1.
先回、“弾正台”の事件の後、数日後。
鬼堂<塔>に向かいたいんだけど。
GMはい。
鬼堂ガンガン。
GM影浦さんが出てきます。
鬼堂「魔術師に取り次ぎ願いたい。」
GM/影浦「お待ちしておりましたよ。」で、魔術師のいつもの部屋に通されます。
GM/魔術師「やはり来たな。鬼堂信吾。」
鬼堂「そう、約束したからな。」と言って、木刀のままの<正義>に「ご苦労だった。もう戻っていいぞ。」
GM人型にもどりますね。
GM/魔術師「本当にいいのか。」
鬼堂「先日は、世話になった。礼を言う。」
GM/魔術師「礼は言う、か。」とちょっと苦笑してますね。
鬼堂「とにかく、<正義>はお返しする。」
GM/魔術師「これで、この私に借りが一つできたわけだな。」
鬼堂「確かにそうだな。」
GM/魔術師「その借りを返す意味をこめて、お前に頼みたい事がある。」
鬼堂「何だ。」
GM/魔術師「<正義>をしばらく預かってほしい。」
一同(爆笑)
GM/魔術師「そうすればお互い貸し借りはなしだ。」
鬼堂「はっきりさせておきたいことがある。<正義>を俺の手に委ねることによってそちらに何の影響がある?」
GM/魔術師「お前たちはちょうどいい実験台だ。<魔宝>をより強化する上でな。」
鬼堂「分かった。そういうことなら、もうしばらく借り受けよう。」
GM/魔術師「そいつはかなり役に立つ。持っていて損はあるまい。」
鬼堂「役に立つ。役に立ちすぎると思っている。」
GM/魔術師「随分、警戒しているようだな。」
鬼堂「まぁ、生来がこう言う性格だ。非礼があったのならわびる。」
GM/魔術師「いや、お前のような性格のほうがまだありがたい。宝生院宗祇のように徹底的に拒否するでもなく、江島愛美のように自らのめり込むでもなく。」
一同(笑)
GM/魔術師「自分の中で理性で完全に制御している。それだけの人間と言うのもまた珍しい。逆にありがたい。」
鬼堂(ぼそっと)かいかぶりなのにぃ〜
一同(爆笑)
GM/魔術師「お前になら完全に<正義>を操れるだろう。だから、安心してお前には任せられる。そう言うことだ。」
鬼堂「分かった。では、俺はこれで失礼しよう。」
GM/魔術師「一つ忠告しておく。江島愛美に何者かが迫っている。気をつけたほうがいい。」
鬼堂「心に留めておこう。」
GM/魔術師「それと、もう一つだ。近々、紀家霞に異変が起こるかもしれない。」
鬼堂「奴にまでか……。」
GM/魔術師「それがどういう結果を導くか、私にはまだわからない。<運命の輪>は答えを保留した。敵となるか、このまま味方でいるのか、すべてはお前たち次第だ。」
鬼堂「奴は一応仲間だからな。」
GM「……だが、彼には古き血が流れている。その血に逆らえるかどうか。」と小さく呟きます。
GM/魔術師「話はここまでだ。さっさと帰れ。」
鬼堂<正義>に木刀に戻ってもらって。
GM/正義「承知いたしました」と木刀になります。
鬼堂部屋を出て行く寸前にちょっと立ち止まって、「感謝する。」といってすたすたと出て行きます。
GMなるほどね。
場面は変わって蒼明学園・教室棟の愛美。
今日の最終授業を聞いてる愛美には、心配事がある。
コンピューター同好会で何かあったようだが、その頃、[聖戦士]の事件を追いかけていた愛美には何が原因なのか、どうなっているのかさっぱりつかめないのだ。
愛美授業後、同じクラスのコピ研の子をつかまえる。(ちょんちょんとつついて)「何かあったの?」
GM/コピ研会員「あ、愛美さ……ひょっとして……あの……。」
愛美学校の外まで連れて出ますね。
GM/コピ研会員「実はちょっと、色々あって…」
愛美「一つずつ例を挙げて説明してご覧?」
GM/コピ研会員「中条さんの様子が変なんだ。」
愛美「……中条先輩があ?」
GM/コピ研会員「うん。独裁的になったというか……。」
愛美「独裁的!?」
GM/コピ研会員「俺たちをすっごく抑えつけるようになったんだ。」
宗祇態度が高圧的か……。
愛美今までそんなことのかけらもない人、で良かったんだよね?
