2.
GM翌日です。今まで描ききれなかった授業風景でも描きましょうか。
最初は佑苑。日本史のようだ。
GM58歳のお爺ちゃん。遠野先生です。真剣に聞いていても暖房の入ったあったかぁ〜い教室で、子守歌のように聞こえてくる先生のお言葉……さぁ、生命力でチェーック!!
一同(爆笑)
佑苑は(抵抗ロールの結果)眠ってしまった。
この授業、クラスの77%が眠っているのだ。
2番手は叶。英語だが、担当の先生はお休みだ。
GM東洋人系の先生がくるよ。本来は、担当の先生じゃない人ね。
「今日は先生がお休みなので視聴覚室で映画を……。」
宗祇&愛美あぶねぇーよ。
叶了解。女生徒と一緒に行きます。
全員が視聴覚室に入ったのを見届けると、その先生は自分の受持ちのクラスへと去っていった。
ビデオを見ているということは……。
GMここで生命力と知力のちぇーっく!!
(判定の結果)何か「?」と思ったけど、気分が悪くなった。
叶(胸に手を当て)あぁ……すまん。やはり、僕は……。
一同(笑)
GM「きゃあ、叶様、叶様! 保健室よ! 保健室!」
龍之介いつの間にか、様付けになってる(笑)
龍之介とゆかりは世界史。
ついうとうととしてしまったゆかりと、ディスクマンを聞いて机の上に突っ伏している龍之介の運命は……
GM(聞いている)机の中のディスクマン本体のボリュームを上げる。
龍之介「うわぁぁぁぁぁ〜っっっ!!」
GM「お目覚めかな、天草くん。」
龍之介「快い目覚めをありがとうございます。」
愛美ゆかりちゃんは? それで起きるとか……。
GM周囲がざわざわっとして、
「都筑さん、都筑さん、起きるんだ!」
ゆかりじゃ、起きる。
GM「今、授業中だよ、授業中。こういう物は取り上げておく。」
龍之介「あぁ〜ん。」
GM「あぁ〜んじゃない。あぁ〜んじゃ。放課後、取りに来なさい。」
次は、鬼堂。
化学の実験なので、さすがに眠ることはないが……。
担当は美術部顧問の中崎なので……。
愛美(GMの)全てのNPCの中で陰険さNo.1の嫌な奴。
GM/中崎
「ほらほら、そこ、手が止まってるよ。全く。嫌になっちゃうなぁ〜。だから、生徒主体っていうのは困るんだよ。」
一同(笑)
GM実験の本質を理解できるか、知力でチェックして、上手く配合できるか、敏捷力でチェックだ。
鬼堂(ころころ)
一同うっわぁぁぁぁぁぁ!! ファンブル!!
GM君はこれが何を意味するか、全く分からないね。
もちろん、配合が上手く行くはずもなく、実験は失敗。
GM/中崎「有能な生徒会役員がこんな事では困ってしまうねぇ〜。」
龍之介何か生理的にいや♪
宗祇は音楽鑑賞。
吹奏学部という事もあり、指を動かしながら聞いていて、眠ることはない。
GMここで、知力判定を。
宗祇成功。
GM何か、雰囲気が変。
宗祇……[先読み]をしてみます。
GMまるで、彫像のように動かない。目も死んでる。
宗祇やる気がない、か。俺には楽しいが、この連中にはきっとつまらないんだろうな、と考えるしかないだろうな。
ラストは愛美。2−Gは、地学。ということは……。
GM(生徒会顧問の)佐上先生だ。
佐上先生に関して、詳しく知りたい方はいでこ♪さんの蒼明学園オフィシャルをご確認くださいませ。
愛美ねないっ!!
一同(笑)
愛美寝ないっっ!!
GMそうだよな、佐上先生で寝たら大変だよな。
愛美寝ないっ!
GMじゃ、その強固な意志に免じて、+3の修正をつけてあげる。
愛美寝ないっっ!!(ころころ)寝てないっっ!!
この時間は、地学に関するビデオを見ている。
GM知力、生命力判定を……両方成功か。何となく嫌な感じを覚えた。
愛美は佐上先生の所に行き、テープを借りた。
GMで、授業、終わりました。では、放課後の行動に移りましょうか。
龍之介はディスクマンを取りに職員室へ。
佑苑・宗祇は、委員会室へ、叶・ゆかりは保健室。
愛美は、地下生徒会本部へ。
鬼堂は……
GM見舞い、行かないの? お・み・ま・い♪
鬼堂えぇっと、えぇっと……昨日行ったことにしよう。
一同(笑)
GM宣言されてないから、そんなの認めませぇ〜ん。(知らん顔)
一同(笑)
GMちゃんと“あと何か行動する人”って聞いたのに君は何も言わなかった。つまり、何もしなかった。
龍之介あ、そっかぁ〜。
叶じゃあ、仕方ないなぁ〜。
鬼堂(硬直)
GMテーブルトークは言葉が力なんだよ、言わなきゃ何もおこらないのさ。
一同(笑)
GM(鬼堂を見て)どうする? とりあえず、部活? それとも「び」の付く所??
