場面は変わって、美術部の個展。
瑞穂絵をちらっと見ています。
GM個展の方に行った愛美さん、有ちゃん、龍之介くん。瑞穂くんが来てます。彼、絵をじーっと見てるけど。
瑞穂「絵はいいねぇ〜。文化の極みだよ!!」
龍之介&叶あやしーー!!
愛美受付に、美花ちゃんとか新城寺くんとかいませんか?
GMじゃぁ、ご期待通り、美花ちゃんと新城寺くん。
愛美ありがとう。(笑)「おひさしぶりぃ〜。」
GM/新城寺「あ、どうも、この間は……。」
GM/美花「本当にご迷惑をおかけしました。」
愛美「いえいえ。お兄さんは、今日は?」
GM/美花「あ、お兄ちゃんは、深尾先輩と一緒に。」
愛美「そう。どう? 今回の個展の反応は?」
GM/新城寺「すごくいいですよ。特に、部長の絵がっ!」
愛美「あぁぁぁ。あの絵、きれいだったもんね〜。」と有ちゃんに。
有子「そうですね〜。」
探りを入れるため、たわいもない話をしていると……。
GM/美花「どうしたんですか? 3人って珍しいですよね? あの、江島先輩と永沢さんが一緒ってのは分かるんですけど。」(と、視線が龍之介を向く)
一同(笑)
龍之介女の子だけなの?
GM新城寺くんもいるよ……あぁ、知らないか、男の子と、女の子。
龍之介女の子を見て、「よろしく。天草龍之介です。」
GM/美花「あ、よろしく……。」
龍之介「恐れなくてもいいよ、僕は女の子に害を与えるような……。」
愛美「蒼明学園三悪の一人だから、気をつけてね♪」
龍之介「三悪!?」
一同(笑)
龍之介「他の二人は? ……ともかく。ここらへんで、怪しい人とか」
GM「怪しい人?」
龍之介「いるわけないよな……っていうか、わかんないよね、そんなの。」
愛美「変なお客さんとか、変な人とかいなかった? 大丈夫?」
瑞穂「いいねぇ、絵は……人類の文化の極みだよ」
愛美(極力、瑞穂の方を見ないようにしている)
GM/美花「変な人って言えば、伝言を頼まれたんですけど……。」
愛美「なんていう伝言かな?」
GM/美花「それが……『だ』」
一同だ!?
GM「『だ』っていうのを伝えろって言われたんです。」
龍之介うわっ、やめろー!! 一文字ずつだよー!!
愛美「誰から? どんな人から?」
GM/美花「ツバ広の帽子を目深にかぶってマスクして、コート……」
有子はっ、あやしい(笑)
GM/美花「男の人だと……絵は一通り見て誉めてくれましたけど。」
愛美「誰に、『だ』って伝えろ、って?」
GM/美花「生徒会メンバーって言ってました。もし、来たらって言ってたんで、ちょっと驚いたんです。」
べるな猪木のファンかもしれない(笑)
瑞穂は、この話が聞こえているか、知覚判定。
瑞穂(ころころ)−6だよ。
GM聞こえてるなぁ。じゃ、聞こえてます。
龍之介「みんなに連絡しようか。」
愛美「とりあえずさ、絵、見てからにしようか。」
龍之介「絵、何かあるの?」
愛美「美術の展示だからさ、このまま帰るのは申し訳ないでしょ?」
GMま、部員の絵とか、一般に飾られている絵も当然あって、朧月夜 とか、色々あります。で、見てる途中ですね。震えます。
化学室に行った宗祇からの連絡だ。
GMえーっと、宗祇くんは、一人にかけた?
宗祇……鬼堂くんの班は鬼堂くんに、愛美さんの班は愛美さんとこへ。誰か一人につながれば十分なわけだし。
GMこれって二人で同時通信はだめかな? 1箇所、から2箇所へ。
愛美いける、いける。あり、ってことになれば、ある!
一同(苦笑)
愛美電話でも、今、できるからね。
ということで、1箇所から複数への同時通信が可能となった(笑)腕時計通信で宗祇から鬼堂、愛美へ連絡が入る。
愛美じゃ、目配せしてそそくさと外へ行く。で、あたりに人影がないのを確認して、かちゃ(腕時計のふたを開ける)「何の用?」
宗祇「こちらは収穫なし。」
鬼堂「こちらも収穫なし。」
愛美「あのね……収穫はあったんだけど……。」
龍之介(笑)
愛美「『だ』っていう伝言なのよ。(笑)」
ゆかりだ?
龍之介うん、イヤになっちゃうよ……。
愛美「とりあえず、詳しくはまた地下生徒会本部で。それじゃ。」 ぴっ。(通信終了)
© 1997 Member of Taisyado.