べるなは他のメンバーのいるパーティー会場に向かう。
場面は、パーティー会場の反対側にいる叶。
女の子たちと優雅に戯れていると音色が聞こえる。
叶(ころころ)とっりゃ。−10……クリティカルだ。
GM竪琴の音色が美しい旋律で聞こえました。でも、すさまじく、それは君に不快感を与えます。血を吐くほどに(笑)とかいって。
一同(笑)
叶どっから聞こえてくる?
GMスピーカーだと思う。で、君の周りの女の子たちも「きゃぁ、何なのこれ。耳が痛い!!」とか言って。
叶スピーカーのある方を向いて、一言。「不快だな。」
一同(笑)
GMそうすると、女の子たちがぱたぱたぱた。
叶「どうした!?」と、助けおこそうとする。
GMそうすると、カッと目を見開いて。君をみると、だんっって押して。「汚らわしいっ!! この海賊めっ!!」
一同海賊!?(笑)
叶「いったい、どうしたんだ!?」
GM/女の子「近寄るな、この誇り高き私が死ぬわけにはいかない。そうよ、私たちは死なないわ。あなたに汚されるわけにはいかないわ。海賊め、海賊め!」
叶なんか、武器とか持ってきそうだな……やだな。
GM/女の子近くにあった、りんごとかむいてた果物ナイフをぱっと取って。
叶うわぁおー。
GM/女の子「海賊め!!」
叶ちょっと、すっげー傷ついちゃうな……。でも、後ずさりしかないよな……。
叶じゃぁ、入口の方に後ずさりながら「正気に戻りたまえ!!」
GM/女の子「何をバカなことを。早く去りなさい!!」
叶やだなぁ……。誰かに相談したいけど「どうしたんだい?」「いや、僕と楽しい語らいをしていたら、いきなり海賊が、って言われたんだよ」
一同(笑)
ゆかり信頼感が……。
誰も追ってはこない。叶は、迷いつつも医務室へ行く。
場面は変わって、パーティー会場。
ある程度出し物が終わって落ち着いている時、辺りに響く声。
「海賊佑苑、勝負だーっ!」
佑苑「よかろう……ふっ、お前ごときにこの俺が倒せると思ったか!!」
GM/蒼馬「抜かしたな」と言って、襲い掛かってくるわけですが、途中にいる人々をふっ飛ばしつつ。
佑苑おぉ、来るね、来るね。
GMうぉーーーーーーー。「食らえ、佑苑。鉄拳」とかいってぶん殴ってくる。 (ころころ)ごめん、クリティカル。 (ころころ)通常ダメージね。(ころころ)(←ちょっと固まってる) ……7点のたたき。
佑苑うっわー。(ころころ)耐えた、耐えた。「いったーーーーーーーい」
GM他の4人は気付いていいですよ。派手な音がしました。ばきっ、とか。
宗祇「また、じゃれあっているのか……。」
GMここで、全員もう一度知力判定を。
判定に失敗し、音楽にノセられてしまった、宗祇、鬼堂、ゆかり。
生徒会役員であることはすっかり忘れてしまい、龍之介と佑苑がこの船を襲う海賊にしか見えない。
[専守防衛]のゆかりでさえ、二人を敵とみなし、つかまえようとしている。
海賊めがけて走っていく一般生徒を、生徒会執行部や、NPC扱いの委員長たちで止めようとしているが、人数が多すぎ、全てを止めることができない。
GM周囲の目も君たちに向けて、ランランと……。(3人を見て)みなさんは、これから船員のロールプレイをしてください。
龍之介ごめん、その前に、桜さんに聞きたいんだけど「何か雰囲気が痛いんだけど。これが、なぞなぞのことかな?」
GM/桜「え? 守ってくれるのが、男の役目ってもんじゃない?」
龍之介「どんな守り方をされてもいいんだったら。」って言って、そのまま抱きかかえて走っていくよ。
GMわーぉ。
龍之介いきなり、つかまりそー
龍之介の判定は失敗。
佑苑は、取り囲まれそうになる中から飛び出すために[超跳躍]を使う。
誰の頭も蹴ることなく(笑)無事にマストの方へ抜け出した。
宗祇は、海賊佑苑へ向かう。
鬼堂は、海賊龍之介に駆け寄る。
鬼堂桜さんも海賊に見えるの?
GMいや、見えない。だから、味方がさらわれたように見える。
鬼堂「その女性を離せ!! こそどろがーーっ!!」
一同(笑)
龍之介「何が……お前、何言ってんだよ、わっかんない……。」
鬼堂から逃げられた龍之介だが、目前にはゆかりが。
ゆかりも、龍之介も判定に失敗。
GM何せ、人がいっぱいいますからね。
龍之介ダッシュで逃げる!!
音楽がさらに大きく流れ出すとともに、船の形が木造の帆船に変わる。
スピーカーも消え、どこからか音楽が流れているように思える。
それにつれて、天候が悪化する。雷鳴が轟き、波が大きくうねりだす。
龍之介……太平洋、だよな?
GMっていうか、瀬戸内海。
一同(爆笑)
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