あいの本棚

そのうち、多くなってきたら、ジャンル分けするかも・・・・
って、誰か読む人なんているのだろうか・・・・


タイトル アンナと王様
あんなとおうさま
著者 エリザベス ハンド
発行年月 97/2/5 頁数 288
本体価格 ¥590(税別) 出版社 竹書房文庫
思い付き♪

映画化されたのでご覧になった方も多いと思います。
ジョディ・フォスターが大好きな私は、映画館に行く時間もなかったので
この本を手に取りました。

導入がもたつく感はあるけれど、ジョディ扮するアンナが家庭教師を始めて
からは展開が見事。
すーっと話の中に入っていって気づいたら終わっている、そんな感覚です。

アンナの子供と国王の第一王子。
国王の元に妻として来た、美女とアンナ。
そして、国王とアンナ。

三つの話しがうまくまとまっていていいです。

 

女性であるからといって、後ろ向きになることはない。
心からそう思える一冊です。

今の仕事につかれたあなた、前向きになりたいあなた、是非、一読を。

タイトル 東京物語
とうきょうものがたり
著者 ふくやま けいこ
発行年月 00/1 頁数 294頁位
本体価格 ¥980(税込) 出版社 大都社
思い付き♪
まだ、出版されて2年なのか!?
そういえば、大学4年の頭に、東京に行った時に書泉でみかけたなぁ。
実は、これ。わたしが中学時代にアニメージュで連載してたんです。

前述の東京の書泉で見かけた時に欲しくて、でも手が出なくて(^^;)
思いは巡りめぐって、新横浜での仕事ももう終わりに近づいた頃のこと。
あれは、ダイエーの日本一のセールで近くの系列のお店(といっても一駅は隣:笑) 
に行った帰りに久しぶりに寄った古本やさんの奥の棚に並べられた『東京物語』。

手はそのまま伸びて、つかんでました。
全3巻という言葉を確認して(笑)

大正の時代の香りが残る、昭和初期に新聞社に就職した一人の男が居た。
その名を桧熊平助。
原稿を取りに出かけた旅館で出会った盗難事件。
それがそもそも、牧野草二郎との出逢いの始まり……。
そして、それは、不思議な事件と様々な人との出会いの始まりでもあった…

掛け値なしです。
これはいいです。中学生の時に読んで覚えているくらいのものです。
マジです。本当に。

草二郎くんの孤独や過去と闘う勇気をあなたに…。
あなたの守りたいものはなんですか?
タイトル 銀扇座事件
ぎんせんざじけん
著者 太田 忠司
発行年月 1999.5.31 頁数 200ページ程度
本体価格 ¥800(税別) 出版社 徳間書店
思い付き♪
探偵になりたいと野上のもとに狩野俊介がきてから11作目。
これは、まじでいいっす。
もう、言葉もでません。

既刊の『月光亭事件』からお読みでない方はぜひ、そちらから…。

狩野俊介シリーズ初の上下巻。
わたしゃ、焦りましたよ。
上巻を読んだときに…。

なんじゃこりゃ!!? きゃぁぁぁぁっ!

みたいな(笑)

復帰講演を行う往年の人気女優が狙われていると脅迫状が届く。
警備を依頼された野上と俊介はそこで密室事件に出あう…
その不気味な予告通り惨劇は起こる……。

え? アキちゃんが? そんな馬鹿な!
え? 俊介、いつもと違うよ!!
えぇっ!? 野上さん、それはないでしょ!!

