4.
―― なぜ、なぜだ……私は、幸せな時間を取り戻したいだけだ……。
一度失った幸せを、再度手にすることさえ、私には許されないのか?
時間は進み、翌朝。
病室では、三陵が一番先に目を覚ます。
カーテンを細く開けるが、昨日とは打って変わって平和な朝だ。

それから、しばらく時間が経ち、7時ごろ。
GM皆さんが起きだして動き出したんで、そこで、ピカチュウ式は、ぴかちゅー♪ 三陵わかった、わかった。はいはい、わかったよー。ありがとうね〜。 鳴神ぴしゅーっ。役目は終わった(笑) GMえり子ちゃんも起きて「お姉ちゃん、ありがとう。今日は、やな夢見なかった。」 三陵「お守り持ってよっか。」 安西おおっ、出ました(笑) 三陵にこっと笑ってこのくらいのちっちゃな小瓶に入った聖水を、首にかけてあげる。 GMおー。あーーーっ。はいはいはいはい。五穀豊穣じゃないんだ 一同(笑)
月読のお札(五穀豊穣)を渡しても鬼に対しては効力がない(笑)
三陵「きれいでしょー?」 GM「わーーー、きれい。」 三陵「持ってると何かのお守りになるかもしれないからね。」って。 GMちょっと躊躇して、お姉ちゃんって、こういうの詳しい? 三陵「うん。好きだよーー。」 安西好きだよーってきたか(笑) 一同(笑) GMふぅ〜ん、ってその場では何かいいたそうなんだけど、ちょっと思案してる。 三陵「三陵のおうちはね、神社なんだ♪ お払いとかもやってるよ〜」 GM「お、お線香、とか、は?」 一同(笑) 鳴神「そ、それはおいらの方かな〜」 GM「鳴神も詳しいの?」 鳴神「え? お、おいらは……。」 GMそれで思い出したらしくって、「お父さん、お坊さんだったっけ」 鳴神「そう。」 GMなんか、それで思い当たったらしくって。で、ちょっと頭の中で、彼女何か思案しているみたい。で、そうこうしているうちに朝になったんで、看護婦さんが窓をあけて、じゃぁ、今日一日、お昼ごろまで、診断して、これで検査して大丈夫だったら、その場で退院って言う形で説明されます。 鳴神うん。 GMで、その間、午前中しばらくすれば、刈野さんが来るでしょうし。 三陵「朝ごはん食べに行こうか〜」って、えり子ちゃん連れ出すけど。 GM「鳴神くん、行こっ」 鳴神「あ、あぁぁぁぁうん。」 三陵「……二人だけの方が良かったですかぁぁぁぁ?」 鳴神がびーーーーーーーーーーーーーーーーん。そんな変な風に気を使わなくていいんだよぉっ!! もう……。
一方、刈野の家。
一度、仮眠を取るために戻ろうとする安西に、刈野が声をかけた。
GM「今日、その子さんが退院されるんで、私は検査結果がわかるくらいに、そちらに行って、彼女を迎えたら、この家で、一家団欒で食事を取るつもりですよ。」 鳴神団欒ね。 三陵……ま、彼には一家団欒、だからね。 安西「あぁ……。」 GM「くれぐれも無理なさらぬように。」とだけ言って、別れます。
刈野が迎えにくる旨、病室のその子に、連絡が入った。
三陵えり子ちゃんはどういう感じなの? 迎えに来るって聞いて。 GM 「えり子、用事があるの。ごめんね、お母さん、先に家の方に戻ってていい?」
「え? お父さんも今、こっちに来るから家、誰もいないわよ。」って言うの。
そうすると、「うん。かぎ持ってるから大丈夫。」
三陵「そんなに心配でしたら、私がついていきましょうか」とその子さんにいうけど。 GMじゃぁ、こういうことがあったので、何か起こっているということを感じているのか、「よろしくお願いします」って言います。 三陵「一緒に、いい?」ってえり子ちゃんに聞く。 GM「うん。」って言った後、ちらっと鳴神くんの方を見ます。 鳴神●×※?/△〜(←言語表記不可能な言葉を発している……) GM何か言いたそうなんですけど、言いません。 三陵鳴神の肩に手を置いて 鳴神「ほえっ。」 三陵「どうしますぅぅぅ〜?」って聞きますけど。 北沢ここで行かなきゃ人非人だぞ。 慈海鳴神に選択の余地はないよな。 安西うん。戦闘処理よりもきっついラブコメをやってくれ(笑) 三陵(笑) 鳴神「三陵ねーちゃんじゃ、あのー、うん。鬼とそのまたぶつかった時に、身を守ることもできないから、おいらがついてく。」(ため息) 三陵「……ずいぶん、みくびられたものね。」 鳴神うわぁぁぁぁ。 安西三陵、みくびられたって、分かってる(笑) 慈海&北沢なんか今キャラクター違うぞ(笑) GMえっと、では、病室以外の3人の方。 慈海引き続き警護、と言う形にします。何の手掛かりも今のところないんだし。 安西ちょっと寝ておいたほうがいいんじゃない? 2、30分寝るだけでも違うし。
徹夜で見張りをしていた安西・北沢・慈海の3人は、午前中に仮眠を取る事とした。
仮眠から覚めた、昼過ぎ。北沢の携帯が鳴った。月山課長からだ。
GM「月山だ。」 北沢「あ、課長。」 GM「すまないが、1つ無理なお願いをしたい。名古屋へ戻ってくれないか。」 北沢「名古屋へ、ですか? 何があったんです?」 GM「蔵山仁志の失踪が気になる。向こうでの指揮を執ってもらいたい。」 北沢「しかし、こちらに来ている可能性も……。」 GM「こちらは安西に任せる。この2つの事件はリンクしているとしか思えない。」 北沢「わかりました。すぐに向かいます。」 GM「すまない。だが、連絡は、安西と緻密に取り合ってほしい。」 北沢「はい。」 GM「私から安西にはその旨を伝えておく。すまない。すぐに行動できるよう、ヘリは使えるようにしておく。」 一同(忍び笑い) 北沢「ヘリですか……。」 GM戻るのは新幹線だけど、名古屋から東京にすぐ戻れるようにしとくって意味だね。 北沢「わかりました。お願いします。」で、すぐに新幹線で戻ります。
場面は変わり、安西。
昼食を食べ終わったくらいで、月山課長から電話がかかってくる。
GM「月山だ。北沢くんを1日ほど借りる。」 安西「分かりました。向こうと確認ができなきゃどうしようもありませんね。」 GM「あぁ。私の勘で申し訳ないが、向こうとこちらリンクしている事件に思える。」 安西「まぁ、あんたの勘はあたるからいいよ。」 GM「こちらの状況に詳しい者が向こうで指揮を執った方がやりやすいだろう」って。「まぁ、他の2人もいる。彼らをうまく使って、事件解決に励んでくれ」(笑) 安西「わかりました。」 GM「それから……三陵お嬢は、お元気か。」 安西「えぇ、もうこの前、ぶんなぐられましたね〜」って、おいー(笑) 三陵(笑) GM「それじゃ、その件は内密に」(笑) 安西(にやにや)「大変ですね〜」 三陵どこからともなく「三陵、おなかすいたですぅ〜」 安西&三陵&GM(笑) GM「……お昼、経費で落としていいぞ。」って。 安西(笑) 鳴神た、大変だね……。 三陵「アルバイトの件は、すべておばばに報告するように言われてます……。」 一同(爆笑) GMやだやだやだやだ…………。
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