あいの本棚

そのうち、多くなってきたら、ジャンル分けするかも・・・・
って、誰か読む人なんているのだろうか・・・・


タイトル 虚構市立不条理中学校
きょこうしりつふじょうりちゅうがっこう
著者 清水義範
発行年月 1990 頁数 284ページ
本体価格(税別) ¥1165 出版社 徳間書店
思い付き♪
この本は愛知教育大学教育学部出身の作者、清水義範さんの学校に関する考え方が伺える本です。
私はある時、教職関連の授業で『学校はなくなるか』という題目でディベートをすることになりました。で、す、が。果たして『教職課程履修者』に学校がなくなると思う人がいるでしょうか?(笑)

その時に大いに参考にさせていただいたのがこの本。・・・でも、この本で自分が教員になることに関して戸惑い始めたのも事実ですけど(笑)。『復讐の構造』など、その時の私たちの論を聞いた人たちが読んだらネタばれです。

この本には続刊があり、あわせて読まないとなんだか気持ちが悪いところで終わってしまいます(笑)。一気に読みとおしたい方は徳間文庫から「虚構市立不条理中学校(全)」というタイトルで出版されていますので、こちらもどうぞ。

直木賞候補作に選ばれた作品(確か景山民夫さんの遠い海から来たCooが受賞した年だと思います。)

タイトル Papa Told Me
ぱぱとーるどみー
著者 榛野なな恵
発行年月 1988〜 頁数 巻によってまちまち
本体価格(税別) ¥476〜\544 出版社 集英社ヤングユーコミックス
思い付き♪
出版社見て、『えぇっ! 青年女性コミックぅぅ!!』と思った方、いらっしゃると思います。

つべこべ言わずに読んでみなさい。(笑)

・・・お母さんがお星様になってしまって、小説家のお父さんと二人暮らしの小学校5年生の知世ちゃん。創造的な父子家庭を目標に頑張っています。

嘘を付きながら生きてきている自分・・・自分が辛くなることが判ってるのに、判りきってるのに突っ走らなくちゃいけないと思う自分、そんな事って、誰にでもあると思います。そんな時に「ほっ」と「ほわわっ」としてみませんか?

(ちなみに私が一番好きなのは、編集の北原さんです。・・・人の心に土足で踏み入らないで! って心の中で叫んで、心の中で泣いてる・・・・でも、前向きに生きてるんですよね)
いわゆる「世間一般」になんとなく流されていたり、窮屈に思ったりしている人には共感を、そうでない方には、心の中に涼風と小波を与えてくれます。

タイトル 桃尻語訳 枕草子
ももじりごやく まくらのそうし
著者 橋本 治
発行年月 1987〜 頁数 300以上
本体価格(税別) ¥1262〜\1359 出版社 河出書房新社
思い付き♪
『枕草子ぃぃぃぃ!? 古文、だいっきらいっっ!!』

つべこべ言わずに読んでみなさい。(笑)
読めば、わかる。絶対判る。
はっきり言って、古文得意な人が読んでもよく分からない「モノ」です。

・・・「春ってあけぼのよね〜!!」「ま・し・て・よ・ね〜。雁なんかが連なってんのがすっごくちっちゃく見えるのはすっごく素敵!!」

(ちなみに本来は「春はあけぼの」「まいて雁などの連ねたるがいと小さく見ゆるはいとをかし。」)
受験の古文に嫌気が差している(もしくは、さしていた)みなさんに捧げます。

実は、私の教育実習のネタ本だったりして(大爆)

タイトル タロット日美子の鎌倉推理案内
たろっとひみこのかまくらすいりあんない
著者 斎藤 栄
発行年月 1993〜 頁数 巻によってまちまち
本体価格(税別) ¥485 出版社 光文社文庫 さ2−39
思い付き♪
斎藤栄さんのタロット日美子シリーズ、かなり有名ですよね?
この本は、その日美子シリーズを生み出した著者がその作品中で取り上げられた場所や寺院などを解説しています。

地域別にコースが設定してあり、普通のガイドブックではなかなか判らないようなことまで詳しく書いてあります。
・・・ゼミ合宿で鎌倉に行くたびに、この本をガイドブック代わりにして、行程を立てました。

(ちなみに先日千夜さんと、鎌倉をご一緒した時もこの本を持って行きました♪)
ゼミの子など、一緒に行った方には「本当によく調べたね、楽しかったよ〜」などと、喜んでいただけましたよ。

タイトル ゲームの行方
げーむのゆくえ
著者 エリザベス・ゲイジ
発行年月 1993.3 頁数 上:362 下:364
本体価格(税別) 各¥560 出版社 扶桑社ミステリー0272、0273
思い付き♪
就職活動中に気分転換として読もうと図書館で借りた本。それがこの本との出会いです。推理小説とはちょっと違うんだな。

 ・・・もうすごいことすごいこと・・・読み始めたら止まらない!

 久しぶりのヒット!! と胸躍らせながら読んだ本なんです。

 類い希な美貌を持つ主人公「フランセス」は、数学の天才。
 でも、就職先に選んだ会社には「女性」というだけで蹴られてしまう。
 だけど。頭脳を働かせて、そこに就職。ビッグプロジェクトを任されるようになるんです。その上、直属の上司である眉目秀麗な御曹司と恋にも落ち、いい感じで進むのですが、想いもかけないことが!!

 最後は胸がすかっとします。
 頭に来てることがある人、これは読んで損はなし!
 3回読んでも、飽きたらずとうとう今日、買ってきました(笑)

タイトル ご近所の博物誌
ごきんじょのはくぶつし
著者 わかつき めぐみ
発行年月 1993.11 頁数 146
本体価格(税別) ¥583 出版社 白泉社
思い付き♪
 「雑草って草はないのよ、みんな名前があるんだから。」

 この本は、生物学者二羽さんと村長さんの家に預けられている三稜くんとのお話です。

 ある日、都(よそ)から博物学者が来て、植物を観察、採集、分類していく。それにひょんな事から関わっていくようになった、いたずらっ子三稜くんの成長の記録(笑)です。

 「私が作っているのはこの星の記録なの。」
 こんな風に自分の仕事に自分が誇りを持てるのはいつの日なんだろう...

 余談ですけど、某HPにある、私のTRPGのキャラクター紹介に、三稜という女の子がいます。
 もちろん、彼女の名前はここから取りました。



本棚に戻る ロビーに戻るぅ