4.
場面は変わって、オペラハウス。演劇部が本公演に向かって練習中だ。
GM最高の盛り上がりを見せているね。かなり熱が入っています。
龍之介すげー、すげー。
GM「龍之介じゃないか。」と、英くんがやってきます。
龍之介「あぁぁ。ちゃんと進んでるの? サボるなよ、お前。」
GM/英「お前が言うか。」
龍之介「何がだ、俺はちゃんと職務をやっているんだ。」
GM「お前、もうちょっとまともな音響を……」
龍之介「え?」
GM「お前の実力は認めるよ。ただ、選ぶ音楽がな……」と。
龍之介「えーっ? 何で!? どうして!? ……あ、そうだ、聞きたいことがあるんだけど。できればさぁ、今、ちょっとやめて、ここにいる人をみんな集めてもらいたいんだけど。」
GM「ここにいるやつら? っていうか、生徒会のメンバーが、いっぱいいるじゃないか、ど、どうしたんだよ、こんなに。」
龍之介「……俺は、生徒会だ。」
GM(ぽん、っと手を叩く)「そうだったな。」
愛美「私たちに伝言があるって聞いて、総出できたんだけど。」
GM「伝言? ま、いいや、おーい、皆集まれー!!」 っていうと、どたどたどたどたって演劇部のメンバーが集まる。
愛美/芹「えー、芹、わかんなぁ〜い。」とか言ってんのかなぁ……。
GM「ちょっといい加減にしてよ、稽古なんだから。」って宮沢志保が。
宗祇「生徒会業務で聞きたいことがある。もし、協力してくれたら克巳会長から感謝があるだろう。」
GM「芹、がんばる〜、何でもやるぅ〜。」
一同(笑)
GM「で、何なの?」
愛美「何か私たちに伝言がある人がいるらしいんだけど、頼まれた人いないかしら。」
GMっていうと、「あ、それ僕です!」と、香具坂守里くん。龍之介の僕の……(笑)
龍之介「ちょいちょいちょいちょいちょいちょいちょいちょい……。」
GM「何ですか?」
龍之介がしっ。(と肩をつかむ)
GM「ぐはぁぁぁぁぁっ。何するんですか先輩!!」
龍之介「お前のせいで、面倒くさいことになったんだから……。」
GM「なんで、僕のせいなんですか!!」
一同(笑)
龍之介「何か色々あったんだよ。面倒くさいから省略するけど」
GM「色々あったって何があったんですか!?」
龍之介「……いいから、言えっ!!」
愛美「……と、とりあえず、伝言を……。」
GMつば広の帽子をかぶった、以下省略が。
ゆかり省略かぁ……(苦笑)
GM/守里「僕にクイズを出せって言ってきたんです。」
龍之介「はっ?」
GM「なぞなぞです。何もない倉庫の真ん中にあるもの、なぁに。」
愛美ハムスター(汗
GM「それがキーワードだそうです。で、それがわかったら次の言葉を言え、といわれてます。」
べるな「うー、うしか分かりません。」
GM「あ、正解です。」
一同「えっ!?(笑)」
GM「僕も何でこんな簡単なの?、って聞いたんですけど、それでいい、って。彼らならそれで十分って。」
龍之介「バカにされてる……。」
宗祇「で、次はどこだ。」
GM「……えーっと、確か、ドクトルKのところへ行け、と。」
龍之介「やめてくれぇ〜!!」
愛美「行きたくない、行きたくない、あそこだけはやめてくれ!!」
宗祇そっちは、江島ということで。
一同(笑)
兼部しているドクトルKの居場所を確認する愛美。展示スペースは隣ということで、まずは万能科学部へ向かう。単独行動中の稜威には、宗祇が連絡する。
宗祇「万能科学部、もしくはオカルト研究部。」ぷつん。
稜威「どこだよ、それーっ!!」
一同(笑)
とりあえず、ノアから聞いて場所は伝えたということで(笑)。その頃、稜威は発信機をつけるため、瑞穂を追っていた。瑞穂は――。
瑞穂あからさまにコスプレじゃないつば広の帽子の男か、もしくは生徒会役員の誰か、見かけるまで、周りを動き回ってます。
瑞穂と稜威が出会うかどうか判定。結果、稜威は瑞穂を見つけるが瑞穂は稜威に気づかない。
稜威何をしている?
瑞穂うろうろうろうろ催し物の周りを回っている。
稜威まわって、え、ただ、見てるだけ?
GM眺めている、というよりは、何かを探しているとでも言うのか。
瑞穂探しているような気がする。
稜威は、発信機(生徒会役員バッチ)を瑞穂につけようと試みる。背後からになるので、瑞穂には−4の修正が加わる。もちろん、結果は……。
稜威できた!
GM成功してる。気付かれずに付けれた。
稜威じゃ、また離れた後で人目のないところで、「ノア!」
GM「はい。」
稜威「俺の光点をトレースしてくれ。」
GM「了解しました。」
稜威というわけで、そっちにも連絡しておこう。
愛美誰に?
稜威後輩。(と愛美に指さす)
愛美後輩(笑)
稜威委員長管理委員長に言った方が早いだろう?
愛美(すごーく嫌そうな声で)「何ですか、稜威先輩。」
稜威「おーい、そんなイヤそうな顔するな。こっちだって動いてるんだからよ。」
愛美「で、何ですか?」
稜威「不審な人物いたんでなぁ、とりあえず、俺のバッチつけといたから。」大学部で、ノアってトレースできたっけ?
GM電子手帳は、高等部だけ……でも、手帳は端末みたいなものだからできるでしょ。
稜威じゃ、OKってことで。「俺のバッチつけてるから?」
愛美「どんなヤツにつけたの?」
稜威「確か、名前は……なんか女のような」って、男の名前はあんまり記憶に残らない
一同(笑)
稜威「すい……」
愛美「水前寺?」
稜威「ぜ、だったかな、せだったかなぁ?」
愛美「わかった、わかった、後で聞くわ。」
稜威「じゃ、こっちもそっちに行くわ。どこにいる?」
愛美「万能科学部」
稜威「りょーかい。」
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