(名古屋市内あい♪さん宅 居間 15:59:04)
あい♪お待たせ♪ さっきと同じ紅茶にしたわ。
愛美ほんとお気に入りなのね。
あい♪愛美もすっかり気に入ったみたいだし。
愛美私はあい♪さんの分身ですから(笑)
あい♪この紅茶、なんだか気分が落ち着くのよね。
愛美わかる。この香りがリラックスへと誘ってくれる。
あい♪忙しいときにはほんといいわ〜。
(同室 16:04:20)
愛美さ、続き聞くわよーっ……って、落ち着きすぎて何の話だったか忘れちゃった……(笑)
あい♪聞きたい人が自分で思い出しなさい(笑)
愛美(笑) 私に直接攻撃能力がないのに<女帝>を扱える理由よ。
あい♪まだ<女帝>を扱うとは決まってないので「愛美が直接攻撃能力を持つ<魔宝>を扱うことができる」理由ね。
愛美<女帝>が先じゃないんだ。
あい♪そう。さっきも言ったけど、GMから聞かれたのは「欲しい能力」だから。
愛美(めもめも)
あい♪で、それはあなたが<魔宝>とは何かを理解しているからよ。<魔術師>からも[元老]で言われたでしょ?
「お前が一番<魔宝>についてよくわかっている。」
愛美言われたのは覚えてるけど、実は、何がわかってるのか全くわかってない。(苦笑)
あい♪実は私もなのよねぇー
愛美(ずるっ)ちょっと、あい♪さん!
あい♪ははは。
(同 居間 16:07:32)
あい♪じゃ、まずは、愛美が<魔宝>をどういうものだと考えているのか教えて。
愛美自分の能力を引き出してくれるもの。
あい♪そうね。そして、それを<女帝>を扱う前から感覚的に理解している。
愛美それが何か??
あい♪(苦笑) だから、[聖戦士]で鬼堂くんを魔術師の館へ連れていけるのよ。考えてみて。あの究極の日本男児が「与えられた力」を受け取ると思う?
愛美絶対にないっ!
あい♪でしょ? ということは、鬼堂くんに強くなってもらう必要があったとはいえ、愛美は「<魔宝>は与えられた力ではない」ということを理解してた、ってこと。
愛美うーん。。。
あい♪ご不満なようね。
愛美なんか当たり前のことを繰り返されてるだけな気がして(苦笑)
あい♪その当たり前のことをどこで知ったの?(苦笑)
愛美え? あ、そこか!
あい♪あ、わかってくれた(笑) 見たことも使ったこともないのに、その機能を知っているのよ。
愛美えーーーーっ、そういえばそうね(惑)
(同室 16:10:52)
あい♪さらに。
愛美さらに?(身を乗り出す)
あい♪こら、近い(笑)愛美の<魔宝>に対する考え方ね。
愛美え、どういうこと?
あい♪<女帝>は愛美に「あなたが私の新しいマスターかしら」って言ったのよね。
愛美そう。でも、私は、マスターになるつもりはないの。使う/使われるって関係ではなく、対等だと思う。
あい♪そうね。じゃ、愛美が使うことによって、<女帝>はどうなると思う?
愛美成長する。
あい♪愛美は「対等な関係を築いているなら、自分がもらうばかりっていうのはありえない」。つまり「相手にも何かメリットがある」と考える。
愛美ギブアンドテイク、ね。
あい♪そう、愛美の根本に流れる考え方ね。企業相手の交渉でも先方のメリットを事前に調査して臨むでしょ?
愛美当然よ。メリットがなければ誰もリスクは負わない。
あい♪ということで、<魔術師>が生徒会メンバーに<魔宝>を使用させる意味は<魔宝>を成長させるため。
愛美ねぇ、あい♪さん、私には当たり前すぎて、何がなんなのかさっぱり分からないわ……(惑)
あい♪(笑)それをこれから説明するから、少しお茶飲んで落ち着きなさい。
(同室 16:14:29)
あい♪ここまで「愛美の考える<魔宝>とは何か」と「愛美の<魔宝>に対する考え方」を聞いてきたわけだけど。
愛美うん。「使用者の能力を引き出す」ことと「対等な関係だから使えば成長する」ってことね。
あい♪<魔宝>の機能、っていうのかな。大きく2つあって。
愛美(めもめも)
あい♪1つ目が「使用者の潜在能力を開花させる」。2つ目が「使用者とともに成長する」
愛美え?(口をぽかんとあける)
あい♪(笑)つまり、愛美は<魔宝>とは何か完全に理解しているってこと。
愛美うぅぅわぁぁっ。
あい♪(笑)それもまだ使ってもいないうちからね。というわけで、「愛美が攻撃能力を持つ<魔宝>を扱う」ことにGMが3秒で許可をくれたの。
愛美あい♪さん、これもパパの設定でしょ?