鬼堂び、び……びかつ??
一同(笑)
鬼堂部活が終わって、あと2分もすれば面会時間も終わりって時に見舞いに行く。
というわけで、見舞いに行くようだ(笑)。
龍之介がディスクマンを取りに行くと……
GM何を言っても(先生は)反応がなくて、向こうを向いたままだよ。耳に手を当てながら。
龍之介「先生、先生」って言って、ガッって腕を取る。
GM(イヤホン)付いてるよ。
一同(笑)
佑苑これはやっぱり、ボリューム、MAX!!
ゆかりお返しとばかりに。
GM(龍之介を見て)MAX?
龍之介うん。
GM何の反応もないよ。
一同あれ?
GM……中身、入ってないよ。
龍之介え??
GM「いや、こうすると、お前が絶対やると思ってな。」
一同(爆笑)
何とかして、ディスクマンを取り戻した龍之介は、
そのまま地下生徒会本部へ向かう。
GMじゃ、次に早く行きそうなのは宗祇くんかな。
宗祇「どうだ、仕事の方は?」
GM/委員「ダンスパーティーが通るかで大分違ってきますけど……。」
宗祇「ダンスパーティー!?」
GM「はい。」
件の、である。
ちなみに、中等部では現在、審議中とのこと。(笑)
宗祇中等部生徒会に電話する。
GM/摩琴「はい、こちら中等部生徒会。」
宗祇「高等部生徒会、生活委員長の宝生院だ。」
GM/摩琴「あ、宝生院先輩ですか??」
宗祇「会議は終わったか。」
GM/摩琴「……会長の職務から離れて一言言ってもいいでしょうか。」
愛美(受話器を遠ざけるようにとジェスチャー。)
宗祇「私的な発言は、言うだけなら構わん。」
(と言ってすぐに、受話器を遠ざけた。)
GM「お兄さまと踊るなんて、絶対、死んでもいやっ!」
一同(笑)
宗祇「少しは、気が晴れたか。」
GM「はい。」
宗祇「可決という事で進んでいるのなら、それで進めておくからな。」
というわけで、保健室に行きます。あ、出がけに
「運動部系の部活に“最近風邪がはやっているから、練習を早めに切り上げるように通達をしておくように。」
GM/委員「はい、委員長。」
GMでは、保健室。授業終わって(ゆかりちゃんが)来てみると、何か女の子たちがきゃいきゃい言ってる。
叶きゃいきゃい。(苦笑)
ゆかり今日は、やけに騒がしいわね〜。
叶「すまないが、少し静かにしてもらえないか。他の患者たちの……。」
一同患者!?(笑)
ゆかり「どうやら、その患者はあなただけみたいよ〜。」
GM/女の子「叶様は重病なんですぅ〜。」
ゆかり「じゃ、診てみようかしらね。」
ゆかりの[診断]では異常ない。
叶「都筑委員長、ありがとう。じゃ、僕はこの辺で……」
くらっ。
こっちの女の子たちに「何でもないよ。」
GM/女の子たち「きゃあ〜、叶様ぁぁ!!」
ゆかり「じゃあ、気をつけてね。圭一郎くん。」
叶「どうもありがとう。」
宗祇くらっとしたところで、ベッドに放り込むんじゃないんですか?
ゆかりいつもの『芸』だというのが見えているので……。
一同『芸』?!
GM芸ですか(笑)。
叶じゃ、別れを告げて地下生徒会本部へ、GO!
GMしばらくすると、宗祇くんがやってくる。
ゆかり「あら、宗祇くん。どうしたの?」
宗祇「今日は、大分まともになったようだな。」
宗祇は、自分のクラスのことをゆかりに告げる。
宗祇「はっきり分からないが、嫌な予感がする。」
ゆかり「それは私も薄々、感じるのよね。」
宗祇「……俺は地下に行く。」
ゆかり「私はまだ来たばかりだから……もう少ししたら、行くわ。調べて報告しておきたいこともあるし。」
ゆかりは昨日運ばれてきた生徒の出欠を確認したいらしい。
© 1997 Member of Taisyado.