介ははははぁ〜ん。(笑)
GMすっげー、有名です。
八雲「まず、人に物を尋ねるときには、自分から名乗ってもらおう。」
愛美「私は選挙管理委員長の江島愛美。で、八雲さん。私たちへの伝言を頼まれてないかしら。これが用件よ。答えて。」
八雲「変なヤツだなぁ」
一同(笑)
八雲「貴様ら、凡人どもには孤高の天才たる私の深遠なる……。」
愛美「分かった、分かった。あんたが孤高の天才だってのは、分かってる、分かってる。だぁかぁら!」
一同(爆笑)
愛美「伝言を聞きたいのよ。人命がかかってるの。(ぱしっ)」
八雲ききききききききき。
一同(笑)
愛美「……あんたのような天才の人命が。」
八雲「ほー。」
愛美「だから、悪いんだけど、早く伝言を教えて頂戴。」
八雲「1つ試練に耐えてもらおう。」
愛美「どんな試練かしら、耐えられるものなら耐えてあげる。」
八雲「相沢、あれを出したまえ。」
相沢と呼ばれた部員が引き出してきたのは、1人がけのソファーに巨大な真空管がついている機械。
愛美「何、これ。」
GMあと、頭にかぶるランプ、ってか電球みたいなのがくっついてる。
八雲「では、紹介しよう!」
宗祇「能書きはいいから、さっさと教えろ。」
一同(笑)
GMみんなひどすぎ。冷淡すぎるよ、それ。
龍之介ひどいよ。
宗祇宗祇は、もともとの性格だし。
八雲(いじけてる)
GM「部長!! しっかりしてください! カムバック!! 部長の科学力にかなう者はいません。」
八雲「こやつら様式美というものを知らぬ。」
GMさすが悪の特撮マニア(笑)
八雲「とにかく、そこの装置の椅子に座るんだ。」
愛美「何が行われるか聞いてからにしましょう。」
八雲「今回、私が総力をあげて作り上げた……。」
宗祇面倒だから、無言で座る。
愛美(聞くつもりなのに……と頭を抱える)
GMどうでもいいけど、有ちゃん、もう無言。
一同(笑)
実は、この時、有子は[思考感知]を試みているが、なかなか成功せず、愛美と宗祇で場をつないでいるのでした。
宗祇「これでいいのか。」
八雲鉄製のベルトをガチャン、ガチャンとはめて、「これが私の作り上げた電気マッサージ機、デストロイX2。」
GMデストロイ!?
一同(笑)
叶電気マッサージ機で、デストロイ。
宗祇愛美さんが座らなくて正解だったな、実際これは。
八雲「これは電圧調整で6ボルトから2000ボルトまで。」
GM2000ボルト!?
一同(笑)
愛美(今までより声のトーンを落として)「命の保証がないってこと、かしら。」
八雲「いいや、電圧ををちょっぴり高めに設定しておいたから。」
GM生命力で抵抗してください。
八雲レベル10。安らぎレベル。
判定は、八雲が宗祇をわずかに上回った。宗祇は、思わず苦痛に顔を歪めてしまう。
八雲「はっはっはっ。軟弱軟弱。」
一同(笑)
稜威あれやぁ〜。(笑)
有子[思考感知]成功。
残念ながら、出目が悪く、八雲の思考は読めない。
べるながんばれ、がんばれ!!
鬼堂「その程度で情報を得ようなど虫がいいにも程がある。しかし、これで帰すのも面白くない。もう少し実験台として付き合ってもらおう。」
愛美「悪いけど、時間ないんだ。とっととやってくれ。」
鬼堂じゃ、白衣のすそをばさーって翻しながら、「となりのオカルト研究室にこい。」
GM出たな、リバーシブルのマント!
愛美「はいはいはい。」
GM「どうもすみませんね、うちの部長が……」っていいながら。
ゆかり(笑)
愛美部員に向かって「ごめんなさいね、実験、引っ掻き回して……。」
GM「いや、でも部長には付き合ってください……」
愛美「……しょうがないわね。」
GMというわけで、となりのオカ研。怪しげな呪文の声が……。
愛美いつか絶対つぶしてやる(笑)
一同(笑)
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