7.
その後……。
今日は、鬼堂が門番の日ではないため、なぜか時間通りにみんなが揃って登校している。
つまり、鬼堂が立っていないとギリギリにはならないらしい。(笑)
門が見えたところで車が止まる。
降りてきたのは、橘哲也と八波桜だ。
GM/桜「今日はいい天気ですね〜」
愛美「そうですね。」
GM/桜「今日は鬼堂委員長は門番ではないんですか?」
鬼堂「ま、俺にもそう言う日はある。」
GM/桜「お忙しいでしょうけど、頑張ってください。それじゃぁ。」
何事もなく、彼らは平然と去っていく。
GMで、門のところには君島くんがいるわけです。
GM/君島「い、委員長! おはようございます。」
鬼堂「あぁ、おはよう。もう、いいのか。」
GM/君島
「はい、何とか……。あの、本当にご迷惑をおかけして……あの、生徒会の皆さんにも何とお詫びをしてよいのか……。」
鬼堂「このばかもんっ!!」
一同(笑)
鬼堂「朝っぱらから、そんな卑屈な態度でどうする!」
GM/君島「ごめんなさいっっっっっ!!」
GM/澪「何やってんの、情けないわねーー。」
GM/君島「仕方ないだろ、相手は委員長なんだから……。」
GM/澪「しょうがないわねー。あ、委員長、おはようございます!」
いきなりの、斎藤澪の登場に驚く委員長達。
そんな委員長たちを見て澪は「どうかしたんですか?」ときょとんとした顔だ。
愛美「この間、大丈夫だった? (龍之介と有子を指して)二人が行った時、そのままいなくなっちゃったって聞いてるけど?」
GM/澪「え? そうでしたっけ?」
有子「覚えて、ないの?」
GM/澪「はい。お会いしましたっけ?」
叶が調べると、その時の記憶が抜け落ちている。
龍之介「じゃ、俺たちが人違いしたってことだな……。」
佑苑「いつものように、寝ぼけていたんじゃないですか?」
龍之介「そうだ……ん? っるさいなっ!!」
一同(爆笑)
愛美すっげーさりげねぇーなぁー。
一同(爆笑)
澪は「もっとしっかりしてよね」と君島に言い伝えて校舎の方へ走っていく。
宗祇「恐ろしくヤバイ傾向だな。」
GM/君島「あの…本当に澪は裏生徒会に? とてもそんな風には………。」
愛美「あなたもそうでしょ? 少なくともわたし達にはそうは見えなかったけど?」
GM/君島「はぁ……」
龍之介「なるべく監視、じゃないけど……」
愛美「見守っててあげてくださいな。」
GM/君島「はい、わかりました。澪は一応俺が守りますから。」
龍之介「一応なの?」
愛美「一応?」
GM/君島「えっ!? いや、あのそれは〜。」
叶「一応……」
龍之介「そっか。一応なんだ。澪ちゃん、かわいいしな。」
GM/君島「天草先輩、それはやめてくださいよ。」
龍之介「どうして? どうして?」
叶「いやぁ、今日はすがすがしい朝だなぁ。」
一同(笑)
叶「こんな空の下で女生徒と語らえたら素敵だなぁ〜。」
GM/君島「だ、だめです!!」
ゆかり「ほらみんな、遅れちゃうわよーーー」
GMキーーンコーーンカーンコーーン……
というわけで一日が始まるのでした。
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