6.
GM/美幸「これが生徒会本部……」 GM/守里「うわぁ〜。これすごいなぁ……。」 愛美「触っちゃダメよ。いつか鬼堂くんが触って、自爆決議とかなった から……。」 一同(笑) GM/守里「はいはい……。いいなぁ、天草先輩……」 龍之介「ガキだなぁ……(笑)」 GMなんか目が輝いてます。 龍之介「……お前、実は、ヤバい人?」 宗祇……今更だけど、入れちゃっていいの? 佑苑よくはないでしょう。 愛美(めっちゃ小声)何なら後で記憶消せばいい。 みんな、みんな普通に言ってるし。 一同(笑) 愛美決して軽く言ってるわけじゃないよ(苦笑)
愛美と叶は、魔術師の元へ行った時の事を話した。
愛美「あと……佑苑くん、今のままではみんなの命が危ないって。」 「本気を出したまえ。」 佑苑「えっ?」 愛美「たぶん、使っていない能力があるんじゃない?」 庫門くんの様子は? GMいつまでこんな狭いところにいさせられるんだ……あ、本当は十分広いんだけど、彼には狭く感じる。ちょっと不機嫌そう。 愛美(魔術師から聞いてきた話を)聞いてなかったかな? GM一応聞いていたけれど、馬鹿馬鹿しい、という感じ。 愛美馬鹿馬鹿しいで済んでしまったのなら、強靭な跳躍力とパワーを相手に戦うことになるんだけれど。 鬼堂あの力が欲しくなってきた。 一同(笑) 宗祇凄く欲しい……。 一同(笑) GMじゃぁ、宗祇くん、今から名前を変えて宝生院宗庫と名乗るんだ! 一同(笑) そうこ……倉庫……。 龍之介おい、倉庫。 宗祇なんで「倉庫」なんだよ! 一同(笑) GMだって、名前に当てはめたとき困るんだもん。 愛美倉庫か……。 GMそれか、宝兵院宗祇か……。 愛美やだなぁ〜。 龍之介超かっこ悪いな……。 宗祇超ごろが悪い! 龍之介言うのは楽しいんだけど、実際いたらやだな。 有子ほへーって歩いてそうで……。 愛美(笑)
と、ともかく、話を本筋に戻します(汗
愛美魔宝理論の話もしておくので。 龍之介は? 難しい魔宝理論講座。 愛美"裏生徒会"と魔宝の違いをきちんと説明した、ってことで。 受け売りだ……。 佑苑他の人がいるところで喋っていいんでしょうか。 愛美私はいいと思うんだけど。 GM美幸さんは、最初から聞いていたわけでもなく、「何だか分からないけど、すごいのね」って感じ。 愛美守里くんは? GM/守里(目をきらきら輝かせて)「すっげー。」 一同(笑) GM/守里「魔術師、っていう人に会いたいな……。」 GMで、蒼馬のほうは、本当かねぇ〜、って感じ。 龍之介「1つ聞きたいんだけど。今の状態がMAXパワーなのか、それとも、奴に乗り移った瞬間、MAXパワーになるのか。」 宗祇「(乗り移ってMAXの場合)ありがちだが洒落にならん。」 龍之介「だから……。」 愛美「魔術師から聞いてきたわけじゃないけど、乗り移った方が倒しやすいといった以上、今の方がMAXだと思うわ。」 ゆかり「魔術師の憶測違いだったら?」 龍之介「魔術師の憶測違いだったら大変なことになる。確かだとは言えないもん。」 鬼堂「後は一撃の攻撃力を恐れるか、向こうの固さを恐れるか、だが……。」 愛美「魔術師を信じる、信じないは構わないけれど、私達より情報が多いのは確かだと思うわ。」 龍之介「まぁな。」 佑苑「だからといって、俺は庫門にそれを乗り移らせる気はさらさらない。」 GMそういう台詞を言うと、庫門くんがちょっとぴくっと眉を動かします。 愛美「乗り移って欲しいとは私も思っているわけじゃない。」 「うん。」
椅子に深く座りなおした叶は、思索を始めた。

このままで行けば蒼馬に取り付こうとしている妖しと戦い、惜しくもその力に競り負けるだろう。
競り負ければ妖しの願いどおり、蒼馬は取り付かれてしまう。

もし、取り付いてしまえば――。

右手で髪をかきあげようとして、ふと手を止めた。
憂いの瞳が二つ。サングラスで見えるわけではないが、しっかりと感じる。

――愛美さんも同じのようだね。

もし、取り付いてしまえば、それを引き剥がすために、蒼馬と戦わねばならない。

――とりつく前に勝てるだろうか。
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