場面は変わって、叶が出ていった後の催事実行委員会室。
1.5倍になった仕事を黙々とこなしている佑苑。
GM「おい、どうした?」
パソコンに向かっていた一人がいきなり倒れ込んだ。
佑苑「どうかしましたか?」 GM「わかりません。いきなり倒れ込んで……」
画面は予算を、……表計算かな。
佑苑「とりあえず、保健室に連れてって。」 ゆかりきゃぁ〜、まただ……。 GM保健室では佐木景子さんが目を覚まします。
「……わたし……。」
ゆかり「気がついた? 気分はどうかしら?」 GM「悪くないと思います。」
ちょっと目がぼーっとしている。
ゆかり「いつ頃から、こんな感じなの?」 GM「映画を見てた時からです。」
なおも質問を続けるが、特に異常はないようだ。
GMがらがらっ。
「失礼しまーす。すみませーん。人が倒れちゃって。」
がらがらっ。
「失礼しまーす。すみませーん。人が倒れちゃって。」
ゆかり立て続けにぃぃ!
「とにかく、ベッドに寝かせて。」
GM「「はい」」
コンピュータ同好会と、催事実行委員会からです。
二人の倒れたときの様子などを聞くが、別に異常はない。
[診断]と[霊気感知]をそれぞれに試みると……。
GM催事実行委員の子のオーラ、感情的な波が弱くなっている気がするよ。君がそんなことをしているうちに
「……もう大丈夫です、帰ります。失礼しました。」
と景子さんが起きて保健室から出ていきます。
ゆかり「原因を究明しなくては……」
というわけで、処置したら生徒会本部に行って、"ノア"に現状報告をします。
GMはい、わかりました。
一方、その頃地下本部に愛美が入ると……。
愛美「こんにちはぁ〜。」 GM「や、愛美ちゃん。」 愛美克巳会長だね。
「コピ研で人が一人倒れちゃって……。」
GM/克巳「倒れる人か……風邪なら聞いたことがあるけどね。」
という会話をしながら、"ノア"に東洋系の女の先生の写真を出してもらう愛美。
GM/ノア「高等部英語科、リ・チェンフォワ先生(25)です。担当クラスは1E……」 GM/克巳「この先生がどうかしたのかい?」 愛美「気になることを喋っていて……」と、さっきの会話を伝える。 GM「そうか……とりあえず、一息ついて紅茶でもどう?」 愛美「あ、いっただきまぁ〜す。」
その場にいるメンバー全員で――有子・べるな・執行部プラス愛美――紅茶、クッキーを並べる。
ゆかり「みなさん、お揃いですね。」 愛美「あ、ゆかりちゃ〜ん♪」 ゆかり「何だか風邪に似た症状で倒れる子が多いですね。」 愛美「うちの竹本くんどうだった?」 ゆかり「別に、大丈夫だったわよ。」 愛美「風邪がはやっていることといい、何か変よね……。」 ゆかり「単なる風邪とは思えないのよね……」 ゆかり&愛美「なにかちょっと、引っかかるのよね……。」 GM/べるな「何これ? でも、面白そうですぅ〜」 愛美「べるなちゃん、何を見つけたの?」
例のダンスパーティーの企画書である。
GM/克巳「全校はきついなぁ……。でも、中等部くらいだったら何とかなるんじゃないかかな?」 愛美じーーーーーーーーーっ 佑苑見てるし(笑)。 GM/克巳「我が妹が、何と言うか……でも、何とかなるんじゃないかな。」 GM/武斗「おいおい。(ため息)」 愛美(上目遣いに見ながら)「摩琴ちゃんをどうやって説得するおつもりです?」 GM/克巳「……」(ぽんと手を打つ)
「愛美ちゃん、頼むよ!」
宗祇/慈「会長、まだクリスマスまでに、5件ほど……。」
さっと、書類が出てくる。
GM「それは、武斗に任せるよ……。」 愛美「催事の子も倒れたということですが……。」 GM「じゃ、選挙管理委員会から人を回してあげてよ。江島選挙管理委員長。」 愛美(ため息)摩琴ちゃんの説得、行ってきま〜す。
「摩琴ちゃんの所に行かされる身にもなってくださいよ〜。(泣)」
GM「お礼は後でするから(苦笑)」 ゆかり「選挙管理委員会も色んなこと、やらされてるのねぇ……。」
ゆかりは、風邪を引いた生徒の全体の割合を調べる。
どうも、学級閉鎖も考慮に入れなければならない様だ。
ゆかりは、報道委員長・紀家霞と協力して、全校に生活に気をつけることを連絡するようにした。
愛美はメールで一報を入れてから、中等部に行くようだ。
GMたぶん、そのメールを見た瞬間。
「私、会長辞める。」
という、おなじみの台詞が(笑)。
一同(笑) GM/太助どうせ、またオイラが叩かれるんだよぉ〜。 GM後、他に何か行動する人いない? いないね。
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