1.
GM時は12月中頃です。授業後ですけど、みんなどうしてますか?
鬼堂・龍之介・愛美はそれぞれの部活。
宗祇・佑苑はそれぞれの委員会室。
佑苑は仕事をしているが、宗祇はそこに「いる」だけ。
ゆかりは、保健室で編み物。
叶は佑苑の所に行く。
GMじゃ、鬼堂くんから。 鬼堂はい。
剣道部はこの寒い中、裸足で練習している。
鬼堂「どうした、君島! 足を踏ん張り、腰を入れんかぁ!」 GM/君島「はい。」 一同あれ?? えっ??  GMいつもの「はい、す、すみません!!」と言うのが返ってこない。冷静に「はい。」 鬼堂少々調子が狂った。 GM「どうしたの? 鬼堂くぅ〜ん。そんな淋しそうな顔しちゃってさぁ〜。」
って、主将の牟田くんが。
鬼堂「いえ、何でもありません。」 GM全体的に声にもいまいち気合いが……。 鬼堂何をたるんどるか! 貴様らぁっ!! 叶/部員Aえい、やぁ、とう。えい、やぁ、とう……。 佑苑/部員Bえい、やぁ、とう。えい、やぁ、とう……。 龍之介何かそこ、怖いよ〜。 GM怖いよ、やべぇ〜よ。 叶/部員Aちゃんとやってますよ、なぁ。 佑苑/部員Bえぇ。 叶/部員Aじゃ、やろっか。 二人/部員えい、やぁ、とう。えい、やぁ、とう……。 GMやめろぉぉっ!! 一同(笑) 鬼堂と言うわけで、変なんですな。 GM/牟田「やっぱり、季節柄かなぁ〜。風邪で休んでいる人たちも多いって言うしぃ〜。」 鬼堂「そんな事では済まされません! 寒い冬だからこそ!」ま、云々と。 GM/牟田「鬼堂くんって、いっつも元気だねぇ〜。」 GMってとこで場面転換です。 GMゆかりちゃん、保健の榊原先生(←5秒前に命名)が、
「都筑さん、聞いた?」
ゆかり「何ですか? 先生。」 GM/榊原「この1週間くらい風邪をひいた人が多くて……先生も多いのよ。」 ゆかり「困りましたねぇ……」 GM「特に、高等部で。」
高等部英語科を中心に、多くの先生が風邪で休んでいるらしい。
GMそんな話をしていると、「先生っ!」と男子生徒が。その後ろには、両肩を担がれて、気を失っているのか目を閉じてる女の子がいます。 ゆかり「あら? どうしたの?」 GM/生徒「この子、倒れちゃって……。」 ゆかり「どこで?」 GM「視聴覚室です。俺達、映画研究同好会で。上映していたら倒れちゃった……。」 ゆかり「とにかく。ベットに運んで。」
というわけで、女子生徒をベットに運ぶ。

「あ、保健委員長だ!」などという声が飛び交う。
生徒の中で、ゆかりはかなりの人気である。

ゆかりは、倒れた女子と同じクラスの子に今日の様子を聞いたが、特に何の異常も見受けられない。
勿論、[霊気感知]・[診断]いずれも、異常はない。
ゆかりとりあえず、軽い風邪っていうことか……。 GMそうだね(微笑) 一同(GMの微笑みを見て)(笑) 愛美何だか分かんないけど怪しい(笑) GM場面を切り替えます。催事実行委員会の委員会室です。 佑苑はい。 じゃ、じゃ、佑苑くんがそうやって、事務をしていると、声だけ、
「やぁ、催事実行委員長・佑苑若杜くん。」
GM声だけって、テレパシー?? それもいいだけど、扉の向こう 一同(笑) GMこういうふざけた演出するのは一人しかいません。 佑苑「そこにいて恥ずかしくはないですか、叶委員長。」 一同(笑) 佑苑「お入りなさい。」 「僕だと分かってくれて嬉しいよ。」 GM「あ、購買委員長!」って、委員達が集まってきて、
「すみません、ここの備品、何とかなりませんか?」
「演劇部の音響関係、えらい予算取ってて、全体がやばいんですよ!」
龍之介(あさっての方向を向く。)
だって、スピーカーが古かったんだもん〜♪(←予算悪化の元凶)
一通りの要望を聞いたあと「分かった考えておこう。」
って、佑苑くんの机の所にカツカツと歩み寄って、
「今日は、頼みがあるんだ。」
佑苑「……一応、聞いておきましょうか。」 「今度のクリスマスパーティーの件なんだが、確か委員長である君が、企画・設定・実行を一手に任されていると聞いたが。」 佑苑「えぇ、まあ一応。そういう委員会ですからね。」 「それでだ。そのクリスマスの夜を盛大に、華やかに、美しく、みな楽しく、過ごすために君の力が必要なんだ。」 佑苑「いかにも妖しげな雰囲気ですけど……つまるところ用件はなんでしょう?」 一同(爆笑) 宗祇誰もがそう思うだろう。(笑) 「まぁ、そうせかすな。」 GMもぅぅ〜。 取り出されたのが一枚の企画書。 佑苑「何でしょう?(汗)」 (企画書をヒラヒラさせる)
「君の力でこのクリスマスパーティーに盛大なダンスパーティーを行って欲しい。」
佑苑(ため息) 「勿論、全学園の力を持ってこのパーティーを盛大に……」 佑苑「私の力の及ぶ範囲は高等部だけなんですけれど。」 「僕は、君の能力を高くかっているよ。」
ここで、GMから「合同」という形で要請することは出来るだろうとアドバイス。
ただ、都合により、やるにしても全学園ではなく、中等部との合同にして欲しいと言うことも、併せて言われる。
「だから、君に不可能はないと思ってお願いに上がったわけさ。もし、合同が駄目なら、高等部だけでもいい。」 佑苑「そんなに、やりたいんですか。」 「これは、蒼明学園の全生徒の願いでもある。」 佑苑(他の委員に向かって)「やりたいと思うかね?」 GM/委員「ダンスパーティーですかぁ〜??」 Go!! 一同(爆笑)
何とこれだけのために[思考転送]を使う。(笑)
(龍之介:ひでぇ〜なぁ〜。)
もちろん、成功……。
GMじゃ、最初の方、ちょっと渋った顔をしていたのに、
「是非やりたいですっ!」
佑苑「そうですか……?」 GM熱狂的な瞳で見ますよ。 佑苑「仕事をするのはあなた達なんですけどね。」 GM「構いません!! やりましょう!!」 佑苑「……分かりました。上に通しておきましょう。」 GMで、超能力が消えた瞬間、
「あれ? 俺、今、何、言ったんだろう……。」
一同(笑) 佑苑「はい、これで仕事が今までの1.5倍くらいになりましたから、皆さん、リキ入れていきましょう。」 GM今言った生徒は周りの委員から白い目で見られる。
「俺は一体何を言ってしまったんだ……(惑)」
「では、よろしく頼むよ。」 佑苑「じゃあ、こっちの仕事もお願いしますね。遅れていますから。」 「任せておきたまえ。」と言って、悠然と去っていく。 佑苑(心の中で)あんまり力は使わないで欲しいものです。 GM副反応ないよね。 ……脱力感……はふぅ〜ん。……やったぁ。
(←と、力が抜けている。)
龍之介妖しいぃぃ〜。 GM心地よい疲労だとか言ってそう。 龍之介いいのか!? こんな奴(生徒会に)入れて? 愛美絶対、ロックオンだ(笑) 一同(笑)
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