あなたも、一緒に思いっきりのトリックを、思いっきりの上下巻の必然性を、
堪能して見ませんか……。
タイトル 妖魔夜行 闇より帰りきて
ようまやこう やみよりかえりきて
著者 友野 詳
発行年月 - 頁数 -
本体価格 ¥-(税別) 出版社 角川スニーカー文庫
思い付き♪
本棚に並んでないのに、ここにはある…
そんなばかな! とお思いの方。
この世界はそういう世界なのです…。

東京は渋谷のとある四階建てのビルにあるBAR<うさぎの穴>。
口コミで店の存在は知られていても、来るには……
何だって? このBAR――五階だ、五階なんてどこに有る!?
開いたエレベーターの前に、血の様に赤い扉。
そして、黒い文字のプレート。
それは、妖怪の助けが必要な人間にしか見えない…。

実は、ここに上げた本はシリーズの中で私の一番好きな本。
このシリーズ唯一の長編。
八環&未亜子の二人を主軸に据えて、女性の心の動きとそれを見守る
男性の心の動きを上手く書いていきます。
苦しいほど、未亜子さんの気持ちがよく分かる私。
でも、それは女の人なら通じるものがあるよね?
タイトル 夢幻調伏
むげんちょうぶく
著者 宮乃崎桜子
発行年月 1999.2 頁数 250ページ
本体価格 ¥490(税別) 出版社 講談社(講談社ホワイトハート)
思い付き♪
ホワイトハートって言うだけで、引いてるあなた!
そう、あなたですよ、あなた。
少女小説ってんで馬鹿にしちゃいけませんよ!

時は、魑魅魍魎が跋扈する、平安時代。
かの陰陽師:安部晴明も老いて力衰えた…。
その頃、中流の貴族、源義明のもとに美人の「宮」が降嫁した。
だが、夫に決して心を開かない上によなよな、屋敷を抜け出している様子……。
追いかけて行った義明の見たものは!?

実は、これは一巻目の「斎姫異聞」のお話。
ここから読まないとお話としては分かりづらいんだけど、
この四巻「夢幻調伏」は特におすすめ!!
すごく失礼な言い方かもしれないんだけど、一冊一冊出す ごとに上手くなっています!
ほんと、シリーズ4冊目の今がそろえどき!!
タイトル スニーカーズ
すにーかーず
著者 デューイ・グラム
発行年月 1993.1 頁数 416ページ
本体価格 ¥600 出版社 扶桑社(扶桑社ミステリー)
思い付き♪
この映画をご覧になった方は手を挙げて(笑)。
今、手を挙げなかった人のためにちょっと説明。
ハイテク集団「スニーカーズ」の仕事は、警備システムの盲点を指摘すること。
その指摘するための方法というのが、依頼人のビルに侵入するのだ!
そんな彼らに国家安全保障局から、暗号解読器を盗み出せという依頼が持ち込まれて…。

この本の主人公がずっと過去の因縁に囚われる部分から物語は始まります。
これが、これが……。

自分の過去のために、人生を、友情を、愛を、捨てざるを得なかった彼は、過去を帳消しにするという言葉に心を動かされるのです。
しかし、いくら国家安全保障局からの依頼とは言え、犯罪です。

でも、やるしかない!!

あなたは、自分を苦しめる過去がありますか??
それらがすべて記録になって残っているとして、それらがすべて自分の身の破滅につながるとしたら……。

消したい過去がある私には気持ちがよくわかる本でした。
タイトル 週刊 光源氏 総集編
しゅうかん ひかるげんじ
編集者 週刊光源氏編集部
発行年月 1998.11.1 頁数 247ページ
本体価格(税別) ¥1200 出版社 なあぷる
思い付き♪
この本は、運命的な出会いをしたような(笑)そんな本です。
内容は単なる源氏物語。
だけど。

女性週刊誌なんです。

雑誌には広告というものが必ず載っています。
その広告も「パクリ」です。

光源氏が自分で調合したという「黒方(くろぼう)」というお香があるのですが、それの広告が載ってるんです!

  「Kurobou for beautiful Heian Life」

…………。

ちなみにこれは扉です!

つまり、本を開いた瞬間、そいつを見るわけです…。

もう、涙出てきそうに笑えましたよ。
みなさんも楽しげな平安貴族ライフを満喫しましょうよ!


本棚に戻る ロビーに戻るぅ