3.
――必ず、この手に、もう一度……あの頃の日々を……もう、一度……。
刈野の家にいる安西。
電話が終わって、キッチンに戻ると刈野の姿が見えない。
安西「やな感じぃ〜」って(笑) GMキッチンは、明かりがついたまま。で、遠くから物音もする。 安西物音がする方を見る。 GM感知で…。 三陵やな感じぃ〜〜。 安西で、9って感じぃ〜〜。(笑) GMジャストだ。隣に部屋があります。 安西ちゃらっと見る。 GM明かりのついていない部屋に、窓から外の月明かりが差し込んでいます。部屋の中には、薄暗くて表情は分かりませんが、刈野さんが手に何かを持ってじっと見ています。 安西「先輩。」って、声をかけてみる。 GM君の声に気付いたのか、それを置いて歩いてきますね。部屋から出て、安西さんがいるところに近づいてくると、キッチンからの光が当たり、顔がはっきり見えるようになります。 安西うん。 GMそうすると、笑顔で、「あぁ、電話終わったかね」って。 安西「あぁ。大丈夫か……。」 GM「うん。」 安西こわごわ、って。 GMキッチンに戻って、「久しぶりだな、君とこうやってお酒を飲むのは。あれ以来、会ってなかったからな。」 安西「うん。」 GM「すまなかった。全然連絡もできずに、気持ちを整理するので精一杯だった。」 安西「まぁ、仕方ないですよ。」 GM「大丈夫だよ。今は、幸せだ。」 安西結構、困る展開……。 GM(笑)
その後、しばらく差しさわりのない会話が続き、夜11時ごろに客間に通される。
安西まぁ、寝ないんだけどね。たぶん、3日くらい起きてられるタイプだから。 GMあぁ……わかりました。じゃ、刈野さんは自分の寝室に入って寝ます。
場面は変わって、病院の外で待機している北沢。
蔵山を調査している調査員から連絡が入った。
GM「蔵山は中にいます。あの後、家から出てきて買い物して、家に戻ってきました。付近の人の話によりますと、いるかいないか分からない暮らしを送ってるようです。」 北沢「そうか……。」 GM「かなり疲れきった様子ではありますが、特に変わりはありません。ただ、妖気計が若干触れたのが気になります。」 一同うぅぅぅ〜ん。 GM「もちろん、魔物を示す値ではありません。」 一同(沈黙) GM「引き続き、彼を監視します。」 鳴神&慈海&北沢(小声で、蔵山のほうが怪しい気がしてきたという呟きをそれぞれしている) GM(それを見て)ふふふふふ。
そのまま、時間を進めると深夜になるため、ここで寝るかどうかを確認するGM。 安西は、先の通り起きている。
北沢、慈海も見張りをするのでもとより、寝るつもりはない。
鳴神は……。
鳴神できるだけ寝ないように頑張る。 安西お子様チェック。3時間ごとに寝てしまう……こくこく(笑) 慈海いやぁ、11時を過ぎると30分ごとにでしょう。 安西あぁ、なるほど。 慈海小学校4年生では……。 安西寝るよね!(笑) 一同(笑)
そして、三陵。おそらく寝てしまうだろう彼女に救いの言葉。
安西動いたら教えてくれる何か、作っておけばいいんじゃないでしょうか。 GM人形さんか。 慈海……緊張感がない(笑) 安西これで、ピカチュウだったらどうしようって感じ。 一同(笑)
ということで、三陵は、ピカチュウを使役するようだ。
三陵じゃぁ、ピカチュウ折りましょう。 慈海お、折れるのか……。 安西ポケモン折り紙って、線の通りに折ると、ピカチュウができるやつあったじゃん。 GM知らなーい、そうなの? 三陵あるあるあるある。 GMじゃ、ポケモン折り紙で折ったピカチュウに。 三陵え。折れたかどうかの判定って 安西アレは線の通りに折ればいいから 三陵あ、そっか。(笑) GMあと、術だけ発動させてください。 三陵(ころころ)ぴかっちゅー♪(←発動したらしい)じゃ、「何かあったら起こしてね ぽんぽん」 GMぴかちゅー♪ 一同(笑) GMいわない言わない、紙だから。でも、そんな気がする。 三陵寝ます。
それでは、時間は戻って、8時ごろ。
外で待機している北沢。
北沢蔵山さんを呼びたいんですが? GM蔵山さん、蔵山さん、って向こうでいうと待たされて、電話に「蔵山です。」 北沢「以前の事件での北沢です。奥様と別れられましたよね」 GM「はい……。」 北沢「奥様が東京にいらっしゃるんですけど、こちらで、あなたが以前出会った、鬼と言うか、アレと同じ物がどうやら奥様に出会っているようで。」 GM「はぁ〜。」 北沢「娘さんが不安がっているようで、あなたに会いたいと」 GM「そんなことは、ありえませんよ。」 安西……やっぱ、こっち(刈野さん)かなぁ……。 GM「娘は、妻は、私を捨てたんです。」 北沢「例えそうだとしても、娘さん、かわいくないんですか?」 GMその問いには、相手からの言葉は返ってこないね。
「うーーーっ!!!」