GMうん。
愛美「そんなことのかけらもなかった人なのに。」
GM/コピ研会員「だろ? おかしいことがもうちょっとあってさ。」
愛美「何?」
GM/コピ研会員「何て言うか……普通、そういうこと言われるとムカッとくるだろ? 何か言われて当然かな〜、みたいな。」
愛美「はっ?」
GM/コピ研会員「ほら、よく『カリスマ』とか言うじゃないか。あれとも、違うか……うーん。支配されることが当然のように思えるんだ。何かおかしいだろ?」
愛美「ちょっとね……。誰も(中条先輩が)威圧的であることに異を唱える人はいないの?」
GM/コピ研会員「あぁ。本人を目の前にすると、そういう気がなくなっちゃって……。」
愛美「その代わり、そこから出ると、おかしいなって思うわけね。」
GM/コピ研会員「あぁ。なんとなくだけど。」
愛美ため息だけついて。「人間変わるものね……。一応、言ってみるだけは言ってみるけれど。」
GM/コピ研会員「頼んだよ。じゃ、俺、今日、帰らなきゃいけないから。」
愛美「おつかれさま〜。」
GMで、彼は帰っていった。どうします?
愛美今が2月末ということで、選挙まで2ヶ月切っているので、選挙管理委員会の部屋に行って「留任の報、聞いてるだろうな。」って始まります。
一同(苦笑)
愛美で、全員から留任の報を聞いていると思うので、委員長全員に署名を取りに行きます。
GMはい、分かりました。
GMで、その頃、佑苑くんは…。
「佑苑、勝負だっ!!」
中学時代からずっと、ことあるごとに佑苑と衝突してきた庫門倉馬(こもん そうま)である。
宗祇次回だな(ぼそっ)
龍之介まぁね(笑)
GM/庫門(びしっと指をつきつけて)「今日こそ、貴様と決着をつけてやる!!」
佑苑(ため息)「は?」
GM/庫門「『は?』じゃなーーい!!」
佑苑「……決着はいいが、理由は?」
GM/庫門「貴様、この間のテストで俺より上だった!」
一同(爆笑)
佑苑「それはいつものことだったり……」
GM/庫門「言ってくれるじゃないか!!」パキパキ…(と指を鳴らす)「ならばちょうどいい。」
佑苑「はい?」
GM/庫門「何度も続いた俺の敗戦をこの一番で帳消しにすると言うのはどうだ?」
一同(爆笑)
龍之介なんか都合の良い……
佑苑「今度の決闘は、選挙の方でってことでどうでしょう?」
GM/庫門「選挙!? 男と男の勝負といったら……」(びしっと指をつきつける)「決まってるじゃないか!」
宗祇卓球とか、囲碁とか、ポーカーとか……。
一同(爆笑)
佑苑「最近、その手あいに関してはご無沙汰でしてね。」
GM/庫門「俺は、こんな怠け者に負けてきたのか……悔しい、悔しすぎる…」
佑苑「それで?」
GM/庫門「だが、その貴様のたるんだ精神を叩き直すためにも、」
佑苑「はぁ……」
GM/庫門「俺は、貴様に勝負を挑む!!」(と拳を突き出す。)
佑苑「で、どのような……。」
GM/庫門「だから、言ってるだろ!!」
龍之介ブラック・ジャック。
一同(笑)
GM/庫門「観客、うるさいぞーーーーーーーーー!!」
宗祇さっき、拳を出していたからな……何だろう? じゃんけんは単純過ぎるな……
一同(激爆)
GM/庫門「とにかく、だ……」
愛美GM、疲れてるぞーー。
宗祇もう負けてるぞ!!
GMうるさいっ!
龍之介だめじゃん。
ゆかりで、とにかく、何なんだろう?
宗祇オッズは9:1で佑苑だよーー。
一同(笑)
GM/庫門「とにかく、明日体育館で勝負だ!!」
佑苑「恥ずかしい…」
龍之介(笑いながら)二人でバレーボール……
一同(激爆)
龍之介一日中やってる…
GM/庫門「とにかく、勝負だからな!!」
佑苑「で、ものはやっぱり体育館というからには……バレーボール?」
一同(笑)
宗祇反復横飛びとか。
GM/庫門「とにかく、勝負と言ったら勝負だからな。」(と走り去る)
佑苑「その辺、多分部活が……あぁーっ。」
GM/庫門門「うるさーーーい。」だぁーーっ。(走り去る擬音)
愛美(宗祇Pを指して)反復横飛びって……
一同(笑)
鬼堂立位体前屈で勝負だ!
一同(笑)
龍之介マイナス1〜♪
GMなんか体力診断になってる……
一同(笑)
愛美さぁ、背筋力だ!
GM握力だーー! 身長だ、体重だ、……あれーー? これじゃ、まるで健康診断。
一同(笑)
龍之介……だめだこいつら
有子踏台昇降運動とかって……
GMピッピッ、ダンダン、ピッピッ、ダンダン。
佑苑もう動けなくなったほうが負けでしょう。
一同(激笑)
GM過酷ーーーーーーーーーーー!!
龍之介耐久レース!!!
ゆかり踏台昇降運動の目的が、全然……
一同(激笑)
GMで、その後どうしますか?
佑苑帰って仕事してます……こんなことのために、私の出番が終わってしまった!!
龍之介出逢い
一同(笑)
© 1997 Member of Taisyado.