あい♪正解。今は愛美に説明するために、愛美の考えから説明したけれど、この設定を決めたときは逆ね。
愛美「能力がなくても、パパの存在があるから扱える」ってとこから決まったってこと?
あい♪そう。そこから「パパとのつながりがあるから、愛美は<魔宝>とは何かを最初から感覚的に理解している」と決まった。
愛美感覚的に身についているから、ごく自然に<女帝>を使うことができる……。(ぱしっ)ってことは、もしかして全ての<魔宝>を扱うこともできる!?
あい♪前にも言ったけれど特殊な<魔宝>である<魔術師>を扱えるってことは、そういう可能性もあるわよね。
愛美……あい♪さん、何度も言うけど、パパの設定強すぎない?
あい♪ふふふ。パパは<魔宝>に関してはどうとでも使えるジョーカー的な存在だからね。
(同室 16:18:01)
あい♪実際には、GMに攻撃能力が欲しい、と告げたときには「やっぱり」って言われたわ(苦笑)
愛美なんで、やっぱり、なの?
あい♪同じメンバーで「ガープス・ルナルサーガ」というシステムを使ってセッションした時、私が扱ったのが「スピアの名手」って設定のキャラクターだったのよ。
愛美ふぅ〜ん。
あい♪ちょうど、愛美と年齢も同じくらいだったから、GMは頭の中に、それを思い浮かべたわけ。
愛美で、やっぱり……なんだ(笑)
あい♪その後に続いたのは、「す、スピアにしますか!?」
愛美(笑)
あい♪いろいろ話していくうちに、使用する<魔宝>は<女帝>に決まったんだけど、実はこの時点では、剣にしようか、と言ってました(苦笑)
愛美え? スピアじゃないの!?
あい♪ルナルのキャラクターの印象が強すぎて、スピアは止めた方が……という話になり、GMに検討してもらうことにしたのよ。お話のバランスもあるし。
愛美でも、今<女帝>が使っているのはスピアよね?
あい♪そうね。それは、また次回(笑)。
(同室 16:21:45)
あい♪今日はこんなところかな。
愛美(軽く右手を挙げる)はいっ! あい♪さん、1つ聞きたいことが。
あい♪何?
愛美なぜ「直接攻撃の能力が欲しい」って言ったの?
あい♪では、委員長管理委員長の江島愛美さん♪ [電脳教授]後の戦力を分析して。
愛美え? えっと。直接攻撃系は、鬼堂くんと佑苑くん、宗祇、叶くんの4人だけど、実際には鬼堂くんだけね。
あい♪(ゆっくり紅茶を飲む)
愛美佑苑くんは単に喧嘩してるだけだし。宗祇は接近戦主体で、相手から狙われることが多すぎる。叶くんは、病気がちで事件解決に加わるか読めない。
あい♪さっすが〜。じゃ、他のメンバーは?
愛美天草くんは、能力奪取でじわじわと力を搾り取り、べるなちゃんは、閃光や火球で遠くから攻撃。有ちゃんは、呪文でサポート。ゆかりちゃんだけ回復役ね。
あい♪はい、ご名答。
愛美(紅茶を飲みつつ)で、これが?
あい♪それが、直接戦闘の能力を取った理由よ。
愛美わかるような、わからないような……。
あい♪じゃ、この時点での弱点を言ってみて。
愛美<裏生徒会>に、大きなダメージを与えられる人が鬼堂くんしかいない。
あい♪そうね。さらに、鬼堂くんは愛美より前に<魔宝>を入手することが確定している。でも、他のメンバーは、<魔宝>を持っていない上に、直接戦闘は基本的に接近戦。ということは、このままだと……。
愛美あぁぁぁぁぁ、ゆかりちゃんの打ち止めです〜って声が聞こえてきそうだわ。(くらくら)
あい♪察しがいいわね。戦闘が長引けば長引くほど、<裏生徒会>が「インチキだぁっ」って言いたくなるような(笑)攻撃や防御を行い、ゆかりちゃん頼みになっちゃう。じゃぁ、改めて質問。愛美が今、1つ、何でも欲しい能力が得られるとしたら?
愛美回復のサポートか、直接攻撃系ね。
あい♪回復できるようになっても、ゆかりちゃんが楽になるだけで、根本的な戦力不足は解決できないわよ。
愛美それで、直接戦闘か。
(同室 16:28:05)
愛美じゃ、今日はこれくらいにして、また明日来るわ。
あい♪なんでまた明日なのよ!
愛美まだ聞き足りないし、私が来た方が、それが進むんでしょ?(と壁に貼ってある予定を指す)
あい♪……まぁね。(ため息)
愛美じゃ、明日ね。
あい♪(肩をすくめる)
Today's BGM Passion (宇多田ヒカル)
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