電話の向こうから突然聞こえてきた唸り声。
調査員の声も慌てている。

「どうしたんですか、蔵山さん、蔵山さん!!」
「どうした!!」

電話があらぬ音を立て、ノイズが耳元を襲い続ける。

「うーーーーっ」
「蔵山さん!!」
鳴神あっちなんですか……。 安西うん。 北沢携帯は切れています? GM切れてはいない。まだ、通話中だけど、取ってくれてない。 安西もう1個電話見つけて、名古屋の支部にかけて人を回した方がいいんじゃないか? 北沢携帯は繋げたまま、公衆電話で国霊に「何かあったから行ってくれ」と言います。 GMはい、わかりました。しばらくして、携帯からさっきの調査員の声がします。壊れてるんでしょうけど、ざーーーっとした中で「北沢さん、北沢さん。」 北沢「どうした?」 GM「失礼しました。ちょっと蔵山さんが吐き気を催したんで、」 北沢「吐き気?」 GM「えぇ、気分が悪くなったみたいで。今は寝かせて安静にさせてます。今日は、このままついてるつもりです。」 北沢「動かせないのか?」 GM「翌朝まで待ったほうが。今は、安静に寝かせていますが。」
三陵が寝た後、少したった病室。
えり子が鳴神に声をかける。
GM「おきてる?」 鳴神「う、うん……」(かなり動揺した感じ) GMちょっと黙った後、「マフラー、受け取ってくれてありがとね。」 鳴神「あ、うん。そういやぁ、さぁ……お礼、言うの……お礼、言ってなかったからさ……。ほんと、あ、ありがとな」と。あぁ、もー、やばいーっ(笑) どつぼにはまるよ、●▲×■〜。(←言語表記不可能) 三陵人形さんが「何かあります」って起こしたりして。 一同(笑) 鳴神これは、何かある、の範囲なんですか? 安西/ぴかちゅーみくみく、これ、面白いよ、面白いよ〜 一同(笑) 鳴神君たち、これは大事な事件なんだよ!! 安西……ラブコメが?(笑) 一同(笑) 慈海これは大事な事件だね、確かに。 鳴神ちがうーー 安西一大事だね〜(笑) 鳴神そっちもーーー(笑) GM「実は、ね。あのマフラー編む前に、お父さんの誕生日に編んであげたんだ。」 鳴神「……。」 GM「今、ね。また、編んでるんだ。前のは、初めて編んだからぼろぼろになっちゃったものを渡したの。だから、今度ちゃんとしたものを渡したくってまた編んでるんだ。」 鳴神「あ、そっか。じゃ、絶対、渡さないと。」 GM「編みあがったら、またお父さんに会えるかな。」 鳴神「絶対会えるよ。」もーーーーー。 慈海会えるように、帝釈天に祈ってやれ。 鳴神帝釈天に祈ったら、戦勝祈願法で、らぶらぶが成就してしまうっていうことじゃないでしょうか。 一同(笑) 安西いや、ライバルがいないから大丈夫でしょう(笑)
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