ゆかり「とにかく。その男の人とこの犬は同じ感情を持っていた。」 愛美「使っていたのか、使われていたのか。」 ゆかり「……同じ存在のようなものかしら。」 GM/謎の男「そのとおりだよ。」 一同は? 宗祇周囲を警戒していたんだが、何も気づかなかったの? GM周囲を警戒していたんだよね。気づきませんね。 宗祇ど真ん中に出てこられたら、わからんけど。 GMいや、上に浮かんでます。 愛美聞き覚えありますか? GMあなたにはとーっても。 GM/謎の男「ようこそ、生徒会諸君。」
あまり相手が個性的な人ではないので、見たことがある人以外は まったく知らない。
愛美下向いてます。 佑苑「叶くんをどこへやったんですか?」 GM/謎の男「ちょっと僕のところへね。」 龍之介「それより、その前に自己紹介をお願いできないか。」 GM/謎の男「高等部3年…。」 愛美(きっとにらみつけながら) 「中条務(ちゅうじょう・つとむ)。」 GM/中条「相変わらず、人の機先を制するのが得意だね。江島さん。」 愛美「相変わらず、ね。お互いに。」 GM/中条「とりあえず、僕は彼女の言ったとおり中条務。今は"元老"、そう名乗ったほうがいいかな。」 有子幻狼? GM元気の「元」に、老人の「老」。 一同ダブらせてる…。 愛美「"裏生徒会"では"八省"のその一。"中務(なかつかさ)"でいいのかしら。」 GM/中条「そのとおり。」 宗祇戦前の内務省だね。
「中務省」は「二官八省制」という制度の中で「八省」に属する。
宮中の政を取り扱い、しきたりや、法に関連する職務を行う。
「中務」は「八省」の中でトップの位に設定されている。
GM/中条「君たちも招待したくてね。先に叶委員長を招待させて頂いた。そうすれば、必ず君たちもここに現れると思ってたしね。」 ゆかり「わたしたちにどんな用なの?」 愛美「わたしたちに用なんじゃなくて、私に用なんじゃないの?」 GM/中条「その通り。」 愛美「だったら、素直に叶くんを返して。私に言えばいいことでしょ? なんで、みんなを連れて行く必要があるの。」 GM/中条「僕はね、それだけじゃ、気がすまなくなったんだよ。君を手に入れるには。」と言って周囲をぐるっと見渡す。 龍之介きたぁーー。 GM/中条「彼らを徹底的に痛めつける必要があるんじゃないかと。」 龍之介「必要!?」 GM/中条「さぁ、どうしてかな…。出でよ、幻狼。」
周囲にすーっと、幻の狼が現れる。
GM数は…(ころころ) 一同数!? GM…6頭ほど。 龍之介いやぁ〜ん。 宗祇ちょうどか…。 GMちょうどっていうか、1頭少ないくらいかな。 一同でも、そこ(愛美)はちょうど外れるくらいだから。 GM/中条「怖がる必要はないよ。さぁ、幻狼。門を開け。」
周囲にいたはずの幻狼が一箇所にかたまり、光り輝くと門のような形状を作り出した。
愛美「どこへご招待してくれるつもり?」 GM/中条「『元老』の世界へ。」 愛美「遠慮させていただくわ。」 GM/中条「では、君たちの大切な叶委員長は二度と君たちの元に戻ることはない。」 鬼堂かまわん。(ぼそ) GM(苦笑)「か、彼は体が弱いようだからね。いつまで耐えられるか。」 鬼堂好都合。 一同(笑) 龍之介やめとけ、やめとけ。鬼堂くん。心の中で思っていることを言うなって。それが大人って言うものじゃないか。 GM/中条「さぁ、どうする。江島愛美さん。」 宗祇「この場でケリをつけようとは思わないのか。」 GM/中条「残念ながら。この場では他に巻き込む人が多いからね。」 ゆかり「あなたが言えることなの?」 GM/中条「……僕としてはそれは望んでいないんだ。君たちだけで十分なのさ。傷つき、いためつけられるのは。」 愛美「私だけで十分でしょ。」 GM/中条「いや。全員さ。」 龍之介お前のそういうところが愛美ちゃんは好きになれなかったんだと思うぞ、俺は。 一同(笑) GM/中条「生徒会一のプレイボーイに聞きたいな。」 龍之介「は?」 GM/中条「君は人を好きになったことがあるかい?(にや)」 佑苑(笑) 龍之介「ふざけんな。人を好きになったことくらいはあるさ。」 GM/中条「ほんとに? 僕ら"裏生徒会"はね、君らの事を完全に知り尽くしている。君の両親も随分因果なもの…」 龍之介「お前に言われたくないな。」 愛美「やめなさい。人のことをとやかく言う前に自分のことを考えたらどうなの?」 GM/中条「自分のことを考えているから、こう行動しているんだよ。何かいけないのかぃ? 人を好きになれば、その人を手に入れたいと思うのは普通のことじゃないのかな」 愛美「それは普通のことかもしれないけれど、なんで他の人まで巻き込むの?」 GM/中条「そうしなければ君が手に入らないからだよ。」 愛美「そうしたからといって手に入るの?」 GM/中条「入ると思うよ。それが僕の"改新"だから。」 龍之介「とことん腐ってるな、お前は。」 GM/中条「ありがたい。最高のほめ言葉だよ。」 佑苑悪人になってどうすんだよ、君は。
「さぁ、どうする?」

選択肢はあるように見えて、ない。

――私に向かって「好きだ」って、言っただけはあるわ。

行動パターン、性格、性分。
どれにしても読まれている。

「僕としてもこれ以上力を持続させるのは疲れるんだ。」
「……」
「門が閉まったらもう二度と叶委員長とは会えないかもしれないな。僕はそれでもかまわないんだよ。」
愛美くるって、周りを見渡してみる。 宗祇「決断はお前に任せる。」 愛美「私に任せたら、全員飛び込むことになるわよ。」 宗祇「今までも似たような状況だ。今回は江島が決断するだけだ。」 愛美「みんなの命を保証できるわけじゃない。」 宗祇「どのみち、叶を助けるという目的に変わりはない。」 ゆかり「…誰かが傷つくんであれば、私は絶対についていくわ。」 鬼堂「ここまで来て何をためらう?」 有子(愛美を見て)「行きましょう。」
―― 思うがまま、か……。

でも、その中にきっと解決の方法を見出せる。
みんながいる。だから、やれるだけ、やってみよう。
愛美中条をにらみつけながら、先頭を切って入っていきましょう。 宗祇最後尾につけて、ノアに状況報告とこれから行くってことを連絡します。 GM/ノア「ご無事でお戻りください。」 宗祇「了解した。」
ぷつん。
佑苑なんでこう異次元がすきなんでしょうね? このお方(GM)は。 龍之介自分の力が出しやすいからだろう。 宗祇怪獣の類の時間は異次元では二倍になるんだよ。 一同(笑) GMそんなお約束な。
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