5.
GMはい。じゃあ、早速女子寮の方に行きます。 べるな今は寮の中にいますか? GM美幸さんだよね? べるなうん。 GMいな〜い。 べるな「やっぱり、病院ですかね?」 愛美「そうだと思うよ。」 べるな「その辺の人に聞いてみますか?」 愛美「聞いてみるだけ聞いてみようか。」 べるなじゃ、寮の入り口にある受付にいる人にでも。
「美幸さん、今日は学校に行かれましたか?」
GM/寮母「学校行ったよ。まだ帰ってきてないね。」 べるな「どうもありがとうございました。」 GM話していると、扉が開いて美幸さんが入ってきます。君たちを見てハッと足を止めますね。 べるな「こんにちはぁ〜っと。」 愛美「初めまして。」 GM/美幸「こんにちは。」何だか表情が硬い。 愛美[超嗅覚]行きま〜す。(ころころ)うわぁ〜、+1で失敗。 GMでも、何か焦りというか……。 べるな「昨日は、不躾な事を聞いてごめんなさい。」 GM「いいのよ、別に。それじゃ。」
彼女が通り過ぎようとすると……
GM&べるな花の香りが。 愛美(笑) GMで、彼女は足早に去っていった。 愛美とりあえず、私は寮から出て、病院に向かっているであろう二人に花の香りについて伝えます。 GMで、どうする? 病院に行く? べるな&愛美行きます。
男性陣二人は、鬼堂の案内で美咲の病室へと向かうこととなった。
宗祇「中に入るか、表で見張るか。」 鬼堂「中に入ったとしてどうするつもりだ。」 宗祇「外にいたら、あの女が来たとしてもすぐには分からん。少なくとも、中の様子は全く分からん。」
鬼堂相手に、状況と対策を延々と話す宗祇。
宗祇しかし、何で宗祇がこんなにものを喋らなきゃ……(頭を抱える) 鬼堂それは鬼堂くんが不甲斐ないからだよ。 一同(笑) GM自分で言うなよ、自分で。
これに、少し怒ったか、宗祇は美咲の病室に着いて……。
宗祇ゴンゴン。で、自分はドアの陰に隠れるように退いて、ガラッ。(←開けた扉から鬼堂だけが見えるようにした。)で、ボンッ。放り込む。 鬼堂「何?!」 佑苑(笑) GM/美咲「あの……、確か、鬼堂さん……」 鬼堂「や、……やぁ……。」 佑苑(笑) GM「また来てくれたんですね。」 宗祇静かに、スーーーーッ。パタン。(←ドアが閉まった。) GMごく自然に閉まったわけね。(笑) 愛美(宗祇に)指向性聴覚がないのが悔やまれるだろう(笑)? 一同(笑) GM(宗祇を見て)真剣に能力探してるな!! 一同(爆笑) GMなぁ〜んて奴だぁ! 宗祇……壁にもたれかかって聞くともなく聞いていることにしよう。 べるな鬼堂信吾愛のテーマがかかっていそうだよ。 鬼堂(笑)何じゃ、そりゃ?! 愛美♪タタ、タタター、タタタータタ〜(白鳥の湖) 宗祇後ろには花びらが散って。 一同(笑) 鬼堂お前ら、本気で(愛のテーマ)言ってるのか?! GMえ? 言ってるよ。彼女嬉しいもん、会えて。姉さん以外の人に心開かないのに。 べるなカメラない? 一同(笑)
え、えっと。話を本筋に戻して(汗)。美咲さんの病室内です。
鬼堂「他に見舞いに来てくれる人は、誰かいないのか。」 GM/美咲「美幸ちゃん以外は、あんまり……。」 鬼堂「そうか。」 GM「クラスも変わっちゃったし。」 鬼堂あーーーーーーーーーーーーーーーー。 GM「あの、それで、今日は……?」 鬼堂ど、どうしよう……。(目でみんなを見る鬼堂のプレイヤー) 宗祇この場にいないものに聞かないようにな。 一同(笑) 鬼堂「いや、……あぁーー。部活の後輩がここに入院してるんで……そのついでと言うところだ。」 GM「あ、そうですか……。」 鬼堂「えぇっとぉ……。」 佑苑間が……。 愛美長い間だ……(←測ったら、20秒だった。) GM「私、もう死んでしまってもいいんです。」(←助け船) 鬼堂「何を言う? どういうことだ?」 GM「少しの間だったけど<奇跡>は叶えられた……私のお願い……でも、あともう一つだけ……。」 鬼堂「もう一つだけ……とは?」 GMっていうと、ちょっと哀しそうに黙るだけですね。 鬼堂うむむむむ……その<奇跡>とやらを聞いてみるか。 GMまあ……どうぞ。聞けるものなら(笑) 鬼堂「もう死んでもいいと思うほどの<奇跡>だったのか? どういうものだったのか、良かったら聞かせてもらおう。」 GM「信じてもらえないかもしれないけれど……私、学校に行けたんです。学校に行ってクラスメートとお話しして、一緒のお昼食べて、学校で授業を受けて……今まで出来なかった事、出来たんです。」 鬼堂「だから、もう、死んでもいいと?」 GMこくっと頷きます。 鬼堂ふざけるな。 GMと言われると驚いて、顔を上げる。 鬼堂「信じる、信じないは、別として、だ。それだけ楽しい思いをしたんだ。身体を治して、また、学校に行けばいいじゃないか。」 GM「駄目です……だって、もう私は……」 鬼堂簡単に諦めるなぁっ!! 一同(笑) GMびくっと……。 鬼堂「ドナーを捜すことが難しいことは、俺にも分かっている。だが、その命ある限り諦めてはいけないんだ。それが、君を産んでくれたご両親と、見守ってきてくれた美幸さん、君の友達のためにも、一番大切なことだと思う。何より、君のためにも。 GMすごいなぁ、あんた……みたいな。(笑) 愛美完璧な人選だったね、これは。 鬼堂ただ、論点がずれていくような気がするのだが……ここに来た意味って……。 GMそうすると、「鬼堂さんって強いんですね。」 佑苑(笑) GMやべぇ〜。いきなり、ラブラブモード入ってるよ〜 一同(笑) 愛美鬼堂くんに、恋人だぁ(笑) 鬼堂うわあぁーーーーーーーーーっっ。ちょっと、待てぇぇぃぃっ! 佑苑(笑)本当に春が来たよ。 宗祇今のところ知っているのは俺一人か。 GM特にあの大声は、聞こえますね。 べるな間違えて何かにぶつけた瞬間に(時計の)スイッチが入ったりして。 一同(笑) GMそんなこんなしているところに二人が着くよ。 愛美さすがに、あの大声は聞こえなかった?? GMちょっとね。 宗祇じゃ、前まで来たところでドアの方を指さします。 佑苑(笑) 宗祇(首を横に振る) 愛美「何、何、何♪」 宗祇……じきに聞こえてくるだろうから聞いていれば分かる。 愛美察した(笑)。 宗祇「彼なりに、必死に、一生懸命やっているようだ。」 愛美「……なるほどね。で、何で宗祇はここにいるの。入らなかったの?」 宗祇こう言うことは奴の方が向いている。 一同(爆笑) 佑苑何か言ってるぞーーー、おい。(笑) GM(鬼堂を見て)言われてますけど、専門家。 鬼堂聞こえてるのかな? 宗祇いや、勿論ぼそりと言ってるよ。 GMエキスパート? それとも、テクニシャン? 一同(爆笑)
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