7.
"魔術師編"では「戦闘時の行動は移動力順」としている。 《第1ターン》 宗祇は接近して全力防御したが、"花散里"の蹴りがクリティカル。
宗祇避けも何もできんな。(苦笑) GMうおぉぉー。なんか、6発もでてる。 宗祇いきなりかっ!
転倒はしなかったが、HP半分のダメージは大きい。
愛美は[超能力阻止]、べるなは[電光]に集中。
"花散里"の反応を見ていた鬼堂と佑苑。
彼女の容赦ない蹴りを見て鬼堂は、空手で懐に飛び込み、"花散里"をがっちりと捕まえた。
佑苑は大振りで"花散里"を蹴るが当たらない。
《第2ターン》 超能力が発動。
べるなの[電光]は当たるが……。
べるな「(ダメージは)……1……。」 佑苑(苦笑)
愛美の[超能力阻止]は成功。鬼堂は、
鬼堂(ころころ)ほら、光った。
[戦闘予知]発動である。(笑)
鬼堂「投降しろ。これだけの数を相手にお前に勝ち目はない。」 GM「勝つわ。絶対に。」 鬼堂「たとえ勝てたとしても、お前もただでは済むまい。そうすれば、悲しむのは……美咲さんだ。」
1秒で言えるのか、などというのは私達のセッションでは無意味な質問である(苦笑)

宗祇のフェイント即攻撃は、失敗。
佑苑は殴るがダメージは2点。
"花散里"は鬼堂を蹴りつける。
鬼堂は防御せず、2点ダメージ。
愛美は[困惑]を試みる。(以後、「阻止→困惑」は彼女の王道となる。)
愛美……−3 GM………………。 一同(笑) GMかーーーーーーーーっ!! 何てこったぁ〜〜!! 一同(爆笑) GMじゃあ……へあっ! 一同(爆笑) べるなここに[間抜け]かけたい気分。 一同(笑)
花散里を死なせたくない委員長達は、無力化する方法を考えるが浮かばない。
べるなは[火球]に集中。
《第3ターン》 宗祇は腕関節を決める。
が、その痛みに"花散里"は目を覚ます。
鬼堂は花散里のみぞおちに一発入れようとするが、[自己転移]され、逃げられる。
GM辛うじて、宗祇くんには当たらなかったね。 鬼堂ちっ 宗祇何だ、その“ちっ”っていうのは?!
佑苑の蹴りは「大振り」となり、外れ。
"花散里"は自分に近づいてきてくれて有り難うとばかりに、佑苑の胸元に手を伸ばすが……。
GMかっ!! と言って上の方が輝く。その輝きに驚いて"花散里"は一歩下がるよ。そして、ふわふわふわ……と球体が佑苑くんの前に降りてきます。 佑苑「ようやくですか……。」 GM/太陽「主より任されし命は『汝を危機より守れ。』」 佑苑「ありがとうございます。」 GM「それのみゆえ、我はこれにて……。」
で、どんどん光は消えていって佑苑くんの手の中に水晶球だけがあるね。
佑苑やっときた。 GMそうすると、彼女の姿は消えかかっている。 宗祇着物の方が? べるな美幸に戻っていくの? GMうん。
「何で、何で消えるの? まだ、やらなくちゃいけないのに!」
って言ってるけど、すーっと消えて、ブローチがピシーーッと割れます。
宗祇「もういいだろう。奪った二人の命の華を返してくれないか。」 GM「……そこの鞄の中にあるわ。」
言葉通りに、二輪の華が鞄の中に入っていた。
その華をどうすれば良いのか分からず、途方に暮れる委員長たち。
GMすると、佑苑くんの手にある水晶球が明滅を繰り返し、周囲には霧が出てくる。 佑苑おなじみの、ですか? 宗祇「何だ、これは?」 GMで、フェンスを越えた向こう側に館が見える。 愛美じゃ、即、歩いていきます。(笑) GM何故か、フェンスを通り抜けられる。(笑) 愛美「おいで、おいで。」 佑苑「何か見たことのある館ですね。」 宗祇「これが件の魔術師の館か……。」 GM佑苑くんが手にしている水晶球が言うよ。
「行け、我が主が呼んでいる。」
愛美“行け”って言われる前に行ってる私……(苦笑)。
愛美が先行し、館の中へと入っていった。
美幸は全身の力が抜けているため、佑苑が支えている。
霧の中へどんどん入っていく。
佑苑「愛美さ〜ん。先行しないで下さ〜い。」 愛美「え? 私、先行してる? ごめ〜ん。」 鬼堂でもって、俺は後ろから警戒しつつ行ってるんだろうな。 GM前方に古ぼけた洋館が見えます。 愛美じゃ、獅子型のノッカーをコンコン。 GMガチャッって開いて、
「ようこそいらっしゃいました。どうぞ……私、坊っちゃまの執事を致しております、<ハーミット>の影浦と申します。」
宗祇「生活委員長、宝生院宗祇だ。」 GM/影浦「存じております。」 佑苑「この姿では初めてお目にかかります。」 GM「そうでしたな。あの時は、<ハングドマン>の身体……。」 佑苑ハングドマンだったのか!! べるな「初めての倉橋べるなですぅ。ここはどこですかぁ?」 GM「ここは魔術師の館<塔>にございます。以前、オペラハウスで顔を合わせた程度でございましたな、鬼堂委員長。」 鬼堂う〜む。何と言えばいいんだ……。 GM「そう警戒なさらずとも……みなさん、こちらへ。」
と言って、客間に通されます。
と言うわけで、客間である。
GMステッキを弄びながら、「ずいぶんと遅かったな。」
で、佑苑くんの手の中にある水晶球を見て、
「<太陽>、ご苦労だった、下がっていい。」
と言うと、ふわふわふわふわぁ〜と浮いていって、消えるね。
愛美「このカード(トランプ)は、……」 GM/魔術師「護身用だったが必要なかったようだな。」 佑苑何か書いてあるの? GM別に、普通のトランプだよ。 GM/魔術師 「さて、とりあえずはご苦労だった。(宗祇を見て)その華を渡してもらおうか。」 宗祇「どうするつもりだ。」 GM/魔術師「お前たちでは、その華を元には戻せまい。」 宗祇一応、じーーーっと見てみます。
「いいだろう。」
華は魔術師の手から月子に渡され、元通りに身体に戻すように指示された。
GM/魔術師「……場所を変えよう。」
と言って、館を出ると紫典美咲の寝ている病室であった。
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